止まらない好奇心♡ | 山川咲の解放区blog

止まらない好奇心♡

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まっ白だった光がオレンジに変わっていく。
今日も私は飽きもせずに夕日を見ようと、
海辺までの道を自転車で走る。

あんなに昼間輝いたあとで、最後まで必死に
輝こうとする夕日ってなんだかかっこいい。

最後の瞬間にもっとも赤く、全てを染めていく
太陽の懸命さ。一途さ。

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燦燦に輝く太陽の下でははしゃいでいられるのに
夕日を見ると浮ついていられないところも好き。
自分の中にある本当の気持ちと向きあわせてくれる。

とりつくったり、誤魔化したりできない。
その真摯さが私の心を落ち着かせる。

太陽が沈みきった海を後にして、
夜は現地にいる友人と久しぶりに飲んだ。

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「気がついたら日々をなんとなく過ごしてた、
 っていうことが私にとっての恐怖なの」

そう話す自分の言葉を聞いて、
自分でなるほど‥と思う。

今日という日がなんとなくすぎること、
神経を研ぎ澄ませていない日々を継続すること、
変化がなくものごとが維持されること、

それは、
自分がそこにいる意味を成さないことに思える。
そして私にとってのそれは死んでいる感覚に等しい。

だから私は向き合い続ける、自分という存在に。

いつからか私は、
自分という存在を多分とても愛していて、
期待もしているんだと想う。

だから、
曖昧にしたくない。
適当にしたくない。
この自分自身を探求し続けたい。

私にとっての一人旅はそんな私のなかの
深い欲望を教えてくれたもの。
それをいつでも思い出させてくれるもの。

人との間の妥協点ではなく自分の意思で
物事を決めていくって言うことは、
すごく大変で、だけどすごく素敵。

自分で全てを決めてみると、
自分の力と無力さの両方に出会える。
生きている感覚を取り戻せる。
新しい自分の一面に驚ける。

勉強をして、恋をして、仕事をして、旅をして‥
最後に残るのはいつだって、自分という存在だけ。

「結局は一人」という、ネガティブというより
潔い事実を見つめて、生涯自分を探求し続けたいと願う。

30年近く付き合っていながらいつまでも
未知で在り続ける自分自身への好奇心。

決して誰にも理解しきれないシンプルだけど複雑な
奔放だけどすべてを見せない、強さの中に脆さを湛える、
そんな自分自身を、いつでも私は一番近くで、
見て、感じて、理解していきたい。

日は浅いけど何でも話せる人、
暗闇にうっすらと白く光る波、
遠くで歌手が歌うハワイアンソング、
つま先を伸ばすと触れる砂。

それらを感じながら近くて遠い自分の人生を想う、
気持ちのいいビーチサイドバーで更ける夜。

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