昨日は代休でした(≧∀≦)雨が今は止んでますが午前中はすごかった~
嵐さんアルバムの発売決定!しましたね!
予約完了!
さて……37話長い?長かった?^_^;
切りどころが解らなかった(-ω-;)
このお話は史実をちょろっと混ぜたフィクションてす……
蒼嵐の如く~
夜が明け始めたころ離脱した隊士達がひとり…またひとり…去って行く……
その中に彼等も居ればよかったのに
何格好つけてんだよ!って、ちょっと思った……みっともなくたって逃げて悪いわけ無い!
それなのに……それなのに……運が良ければ…?
這いつくばってでも皆のもとに行くと言う道を選んだ彼を何とも歯がゆく……あれが昔の俺なのかと……我ながら腹立たしくもあり、あの行動に少し羨ましさもあった……
…………すげーよ………
俺は皆の危機にどんな行動が出来るのだろう………
早く戻って皆に会いたい……
この気持ちは……彼と同じだ………
他の皆も早々に発てと言われてハイそうですかとは行くわけがない……
案の定、和と潤は不機嫌そのもので、急がねばどんどん状況は悪くなる一方……早く江戸行ってこの状況を何とかしたい土方は、すぐ来いよ!と言葉を投げ捨てしびれを切らし先に発った。
「潤!和!早く行けよ!」
下を向いてなかなか顔を上げない二人……
「智君……そんな風に言ったら余計行きにくいよ……」
翔ちゃんが彼をなだめでる
「翔君も雅紀も……いつまでもここにいたら、道中巻き込まれるかも知れないぞ………」
「俺等はどう見ても町人にしか見えないよ……」
「そうそう!どう見たって新選組とかには見えないよね…羽織り着れば別だけどさ~」
何ともどうでもいい話を続けてる…
まるで離れる時間を先延ばしにするように……
彼はフーッと溜め息をつくと
「絶対大丈夫だから……必ず後から追いかける……信じてよ…ね…」
彼なりの精一杯な言葉なのだろう
彼だって別れたく無いはずだ。
でもそう決めたのは自分自身だし、覚悟も決めてるのも見てて解る…
ちょっと困った様に微笑む彼が余計悲しく儚げにも見えた…
…すると拳を握り締めて黙っていた潤がスッと歩み寄ると、ぎゅっと彼を抱きしめた……
「解った…………」
囁くように一言言うと、名残惜しそうにゆっくり離れ、一度も振り返ること無く出ていった……
その姿を見て、和も彼のそばへ行き手を出し握手した…しっかり力強く
「待ってるから…一番離れたがらないアイツが覚悟決めたんだ……俺が絶対何とかする……俺の方がアイツを守ってやるよ!」
そう言って、軽く手を上げ去って行った……その姿を見つめる彼……フッと口の片端を軽く上げ笑う癖……あれ?そう言えば俺も同じ癖あるな………
「行ったね………」
「翔ちゃん……俺達もそろそろ………」
「うん……智君……無理しないでね……
待ってるから……」
「そうだよ……必ず来てね」
二人の言葉に頷く
「ああ……。二人も必ず来いよ……気をつけてね……」
そう言って三人は固く握手をした…
そして……彼はひとり残った………
でも……キラッと頬に光る物を見たとき、本当に離れたく無かったのは彼なのかも知れない……
「智………」
近藤が智の側へ来た
彼は慌てて顔を拭くと、何事も無かったようにスッと背筋を伸ばし、近藤の方へ振り返った
「何です?」
「良かったのか……これで」
「はい……面倒かけた上に無理言ってすみませんでした……嫌われ役買ってくださって……」
「ふん……もうとっくに憎まれてるからな……今更好かれようなんて思っちゃいないよ…それにしてもお前があんな事頼むなんてな……わざと彼奴等を此処から引き離離す為にあんな……」
「近藤さん……この隊はこのまま此処で官軍と戦っても戦力の差は歴然……でもあんたは幕府の命令は絶対逆らわない…此処で終わろうって腹だろ?
土方さんに江戸へ向かわせても
援軍が来るなんて思って無いよね……?
幕府はさ…俺達のこと何とも思って無い……
まかり間違って此処で食い止めれば、万々歳って事だろ?」
近藤はおどけた様に顔をしかめてみせた
「一つ違うな~。食い止めろじゃないぞ……時間を稼げだ……勝利なぞ無いと解ったうえだ……」
「捨て駒か……そんな奴らの為にあんたは命かけるの……?」
「そうだ………。馬鹿だな……でもこんな奴につき会ったお前も馬鹿だぞ…お前達が逃げる隙なぞ山のようにあっただろうに……」
「まあね……でも…決めてたから……あんたに付き合うって……俺はあんたのこの決断…間違いでは無いと思う……」
「………そうか……お前に誉めて貰えて
光栄だ……」
そう言ってフッと笑った
「お前たちを多摩から連れてきた責任も俺は有るのに、結局お前に何もかも背負わせたな……色々すまなかったな……」
「色々……?」
「ああ………色々だ…………」
「芹沢さんの事も…?」
「………ああ……」
「お梅さんの事も………?」
「……ああ……」
「許さないよ……許したら…あんたに付き合う理由が無くなる……あんたが間違った方向に行かないようにさ……あんたに意見言えるのは俺だけだろう?」
「そうだな……なあ……何であんな事してまで彼奴等引き離したんだ?」
「……特に潤と雅紀は、多摩を出ると決めた時から二人はずっと一緒だった…
村には家族が待ってる…俺は一緒に連れてきてしまった二人を、必ず生きて帰そうと心に決めていた……
翔君や和もせっかく自分の夢叶えたのに…結局巻き込んでしまって……
一緒に居ては生き残る可能性は低い…此処から離れる事でわずかでも生き残れる可能性が有るのなら……」
すると近藤はハハハと笑った
「なんですか!」
「お人好しと言うか……この国に居る以上安全なとこなど無いぞ…どこに居てもな……」
「あなただって志高く持って幕府に尽くしてきたはず……
でも崩れていくこの国と幕府からあなたは逃げなかった…だからこそ捨て駒だろうと留まることを…命令に従う事を選んだんだろ?」
「そうだな……………大馬鹿者だな……
明日此処を出て布陣を敷く。そうゆっくり出来そうも無い。
智…戦になったらお前は自分の意志で動けよ。おそらく指揮は乱れて個々の力を頼らざるを得ない。いいか…状況を見極めて動け…もし……隙あれば逃げろ……命あってこそだ…」
そう言う近藤に何故か穏やかに笑う彼は
……そうします……
と言った
俺はハッとした……死ぬつもりは無い、這いつくばっても後から生きて追いかける……その思いが凄いなと思ってたけど…
本当は違うのかも……
彼は…………先を考えていない…………
「戦いでは、敵は容赦無いぞ……持論の斬るだけが侍では無いは命取りだ……
お前の刀の刃を向ける姿を見たくは無いが……もしもの時は……迷うな……」
その言葉を聞くと彼は小さく呟いた……
………迷うな………か………
「あんな嘘………俺達が気付いて無いと思ってるのかな……」
「本当だよ……嘘つくと顔にでるからね」
「智は絶対生き延びる!」
「うん!……絶対」
「俺達も絶対生き延びよう!」
「ああ……約束だ」
「絶対に諦めないからな!待ってるからな!智!」
四人は遠くなった彼が居る隊の宿舎を見つめていた…
皆ちゃんと彼の気持ちも何もかも気付いていたんだと思うとその別れの意味がどれほど辛く悲しいか…伝わってくるよ……
その絆は永遠だよ………
そう教えてあげたかった………
続く………