本日もご訪問いただきありがとうございます。
手術の痛みについて記します。
メスを入れる手術は痛いものです。
最近肺の一部を切除したばかりなのでよくわかります。
わたしの場合、術後もしばらくは手術の際に背中に入れたカテーテルから硬膜外鎮痛薬を術後鎮痛のために使っていただきました。
PCA(患者自己調節鎮痛)ポンプ という患者自身が痛みの程度に応じてボタンを押し、適切な量の鎮痛薬を投与できる装置があるのです。
この鎮痛薬のおかげで、術後の痛みに苦しむことはありませんでした。
(手術を控えていらっしゃる方、ご安心ください)
痛みのコントロールは本当に大切なことです。
もちろん猫はPCAポンプなど使えませんが、
わたしたちは動物福祉の観点からも動物の痛みにもっと注意を払わなければならないと思います。
地域猫ボランティアをしていて、いつも胸をいためるのはTNRです。
外の猫はオスなら去勢手術当日に、メスでも避妊手術翌日にはリリースするのが一般的です。
不幸にして妊娠していた猫は堕胎を選択することが多いです。
そんな時、飼い猫なら、もっと手厚く術後管理をしますよね。
でも飼い主のいない猫の場合は、保護する場所がない、費用もない、そんな人間の都合ですぐにリリースしているのが実情で、本当に嫌でしかたありません。
わたしは長年地域猫活動に携わって来ましたが、
TNRには動物福祉の観点はないと思います。
行政は人間と動物の共生をはかる、などと言いますが、実際は人間の生活圏を整えるための方策に過ぎません。
そのように考えているので、うちにいる猫はどうしてもリリースできなかった子たちばかりです。
わたしは他のボランティアさんにも、暑さ寒さの厳しい時期にはTNRを勧めません。
せめてなるべく穏やかな季節に手術をしたいと思っています。
そしてできるだけ保護期間を取って安全を確認してからリリースをするようお願いしています。
甘いことを言っている、そんなことでは野良猫が増えるばかりだと、お叱りをうけるでしょうね。
でも、これは人間の都合でTNRをしていることへのわたしのささやかな抵抗です。
リブログさせていただいたのは、獣医師の先生の去勢、避妊手術の際の痛みについての記事です。
本当に動物のことを考えてくださっているのだな、と感動しました。
飼い猫だけでなく、飼い主のいない外の子たちにも、同じように疼痛管理をしてあげたいと思いました。