なんですかあなた方は!!
・・・っと言われました。
現在、契約を勧めている事務所の斡旋をしていただいている河原町の不動産会社AのI社長の言葉です。
契約も融資が決定して、契約書も連帯保証人2名の捺印と印鑑証明と住民票(←なぜ必要かわからないけれど)も渡して月曜日の入金を待つだけになっていたところ、昨日「賃貸保証委託申込書」をかみさんがAから預かってきました。かみさんは「これが通らないと入居できない」と聞いていたので、とりあえず預かってきました。
そして、昨日の夕方その「賃貸保証委託申込書」についてちゃんとした説明を受けていないし、その申込書の「ご本人について」のところに【本申込書の内容に相違ありません。】と書いてありましたが、そもそもこの申込書はこの賃貸保証の代理店である不動産会社Aしか記載されておらず、物件について一切未記入のまま渡されていました。確認のため、電話をしたところ不在だったので「賃貸保証委託申込書の件で・・・お電話下さい」と留守電に入れておきました。
今日になって、午前中は八代へお仕事に行っていましたが電話が無かったようなので、こちらから電話をしてみました。
I社長「今電話しようと思っていました」
ちゃかい「賃貸保証なんとかという申込書を昨日妻が預かってきたのですが、これはなんですか?」
I社長「(賃貸保証委託申込書の説明)あの一帯の方々には条件として入っていただいています。」
ちゃかい「そう・・・なんですね。でしたら、頂いた申込書が白紙同然なのでちゃんと物件概要などを記載していただけますか?」
I社長「えっ?」
ちゃかい「本申込書に相違ありません。と書いてあるのでちゃんと記入してないと書けません。」
するとI社長は、
I社長「なんですかあなた方は!!人のあげ足を取るようなことして(中略)そんなにいろいろおっしゃるならもうよかです。私はおたくのためにいろいろしてやりました。家賃交渉したり、印鑑もらったり・・・なんでそんなこと言うんですか?」
ちゃかい「は?申込書にちゃんと記入したものを頂きたいと言っているだけですよ。」
電話の向こうでは聞こえるようにため息ついたり、「今お客さんが来て話しているんですよ。おたくのせいで待ってもらってるんですよ。ねぇ○○さん」
押し問答にもなっていたので、
ちゃかい「でしたら、のちほどかけなおしますので・・・」
と言って電話を切って10分くらい経ってから電話がありましたが、あいにく私は電話中でキャッチをとることはできず。
電話が終わってから電話すると
ちゃかい「スミマセン。電話中でした。」
I社長「さきほど電話するとおっしゃったではないですか?わからないことがあれば文書にして持ってきてください。」
電話で十分分かるレベルと思うんですが、かみさんに文書を作ってもらってI社長が確実にいる時間ということで17時に不動産会社Aへ。
すぐにその文書を見せました。その内容は「賃貸保証委託申込書について【物件について】の記入のお願い」「なぜあげ足をとるようなこととおっしゃった理由」を書いておきました。
申込とはいえ、印鑑を押すものだしこういうものはちゃんと記入して当然と思うのですが、不動産会社Aでは
書かないことが普通
だそうで、今回のように言われたのは初めてだそうです。
それから今回私たちが融資条件があったので契約の仕方がいつもと違うからだとか、電話でおっしゃったような家賃交渉や家主に印鑑をもらったり(←それって当たり前のことだと思いますが、あたかも普通はしないようなことをおっしゃってました)したことをI社長&奥さんが記入しないことの理由ではないことを延々と話されていました。
そして幾度も今回のようにおっしゃるのは初めてですと言われました。
私もこんな不動産業者初めてですと答えました。熊本の不動産業者はホームページのお客様は別として今まで3社住居でお世話になりました。今まで一度もトラブっていませんし、書かないことが普通だとか説明しないのが普通というのはなかったですね。
今回のようにお願いしたら「あっスミマセン」とすぐに対応していただいていただけに驚きの連続でした。
最後に奥さんに賃貸保証委託申込書を渡して
I社長「もう言っても無駄だけん、これ書いてやって」
話の節々に「してやる」「してやって」とありました。それが全てなのかなぁと思いました。「させていただく」という意識がまったくないようです。だからちゃんとした謝罪の言葉もなかったのだと思います。(←逆ギレ状態でいう謝罪は誠意がまったく見られませんでした。しかも、お客である私たちの前で舌打ちしてましたし)
私たちが帰るときも奥さんは挨拶されましたが、I社長は一切無し。
久々の反面教師になりました。かみさんからも「将来あんな風にならないでね」と言われました。
この不動産会社Aへ行くまではもう契約破棄の気持ちでいましたが、I社長を見返すためにも新しい事務所で成功したいとかみさんと二人で決めました。
