平成の象徴の一つであるコギャル文化。


ルーズソックスやガングロやミニスカ、

アムラーなど挙げればキリがないが 私の青春の1ページでもある。



「SUNNY 強い気持ち・強い愛」という映画にはその文化や音楽が散りばめられていて、

何となく興味はあったけど見ていなかった。



2024年の2月は最悪の始まりで記憶がない。


サイコパスな旦那の二重人格の悪魔側との

最終決戦が行われていたからだ。


よくもまぁそこまでクソな人格が形成されるもんだな、親がクソなら子もクソという証明をきっちりしてくれている。


ボコボコにしてやった。

久しぶりにキレて訳がわからない状態だった。


そんな奴と結婚する私も結局クソなんだろう。


そんな始まりで生きているだけで精一杯で、

正常な精神を保つことができなかった。


ただ持つべきものは友達で、

遠方に住む親友に話を聞いてもらった所

めちゃくちゃ芯を食ったことを言われて

もうそれが面白すぎて死にそうな位爆笑だったのと、

離婚になるかもしれなかったので父にも話したら私と違う所で父がブチギレてしまって

「もうそれは離婚だ離婚だ!離婚決定!!」

と言われたのでなんかドン引きしてしまい、

旦那への怒りがなんだかなくなってしまった。


それから旦那は反省してる風を装っているけど

私は普通に接している。


そんな中彼は最近サブスクの動画配信で映画をよく見ているようで、この映画を見た後めちゃくちゃゴリ押ししてきた。


面白かったし感動して泣きそうになったと。


元々サイコパスな旦那は基本何を見ても泣かない。

ただ私を裏切り私を泣かせる度に少しずつ人間の心を取り戻してきているようだ。



そんな奴が邦画のヒューマンドラマをゴリ押しすること今までないのでとりあえず観てみた。


開始早々通学バッグをリュックにするスタイルとかアルバローザのショップバッグを斜め掛けする女子高生を観て泣いた。


アルバローザって当時コギャル達がこぞって買っていたロコガール向けのブランドなんだけど、

そのショップバッグがコギャルの象徴になっていて、当時の感情が完全にフラッシュバックした。


九州の中でもかなり田舎の県に住み、

アルバローザなんて福岡県まで行かなきゃないのよ。


高校生の私にとって福岡までの高速バス代往復も高いし、ブランドの服を買うお金も高いと感じる。

日帰りで移動だけで6時間かかってアルバローザを買いに行った。

服は1着しか買えなかったけどギャル雑誌eggを見て憧れていたアルバのショップバッグを手に入れた達成感はハンパなかった。


あーあんなビニール袋1つに必死になっていた時期ってめちゃくちゃ子供で可愛いなと。


ガングロにしたくて日サロを探したら

田舎だからボディービルダーの人用の日サロしかないし金額も高いので、

川でビキニ着てオイル塗って焼いていた。


ほんとバカだったなぁ…


そして家にも学校にも居場所が無くて、

家出したり学校サボったりカラオケに入り浸っていた日々を思い出した。


青春でもあり暗黒時代でもある。



めちゃくちゃ不景気な時代になんで女子高生があんな強い文化を確立したんだろう。


安室奈美恵にみんな憧れて細眉にしていたけど、

安室ちゃんだけの力ではないよな〜


改めて異常な文化で異常な時代だったなぁ…



あれから25年ぐらい経ったけど、

私はあの頃より幸せになっているのだろうか?


今あの頃の自分にもし会ったらなんて言うのかな?


「男を見る目は無かったけど、

家にずっと居たくなるぐらい家が好きだし、

ニャンコと居場所はあるからガンバレ😌」と

とりあえず励ますかな。


あの頃もボロボロ、今も違う角度でボロボロではある。

けど死にたいと思わなくなったのは

よかったことかな。


映画の中で薬にハマって友達を全て失う女の子がいる。

とりあえずあっち側に行かなかっただけ

自分は幸せなのかな。


旦那はあっち側に行ったけどあっち側にも染まれなくて、結果私を踏み台にしてこっち側に戻って人間に戻ろうとしている。


私が限界を迎えるのが先か、

旦那が人間に戻るのが先か。


もし息絶えたとしても人1人を人間に戻した

という跡は残るからそれでいいや。


今後は自分のために生きていきたい。