前回の続きです
夫と2人確定診断を受けた後の、私の頭の中。
ふむふむ。
治療は手術と抗がん剤、ホルモン療法が必須で、最低でも2回は入院だ。
入院中はいつもの生活ができないのかー…
と考えていると、
毎日のなんでもないいつもの平穏な生活。
大切な時間だと気付きました。
当たり前って当たり前ではないんだなぁと。
いつも通りの生活ができている事への感謝の気持ちが湧いてきた。
これはすぐに夫に伝えたい!
せっかく一緒にいるし、今すぐ言おう。
病院から事務所までの15分ほどの道のりで、運転しながらだったけど
私「忙しいのに、一緒に診断聞いてくれてありがとう」
「入院するの、嫌だなと思った。それって家が幸せだってことだよね。幸せな生活 をさせてくれてありがとう。全部あなたのおかげだよ。私はなんでもない毎日が1番幸せ。」
ちゃんと言えた。
口に出すと感謝の気持ちが込み上げてきてちょっと涙が出ました。
運転中だから危ない、と気を引き締めて涙は眼球で吸い込む
この気持ちはずっと忘れたくないな。
夫「そんなの言わなくても見てれば分かる、大丈夫。うちの家は命に縁があるから絶対に大丈夫。長生きできる。治療の期間は長い人生の中でちょっとだけだよ、がんばろうね。」
20年以上夫を見てきたので、慰めではなく本心だと分かります。
ありがたや、あなたも体を大事にしてね
そして結果報告を待っていてくれた兄姉にも伝える。
2人とも最初は絶句していましたが、、
「転移は?転移はなかったの?ステージは?」
「必要な物はなんでも買ってあげるから」
「脱毛しちゃうのか‥ウィッグ買ってあげようか」
「治療すれば絶対大丈夫だから、髪の毛はまた生えてくる」
「長兄より先に死ぬのは許さないよ」
「夫君今仕事忙しいでしょ?入院の送迎しなくていい?何日から入院?」
「え!次の外来そんなに先なの?なんでー!?」
どんどん言葉が飛んでくる
そして2人とも「絶対に治るから、がんばろう。応援してるから!」
と励ましてくれました。
頑張れと言われるのがダメな人もいると思うけど、私は大歓迎。
私は幸せ者です。
治療がんばるぞ!!とムクムクとやる気が湧いてきた
2月に告知を受けて、4月に手術が終わり現在は放射線治療中です。
皆のおかげでずっと食欲旺盛、夜もしっかり眠れる。
落ち込むことはなく過ごせています
続く