昨今、奢る奢らない論争で盛り上がっている。男女の悩みはいつの世も尽きない。悩みを少しでも解消したい方はこの本をぜひ読んで欲しい。生物学の観点から、男女生物としての役割の違いについて書かれている。筆者は、仲良くするためには男女の性差を正しく認識し、異性を尊重して付き合うことが不可欠だという。そのために生物学を研究してきたのだ。
男女平等は政治や道徳の話、男女の本質的な違いは科学の次元である。はるか昔の時代、男が狩をしてた時代まで遡る。男は狩で獲物を捉え、家族に食糧を与えていた。このことから男は他者に食糧を与えたいという生物的本能が備わっている。逆に女の欲求は男からの愛を確かめたいということだ。自分と家族を見捨てず、生きるための食糧を持ってくる男かどうか見定める習性からきている。
本書では、女性とのロマンスを育むことができる具体案も書いている。例えば、食べさせることで女性の本能を刺激するのだ。ご飯に連れて行く、食事の皿をとる、など食の提供の観点ならなんでもいい。また、火をたくことも効果的である。コンロをつける、ライターを灯すなどによって、原始時代に暖をとっていた焚火を思い出して本能が刺激される。ほかにも花を送る、踊る、チョコとシャンパンを与えるなど、色々なことが書いてある。
ここ100年で男女の役割が激変した。だが人間の本能がそれに適応するにはあと100万年かかるらしい。離婚や喧嘩を防ぐには男女がお互いに生態を理解し、異性目線で異性に想いやりをもって生きることが大切ではないか。