今日はお昼からお出かけしてそのまま友達と忘年会です…
今月忘年会づくし……(^0^;)
風邪気味で鼻たれてますが、胃は元気です…
色んな集まりの忘年会…嵐さんだけでしないのかな~(〃ω〃)
では!
蒼嵐の如く~
多摩の村を離れて半年ほど経った…しばらく何事も無くと言っても、芹沢さんから良く声を掛けられる様になって、周りの目が心なしか不信感あふれた感じで、若干居心地悪い………いい加減ほっといてくれと言っても、余計面白がって絡んでくる…………近藤さん達もあまりいい顔してないから凄くまずい…………どっか行ってくれないかと思っていたら、運良く?急遽大阪で不穏な動きがあると言われ、芹沢達と近藤は大阪に行く事になり、しばらく若い連中だけで留守を守る事になった……
留守を守る俺達は見回りの仕事をやる以外は、それぞれ剣の稽古に励んだり、勉学にいそしむものもいたり、羽根を伸ばしに街へくり出すものもいたり…
総くんに至っては、稽古したかと思うと、いつの間にかそそくさと何処かへ居なくなっていた…
雅紀と潤と俺の3人はいつも一緒に行動していた。
もしかしたら多摩にいたときより同じ時間を一緒に過ごしているのかもしれない…
八木邸隣のお寺に出向くと、暖かな日差しが木々の間から差し込みつい昔話に花が咲いた…
「良くこんな寺で智さんと遅くまで稽古したなぁ~」
雅紀が懐かしそうに言うと潤が間髪入れずに割り込んだ
「稽古したじゃ無くて、してもらっただろ!」
「うん………そうとも言うな…」
「何偉そうに~」
フフフフ…この二人はほんとに兄弟のような感じなんだよな~
いつも側に居るから、多摩を出ても淋しいとかは一度も無かったが、あの時別れた二人はどうなんだろう……寂しく無いだろうか………やはりそれぞれの道に歩いていった、翔くんと和の事が気になる…元気にしてるのだろうか……
「そう言えば翔ちゃんと和どうしてるかな?」
「うん……今どこに居るんだろう…」
雅紀も潤もやはり気になっていたようだ…
すると偶然にも隊士のひとりが手紙を持ってきた
「ここに居たのか!探したぞ!ほら手紙!」
……手紙?………
広げてみると見慣れた字が並んでいる…
「あ!翔ちゃんだ!」
横から覗き込んだ雅紀が嬉しそうに声をあげた
「え?ほんと?」
潤が驚いて覗き込んだ
「なんか俺達と通じてるみたいだね!」
雅紀がとても嬉しそうにしている
手紙を読み進めてみると、翔くんは今大阪で、医者になる勉強をしているとのこと
「凄いね……翔ちゃんやっぱり凄いや……」
「…うん……夢に向かって進んでるんだね……」
「俺らも負けてられないな……」
口々に呟く…
やはり浪士組の噂は大阪にも届いていて、評判の悪さに胸を痛め、近藤さんや俺達が無事で元気にしている事を願っていてくれてるようだ……
離れていても、ただ笑顔で元気にしていてくれる事を一番に願うのは俺達も同じだった…
それに、和の事も教えてくれた……
なんと和は江戸で航海術の勉強をしたあと、九州の長崎へ向かったらしいとの事だった……
「航海術………?なんで船なんだ?…」
潤は特に年が同じで良く知ってるからこそ不思議だったらしい…
「何で?不思議なの?」
雅紀が聞くと潤は懐かしそうに笑いながら話してくれた
「あいつ川を渡す船にも酔ってたから、いつも遠回りして、橋渡ってたんだぜ!」
「へー!知らなかった…あいつ船に弱かったから乗らなかったんだ…」
雅紀も知らなかったらしい…
初めて知る事もあるもんだ……いつも良く俺のとこに来ていたけど、時々川向こうに居るときは、わざわざ遠回りして来てくれてたのかと思うと、なんとも愛おしいく可愛いい奴だと笑えてくる……
「和長崎で何してんの?」
雅紀の問いに、手紙の先を読むと一度長崎に行く前に手紙が来ようだ…
「えーっと………商売の勉強だって……
凄いな…でも何で長崎何だろ?」
「うーーーん………ま、あいつも頑張ってるって事か!負けてらんねーな!」
潤が何だか嬉しそうにしている。
「ああ…そうだな……」
そう言ったけど……何とも漠然とした今の状況に希望とか、明るい未来とか…何となく見えない自分もいた……
その時、大阪では芹沢達が大きな事件を起こしていた…興業中の力士と揉め、死者を出してしまったらしい……
その知らせを受けて、屯所の中も芹沢に対する不穏な空気へと包まれていった
屯所に程なく戻ってきた近藤さん達だったが、明らかに一線を引いた2人の態度に、浪士組の分裂もあり得るなと皆口々にに言ってる…
浪士組の意味は……?