でも、このイライラはまだ払拭できないです。
責任転嫁する不動産屋
店舗デザイン設計のM氏と打ち合わせで出掛けるようになったので、先日見に行った河原町商店街の物件を一緒に見ていただこうとその不動産会社に電話してみた。
ところが不動産会社の社長は不在。奥さんらしき方にそのことを伝えることに。
数分後、席をはずしている間に電話があり、かみさんが電話をとると思ってもみないことを言われた。第一声が・・・
不動産会社「借りる気あるんですか?」
かみさんも驚いたようで、家賃や改装費用が分からないと借りれるか分からないと答えた。
先日物件を拝見したときに「家賃と坪数を教えて下さい」と質問して2、3日中に返事してもらうことになっていたのにまだ返事がなかったのにいきなりそんなこと言われたので、その話を聞いてすぐに電話をかけると、わけの分からないことを言い出した。
不動産会社「借りる気が無いなら、家主さんに交渉に行けないです。」
↑今さらそんなこと言うの?家賃が分からないのに借りる人いるの?そちらの都合を押し付けないで。
不動産会社「改装費用などもあるから、支払いができるか考えて下さい。」
↑だから、見せていただいて改装費用を出そうと思って電話しているのに・・・。
不動産会社「ここでやろうという積極的な気持ちを見せて下さい。」
↑何を見せたら良いのやら・・・。下見もして、平日に時間を取って物件を拝見して、条件を聞いて、質問を積極的にしていたのにそんなこと言うの?
不動産会社「お金を払えば貸しますという話ではないです。」
↑「お金出すから口は出すな」みたいなことはひと言も言ってないし、まだ一回しか会ってないのに、ちゃかいのことを悪いほうに決めつけてるかのように聞こえる。
そんなことを言うのに、「それは、私にその物件は貸せないということと受け取っていいのですか?」と聞くと
不動産会社「いや、借りてほしいですよ。でも・・・」
・・・とまた同じ話の繰り返し。挙句の果てには「せめて先日教えていただけなかった坪数くらいは教えてください。」と聞くと、
不動産会社「平米数ですね。測れば分かります。」
という始末。私が聞いてから数日経っているのに何もしていなかったんだね。
そして、唯一不動産会社さんからの質問で
不動産会社「私、間違ったこと言ってますか?」
と聞かれたので、
ちゃかい「間違ったこと言ってます。」
と。そして、かみさんへの「借りる気あるんですか?」発言についても
不動産会社「一切、そんなことは言っていません。お客様のためにそんなことは言いません。」
と言うので、
ちゃかい「仮に言ってないとしても、少なくとも妻はそういう風に受け取っていますし、私も今までやりとりでそういう風に聞こえています。」
最後は謝罪の言葉もあったが、なんか不動産会社さんの怠慢でこんなことなっているのに責任転嫁しているのがよく分かった。でも、とりあえず今日は行けないのでその旨を再度電話して、今度M氏と一緒に再度物件を見ることに。一応日時を伝えたものの、それすら心配
せっかくの努力をぶち壊す女
これは私に対して起きた話である。
賃貸斡旋係から情報開発室へ異動してしばらくしてからのある日曜日。当然のことながら、私は自宅でくつろいでいた。そこへ・・・。
「ルルルルルルル・・・・」(まだピッチが出てすぐのころだったので、着メロなんて無かった時代)
「もしもし?」
「おうっT(上司)だ。お前、S(物件名)に住んでいたよな。まだ退去してないから、お前の部屋をお客さんに見せるから。」
「えっ?」
「20分後に向かってもらうから。」
「!!!!!」
そんないきなりもう決定した状態で電話されて、しかも午前中だったし部屋片付いていないし、大慌てで部屋を片付け、ユニットバスも掃除して・・・
当時住んでいたのは6帖の洋間にキッチン2帖、3点ユニットなんだけれども、収納が無いからリフォームでクローゼットがあったので、実質5帖の1Kでした。しかも、私は部屋を有効に使いたいと思って布団にしていたにも関わらず、その布団が折りたたんでもクローゼットに納まらないということで、普段はその布団にシーツをかけてそれにもたれてテレビを見たりしていた。
レオ○レスに住んでいた先輩の部屋を真似て、狭い部屋を最大限使えるように配置も換えて結構一人暮らしにしては満足のいくスペースが作れていた。
・・・20分後
来たのは母親とその息子と日曜日だけ出勤するあまり面識ないパートのおばちゃん。さっそく部屋へ通すと
母親「狭いね。」
息子「うん。」
母親「これじゃ。住めないね。」
息子「うん。住めない。」
ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと休みの日にいきなり電話で部屋を見せてと言われて、大急ぎで20分で部屋を掃除して、そして最近満足しているこの部屋。そして、そこに住んでいる本人を目の前にそんな発言ありかよ!!
