2003年10月16日
インド女一人旅17日目、バラナシ1日目
クレジットカード会社のお姉さん
「アグラの○△カーペットで
125,000ルピー使用されておりますね。」
?!
聞いたこともないお店の名前。
やはり勝手にカードを使われていたか…
私はカード会社のお姉さんに、インド人と仲良くなり彼らの家に泊まったが、何も購入していないし、勝手にカードを使われたのでキャンセルして欲しいと説明した。
お姉さんからは「調査するのでまたかけ直してくれ。」と言われた。
取り敢えず電話を切った。
…
それにしても…
クレジットカードを奴らに渡した時点で、こうなるとは思っていたが…
正確にいくらなんだ??
計算機で125,000ルピーを円に換算してみる。
31万2500円…高過ぎる
実のところ、10万円位なら自分があほだったということで、勉強代として忘れようと思っていた。
奴らが私の自宅に送った(であろう)カーペットを、ヤフオク!で売れば少しは足しになるだろう。
果たしてインドの絨毯が需要があるのかどうかは知らないが。
なぜ31万??
直ぐに思い当たった。
私はクレジットカードのひと月の使用限度額を40万に設定していたのだ。
この旅行の直前に購入したインド往復航空券代と、ムンバイ→ウダイプルで購入した航空券代を40万から差し引くと、丁度31万2500円になる
奴らはきっと限度額いっぱいまで何度かカードを切り直したのだろう。
今頃、ラジャもサニーもあそこにいたインド人従業員らも全員、
「日本人、ばかねー。気が弱くて、すぐ騙されるねー」
などと言いながら、酒でも飲んでるに違いない。
奴らのノートには何十人もの日本人、数人の韓国人(なかにはオーストラリア人も)のクレジットカードとパスポートのコピーがあった。
日本人が国民性的に1番騙しやすかったであろうことは想像に難くない。
これまでもずっと「駅が閉まっている」と嘘をつき、家に泊め、断りにくくなる状況を作り、クレジットカードをコピーし、大金を手に入れてきたのだろう。
一人当たりから10万円騙し取っていたとしても、もの凄い金額だ。
しかもインド人の大卒初任給の平均月収は4万円なのだ。
…
許さん
騙したお金でのうのうと豪遊しているのも許せないし、旅の途中で奴らの都合でずっと足止めされていたのも許せない
お金はまた稼げばいいが、時間は二度と返ってこないのだ。
私は誓った。
あそこに記載されていた全日本人の名誉と、無職女の貯金額にかけて…
必ずや、
全財産、取り戻す
当時のレート:1ルピー=2.5円
(フツーは上げて海外旅行に行くけど…)
インドに行く時だけは、カードの限度額を下げてから行こう