芹沢さん……あなたのやりたいことは一体何なんですか……?
**********
2014年……
ハワイから戻り俺達は日常に戻った…
と言っても、松潤はすぐ始まるドームツアーに向けての打ち合わせ、相葉君もニノも雑誌、テレビに忙しく出ていて、その合間もレコーディングしたり、とにかく覚えなきゃいけないことだらけで、俺も少々疲れも出てきていた…
智くんに至っては個展の準備もあり、睡眠時間もあまり無いんだろうな…
時々控え室で爆睡している姿をみると大変だな…そんな風に思っていた……
でも違ってたんだよね……
あなたは必ず誰かがそばに居るときしか寝て無いんだってこと…
ちょっとだけ気分転換したいとめずらしく智くんが飲みに誘ってきた…
お互い共通の知り合いがする店に行くことに
しばらくたわいもない話しや、ハワイのライブが楽しかったとか…
でもやっぱり少し顔色が悪い…
「ねえ…智くんちゃんと寝てる?個展の準備も大変だろうけど、睡眠とらないと駄目だよ…」
そう言うと、智くんが酔った勢いで呟いた
「怖いんだ……」
「……え?怖い?」
「うん………寝ると変な夢見るし…それに…」
「それに……自分が自分で無いみたいな……」
………あ………そうだ…
智くんに現れた色んな症状がハワイでは特に顕著に現れて、松潤がいつもそばにいたな……
「……続いてたの?ずっと?」
「…………うん……」
「何でもっと早く言ってくれないの?」
「……だって…皆ただでさえ忙しくて大変なのに、こんな事で心配かけるわけにはいかないし………」
………智くん………この人はいつもそう……自分は大丈夫だから………そう言ってフフフフって笑う
でも今回は違うよ……智くんつらそうだよ…笑えて無いよ……
「ねえ……俺ら何かあったら必ず話し合うって約束してるよね?智くん、もう抱えきれて無いだろ?だから今日誘ったんだろ?それって………苦しいからだろ?」
しばらく黙ったままだった智くんは、静かに小さく頷いた……
「……誰かを探して待って……でも会えなくて……さみしくて…悲しくて……でもこれは…自分の感情じゃないんだ……誰かの想いみたいで…………それが益々強くなって…」
「それって夢の中で?」
「うん……変だよね……ハワイでも俺時々おかしかったんだろ?自分ではよく解って無かったけど……最近解るんだ……あ、何か来るって……」
………なかなか信じがたい事だけどこの人は絶対嘘つかない……それにこの憔悴仕切った姿……
毎日メンバーやスタッフの前では見せない姿を今初めて見せられてる事に俺もあたふたしてしまった……
「……ごめん翔ちゃん……話せてスッキリしたよ。大丈夫!変な事言って…明日も早いから帰ろう!」
急に帰ろうと言い出した智くんはいつもの笑顔だった…
また我慢してる……!そんな風に仕向けてしまう自分が腹立った
でもこれは俺だけでどうにかなるものではないように思った
ふと、松潤がいつもそばにいたことが不思議と言うか何か有るのかとあの時思ってたけど……もしかしたら気づいていたのか?