さんざん言われて、パートのおばちゃんと別の安い物件へ行ったときにはかなりムカついていた。
ちなみにその物件の家賃は32,000円。その次の物件は34,000円くらいだったと思う。
「だったら、金出してもっと広い物件にでも住みやがれ!!」
怪しまれる男
この話は先輩から聞いた話である。
ある時期に物件のベランダの横にあるハシゴから出入りする若者たちがいたらしく、入居者たちがとても迷惑がっていました。
その中でも二十歳前後の女性は特に敏感になっていたらしく、引越しまで考えていたくらいそんな若者たちのハシゴによる出入りは怖かったようだ。
ある日のことその女性から管理係の先輩に電話があった。
「あの・・・隣の部屋のベランダに、はげた小太り中年の人がいるんですけど・・・怖いです」
先輩はすぐに不在だった管理係の係長へ連絡をした。
係長「はい、K(係長の名前)です。」
先輩「Kさん、○○(物件名)のベランダにはげた小太り中年の人がいるって!どうしようか。」
係長「それって、私のことかね?」
・・・そう、係長はその女性の部屋の隣の入居者のエアコンの室外機の調子が悪かったので作業をしていたところだった。
たしかに係長は「はげた小太りの中年」だった。間違いない!!
こんなこともあったな(vol.3)
繁忙期前のことだったと思う。
マイルームガイド (賃貸物件の情報誌)を見ての問い合わせがあった。当然のことながら、物件へ案内するための話をして、来店していただくことに・・・。
2時間後くらいに40代くらいの女性と20前後の女性がやってきた。おそらく誰もがその二人を見たときに「親子だな」と思うはずである。しかし、違ったのだ。
「彼女うちの店で働くの」
実は親子ではなく、経営者と従業員の関係だったのだ。来店カードの内容を見ると水商売関係の仕事をしているようだった。
私が所属していた会社は結構堅いところ(家主代理をしている手前)だったので、家賃の支払いが滞りそうな職種(アルバイト、水商売など)は入居申し込みすらできないのである。(今は知らないけれども)
しかし、私はまだ新入社員だったこともあり、そんなことも知らずに物件へ案内に出た。
物件は鉄筋コンクリート4階建(くらいだった)の2DK。しかしながら、3点ユニットバス※ということもありなかなか決まらない部屋でもあった。
従業員の女の子は笑顔も見せずに経営者の言うことにうなずくだけで、とりあえず物件は決まりそうな感じだった。事務所に戻ってすぐに申し込みを書いていただいて、入居審査を行なうための住民票などを持ってきていただく説明をした。
書類は翌日には揃えて持って来られたので、すぐに管理係へ入居申込書をFAX。約1週間(本当はそんなにかからないけれども)で審査の返事が返ってくる。
さらにその翌日、管理係の係長が私がいる支店にたまたまやってきた。
「例の水商売の女の子。審査厳しいそ。」
「えっ?そうなんですか?」
「水商売の女の子は逃げることがあるから・・・。うちは家賃の立替もするからリスクがあるやろ。」
「そうですね・・・。」
審査の条件が厳しいし、これは駄目かなぁと思っていたところ・・・。
「その女の子。美人?かわいい?」
「えっ?」
「ちゃかいさんがそういう風に思うのであれば、審査通しても良いけど・・・」
「????」
どうやら、男の心情としてかわいい女性や美人の女性の斡旋担当をした場合、延滞などあってもちゃんと入金を促す動きを一生懸命するらしいのだ。それを狙っての係長の一言だった。
「う~ん、かわいいほうだと思うんですけど・・・」
正直、タイプでもなかったのであまり気にしていなかったのだ。
結局、審査は通してもらい入居決定。あれから10年・・・もう退去しているだろうけれども、延滞など無かったかな?
