前回の続きです
私には2人の子どもがいます。
2人とも成人して家を出ていて、上の子は社会人、下の子は大学生です。
まずは実家に帰ってきた上の子に伝えることに。
私「お母さん癌になっちゃったんだよねー。貧乳なのに乳がんだよ(笑)」
上の子「え!?嘘でしょ!?入院?入院するの?入院中は猫どうするの!?」
心配するところ、猫かーーーーい
いやー笑った、深刻に心配されるよりずっと良かった。
私の性格をよく理解しておるな。さすがじゃ
私「猫はお父さんがいるから大丈夫。手術も長くても10日しか入院しなくていいらしいよ」
「手術したり脱毛したりしちゃうけどお母さん大丈夫だから。心配しなくていいからしっかり働きな」
上の子「お父さん仕事忙しいけど、本当に猫の世話できるの?」
ほぼ猫の心配で終わった
でもこの後、時々連絡をくれるようになった。
次の外来予約が1ヶ月先だと知った時には、
「ガンなのにそんなに放置していいの?転移しない?」
と心配してくれた。ありがとう、嬉しかったよ
母は大丈夫だ心配しなくていいから自分の人生をしっかり生きて。
次にテストが終わり、旅行を楽しんだ後を見計らって下の子へ電話
私「お母さん癌になっちゃったんだよねー。貧乳なのに乳がんだよ(笑)」
下の子「えっ!?えっ!?!? えー…う、う、うえーん」
下の子「泣いてない、泣いてないからねうえーん、グスグス
」
と言っていたけども、数分で立ち直る。
さすがじゃ
下の子「ステージは?治療計画は?抗がん剤は何を使うの?」
現役医療関係の大学生の頭の回転は速い、どんどん質問が。
なんとか質問に全部答えると、
下の子「ふー‥分かった。治療がんばれ。しかし問題はあるな。今使っているリウマチの自己注射と抗がん剤は全く逆の働きがある場合があるんだよ。そこんとこ、リウマチの主治医にしっかり話して薬剤を変えてもらって」
と素晴らしいアドバイスをくれました
下の子は中学生の頃から私のリウマチの注射のパンフレットを読んで、
ふむふむサイトカインが‥などと自分で調べたりしていたなぁ。
ちなみに私はチンプンカンプン
深く考えず、子ども達の弁当を作れる体を維持するために、せっせと自己注射を続けていたのでした。
その後、私の基礎疾患である「リウマチ」は下の子の進路を決める際に三者面談の場で何度も登場するのであった。
将来の夢を決めるきっかけの1つになったんだね。
リウマチの活動期は痛くて痛くて、特に夜中に痛みで眠れず唸ったりしていたけど、悪い事ばかりではありませんでした。
そしてほぼ帰省しない下の子が、翌月帰ってきてくれたのでした
続く