ふと想い出す、あの景色 | 山川咲の解放区blog

ふと想い出す、あの景色

においとか、音とか、言葉とか、感触とかで
ふと想い出す景色がある。

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会社を辞めて色んなものを振り切るように
向かったオーストラリアの地。

来る日も来る日も、照りつける強い太陽と
真っ赤な土と、広くて青い空、輝く海を見ながら
その先にある何かを、目指してどこまでも歩いた。

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往復の飛行機の日程と場所だけしか決めず、
歩いては止まり、心のなかにある全てを
一冊のノートに書き綴りながら。

二度とできない旅。
そう、あれはきっと人生でたった1度の旅だった。

使わなくなっていた、ありったけの愛嬌と度胸で、
自分の人生を、可能性を、願望を、
全身で全力で、探そうとした旅。

ヘッドフォンで清水翔太のJohnnyを聞きながら、
どこまでも続くような大地を走るバスに揺られ、
頬杖をついて私はその景色と自分の過去とを
交互に見ながら、漠然と未来を想った。

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時に涙しながら、時に感謝を込めて、
時に不安だらけで、時に自信に満ちて。

今でも、あの曲を聞くと想い出す。

生まれてきた理由、人生の意味、
これからの目的地、未来のイメージ…。

何回何十回と聞いたあの曲は、
これは人生の旅だということを
いつだって教えてくれた。

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そして多分、今も人生の旅は続いている。
いつだってハプニングとラッキーと少しの度胸と
そのすべてを楽しめる心で乗りきったあの日々。

きっと今だって、えいって動けばきっと、
あの時勇気を出した旅があるから今があるって
そう言える未来が、すぐそこに待っている。

立ち止まったら、誰にも何にも出会えない。
バックパッカーの気分で行こう

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