※3点ユニットバス ひとつの部屋に浴槽、洗面、トイレが一緒のもの
その名にふさわしくない物件
物件にはそれぞれ独特の名前がつけらている。
たとえば西岡さんであれば、英語にしてしまうというパターンでウエストヒル、地形と地名を組み合わせた名前であればヒルズ高峰などがある。
繁忙期を前にした秋口のこと。その家主様がやってきた。
ドアを開けていきなり、
「%△?&$Ω*(よく聞き取れなかった)です。 部屋が空くのでお願いしま~す。」
「は、はい」
名前も良く聞き取れず改めて聞こうと話しかけようとしたところ、続けざまに
「去年はね。何戸か決めてもらったけね。(北九州弁:もらったからね)今年も決めてもらわないといけんけ(北九州弁:いけないから)チラシまで持ってきたよ。」
心の中では
「わかった、わかったからこちらから聞きたいことを聞かせてくださいよ。」
と思っていた。
その家主様は年頃60歳前くらいのめがねをかけた小太りの女性で、顔は白く・・・いやピンク・・・白地にピンクの・・・とにかく化粧が濃かったことを非常に覚えていた。
その体系をかわいく表現した物件名だったのだろう。
「ひよこハウス」
そう思わないとなぜそういう物件名にしたか、まったく「ひよこ」に「ハウス」を組み合わせたかがフシギでたまらない。
ちなみにその物件を一回だけ紹介した。各部屋が隣の部屋とつながっていた。普通の戸建の物件などで続き間になっているのを各部屋にしているだけだった。
あれは誰も住みたいと思わない・・・というか紹介したくない。紹介したお客様も思わず苦笑いして、その次の物件で決めてもらった。
だめだこりゃ。
闇の中の部屋
夏のある日、某人材派遣会社様から物件指定で契約を頂くことになった。私は直接担当ではなかったが、支店長から指示を受けてあとの契約処理を行うことに。
契約になった物件は某大学から山方面に5,600mほど上がったところにある物件である。
すでに退去になった部屋で101号室と102号室の契約になっていた。
そんなある日、支店長から
「部屋の準備ができたかどうか確認してきて。よかったら鍵ももらってきて。」
ほかの不動産会社はどうか知らないが、その不動産会社は基本的に契約してから1週間かけて、畳の表替えやクロスの張替えなどを行なっていた。
私は普通に指示通りにその物件へ向かった。
・・・ 出発から20分後にその物件に到着。業者さんがクロスの張替えをしていた。
「お疲れ様で~す。○○センターで~す。」
いつも通りに部屋の奥にいた業者さんに聞こえるように挨拶をしながら、中を見た。
「・・・あっ・・・真っ暗・・・」
そうです。この部屋(101号室)というか、1階は南側にある土地が高いため必然的に陰になってしまい、昼間でも電気をつけないといけないくらい真っ暗な部屋だった。こりゃ健康に悪いだろうなぁなんて思いながら、
「いつくらいに全部終わりますか?」
「今日中には終わります。」
「鍵は何本ありますか?」
「2本あります。」
「じゃあ、1本○○支店に持っていっていいですか?」
「いいですよ。」
「作業が終わったら、残りの1本○○支店に持ってきてもらえますか?」
「わかりました。」
一連の話が終わって、玄関にある下駄箱の上にあった鍵を取ろうとしたときに一枚の紙があった。それは、退去の際に管理係が業者さんに物件名や部屋番号、鍵番号などを知らせるための紙だった。そこには退去理由も書いてあった。私はそれを見て怖くなった。
・・・退去理由
「本人死亡のため」
やはりこんな部屋だと何らかの問題が出てくるのかも・・・。
斡旋だけではなくプライベートまで担当させるお客様
入社1年目の冬のこと。繁忙期で忙しい日に一組の親子(父親、娘)がやってきた。
近くの女子大に入学が決まったので、住む部屋を探しに来られたのだ。
来店カードに記入いただいたときに「熊本」と書いてあったので、当然のことながら
「私も熊本出身なんですよ。」
なんてことを言って話を盛り上げていた。熊本の人が県外に出るとき、かなり高い確率で福岡県に行っていると繁忙期の経験上分かったので、それをネタにお客様と話すことは多々あった。
さて、物件は3物件紹介。賃貸斡旋するときのパターンというのがあって、3物件紹介するときには中くらいに良い物件を最初に、一番良い物件を次に、最後に捨て物件と回るのだ。
最初にレ○パレスを紹介。学校から少し離れているが、見た目きれいだし、女性が好きそうなつくりなので、当時特に勧めるつもりはなくとも決まっていたので、もしかしたら当時会社で一番決めていたかも(!?・・・ただし繁忙期だけ)
次は学校のすぐそばで女性専用の物件。しかもオートロックで南向きの9帖のフローリング。大人気の物件で予約まであるくらいだ。当然のことながら、紹介中の親子も「うんうん」と納得していた。
