７月、始動の時。

真剣にやっていると、
新しいことをやると、
高みを目指していると、

いつも見過ごしていた自分に出会う。

自分って生真面目で目の前のことにやっぱり一喜一憂するな。
自由は好きだけど一人じゃ仕事ができないタイプだな。
やるからにはやっぱりすごいことしたいんだな。

静かに自分を振り返った３ヶ月を明けて、
いよいよ７月からは始動の時を迎えた。

私はオーストラリアに行く前、不安の中で
もがくようにして生きていたかもしれないな。

「もっと幸せにならなきゃ、
　もっと力をつけなきゃ、もっと誰かとつながらなきゃ、
　もっと自分のやりたいことをみつけなきゃ、
　もっともっと…」

そう思ってた私は不安だったし、あのままじゃ
いつまでもそれが満たされることなんてきっとなかった。

でも、オーストラリアに行って
私は気づいたんだよね。

「あぁ、もう全て私の手にあったんだ」って。

一人旅してホステルを泊まり歩いて、
シンプルに毎日を楽しんで生きて、
いっぱい泣いて笑って気付いたのはそんなこと。

私は幸せだったし、一人じゃなかったし、
力もスキルもあったし、やりたいことも、
人にはない自分らしさも、もう既にあったんだって。

「比較やしがらみや、いろーんなものから解放されて
　本当の自分に戻って、歩き出すこと」

きっとそのことを伝えたくて解放区というキーワードで
活動をすることを決めたし、今のこのフェスを
やるんだろうなってストンと譜に落ちた。

みんなが自分に帰って、自分が持っているものを知って、
「なんだ、私は大丈夫なんだ」って思えて、
そして前に進むスタートラインになったらいいな。

始動の月、７月。

今月は既に、違うお仕事もどんどん決まっているし、
人が会社という枠組みに囚われず働けるスタイルも
いろんなご縁の中で研究をしている。


進みだすと不安になることも増える。
でも、私は前に進んでいることを、
自分自身で忘れないでいたい。

「何があっても大丈夫だよ」って、
「失うものは何も無いじゃん！」って
自分に言い続けられる自分でいたい。


《フェスの下見で》区役所や地元の方への交渉