そして、最後に捨て物件。しかもこの物件、私が住んでいた物件だったのだ。
この物件を紹介するときに、
「この物件は私も住んでいるんですよ。北向きの部屋なんで洗濯物乾かないんですけどね(苦笑)」
と説明しつつ、空いている部屋(全部同じ間取りなので、実際は違う部屋)で説明をした。
すると・・・。
「この物件にします」
「えっ?」
すると、お父さんも
「あんたもおっとだろう(あなたもいるんでしょう)」
・・・ということで意外な展開。とりあえず物件が決まったところで一安心した。この契約については「こんなこともあったな(vol.2)」にあったように退去予告が入ることを前提に部屋を決めていたのである。それから2ヶ月の間に退去予告が入り、契約書類も取り交わし順調に契約が進もうとしたとき、改めて部屋番号を見てみると・・・。
「あっ俺の部屋の向かいだ!!」
さすがに素行がバレるのは恥ずかしいので、ちょっと嫌だったけれどもとりあえず普段ほかの部屋の人と会うこと自体が稀だからいいやと思いながら契約が完了した。
それから更に一ヵ月後・・・。
会社が休みの日曜日に買出しに行こうと部屋を出て、鍵をして階段へ行こうとしたところ・・・。
「あっどうも!!先日はお世話になりました!!」
契約した親子がちょうど引越しをしていて、お父さんが私に気付いたようだった。
「あら、向かいの部屋だったとですか。娘ばよろしくお願いします。」
「あっ、はい。」
半ば強制的に娘さんの面倒を見なければいけないようになってしまった。
その翌日か翌々日の夜にさっそく部屋のチャイムが鳴らされ、その娘さんとその弟さんを連れて小倉の街を案内することに・・・(未だになぜそういう展開になったかは不明)
特別かわいい娘ではなかったので、特別意識もしなかったけれども何かあるごとに、その友達の部屋探しの相談などを受けていた気がする。挙句の果てには、寝ているところを起こされて、女子大生を紹介されたりしたこともあった。友達の女の子のクレームを受けたこともあった。
でも、会社を辞めるときに何故か友達とプレゼントを買ってきてくれて
「今までありがとうございました。」
と挨拶に来てくれた。何かちゃんと対応してて良かったと思った瞬間だった。
でも、斡旋したお客様が向かいに住んでいるというのはなんとも疲れます(苦笑)
止めるに止められないクレーム
前にもお話したが、私が住んでいた物件は当然のことながら管理物件である。
だから場合によってはクレーム対応をする部署ではなくてもクレーム処理をしなければならないこともある。
ある日のことである。同じ物件に住んでいる私が斡旋した女の子からこんなクレームがあがってきた。
「夜中になると下の部屋のオーディオの音がうるさい」
入居者は某国立大学生を中心に、18才から20歳がほとんどで、間取りは1Kで60戸くらいあるマンションだけにそのオーディオのうるささというのは両隣の部屋は当然上だけでなく、斜め上の部屋や向かいの部屋など影響があるのだ。
ん・・・?待てよ。そんな若い人がたくさん居るってことは・・・。
それって・・・、それだよ。それそれ。
でも、音量を上げたくなるのもわからないでもないんだけど、夜中って言うのは・・・・
う~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん。
でも、一応管理会社として対応しなければいけないし・・・。
名刺に
「周りの方のご迷惑になりますので、夜中にオーディオの音量を上げるはお控えください。」
と書いて、翌日その部屋のドアの新聞受けのところに差し込んでおいた。
それからしばらくして再度同じクレームが来た。
とりあえず、クレームを言ってきた女の子に名刺を渡して、
「コレに周りの方のご迷惑になりますので、夜中にオーディオの音量を上げるはお控えください。」
って書いてくださいとお願いした。
それからさすがに音量が下がった(か場所を変えたか)らしくクレームは無くなった。
正直、こういうクレームはツライ
リッチではない物件
管理物件では無く家主様が自身で管理されている物件を一般物件という。
だから、入退去の際の清掃やクロスの張替え、畳の表替えなどの手配は家主様の判断に任せるほか無い。
私が知っている一般物件も退去された部屋で家主様自身(女性)が雑巾とほうきを持って掃除をしていた。
本当に掃除のおばちゃんみたいな格好で少しでも利益を増やすために自身で何でもされていた。
そんな家主様が持っている物件(1K)の名前は・・・
リッチハイツ
・・・でも、一箇所欠けてて
ノッチハイツ
になっている。