俺はすぐ松潤にラインした…
………○○にすぐ来て!……智くんと飲んでるから。
俺の慌てたラインに速攻返事が来た
…リーダー何かあったの?
…聞きたい事あるからすぐ来て!
リーダーのこと!…何か知ってる?
…解ったすぐ行く
なんかたどたどしい内容だが通じたかな…俺の焦ってる感じ
智くんは松潤が来るまでずっと黙ったまま、ちょびちょびコップに口をつけながら飲んでいた……
程なくして、来た松潤があまりに焦っていたから、その姿を見て不安にかれてしまう……
「リーダー!大丈夫?」
「……あ…ごめんね、松潤来てくれたんだ…ありがとね……」
フフっと笑うけど、元気が無い
「リーダー……全部話して!見えたこと!聞こえたこと!一緒に探そう!」
…………え?
「…松潤………ありがと…」
……………え?何?
俺には何が何だか解らない会話が目の前で繰り広げられてる……
松潤何か知ってる?
「ねえ…話し見えないけど、何か有るならちゃんと教えてよ!何なら皆呼ぶからさ…」
松潤は俺に相葉君とニノも呼ぶ様言った。
でも此処じゃなく松潤の家にと…
思わずピリッと気か引き締まる思いがした…
タクシーで松潤のマンションに移動。ほぼ同時に相葉君もマネージャーの車で来た。
「ねえ……どうしたの?」
不安げな相葉君の顔…
「あ、ごめん!仕事終わり?」
「うん…ねえ、何?何かあったの?こんなの初めてじゃない?」
「うん……ちょっと……後でニノも来るからその時……」
…前を松潤が智くんの背中に手をそっと添えて歩いてる
…前から松潤は智くんにはよく甘えてあんな風に寄り添ったりするのは見てるけど、今回……いやハワイからは余計何か……気を使ってる?そんな気がする
松潤何知ってるんだろう……
俺と相葉君はあとから付いて部屋へ行く…
あ、そう言えば松潤の部屋初めて行くわ……
相葉君も初めてらしく、2人でキョロキョロしてしまった…
「なんか広くていい部屋だね…」
「そう?」
「うん…なんかオシャレ!」
フフフフと智くんが笑った
いつもの智くんだった
何となくほっとした…
しばらく飲み直していたらニノも来た。
ニノは何度か来たことあるらしく勝手に冷蔵庫からビールもらうねと取ってきた。
でもニノは顔色が違った。
智くんの異変をいち早くき付いたのはニノだったから、でもずっとそばにいたのは松潤で、何故松潤はそうやって何か知ってる様な素振りなのか、ずっと気になっていた…
やっとその時が来たと思い、仕事終わりで速攻駆けつけて来た…
「そろったね……じゃあ…今日集まって貰ったのは智くんの事で…皆は以前10周年の国立からこの前のハワイに致までの出来事…知ってるよね…」
……智くんは心なしか小さくなって、まるで小さな子供が不安そうにしている様な姿だった……
「智くんずっと眠れ無いんだって…今日やっと話してくれた。ひとりになるのが怖いらしいんだ…それは俺も解らない何かが有るらしい……」
「ねえ、リーダー俺達で何か出来ることある?」
相葉君が穏やかに優しく話しかける…
すると黙っていた松潤が話し出した
「リーダーさ…全部話してよ…何か聞こえてるよね?何が見えた?夢のこと…感じること……全て話して…ゆっくりでいいから……」
………
「俺にもよく解らないけど……あの……まとまって無くていい?ごちゃごちゃしてて……」
「うん……ゆっくりでいいから」
俺が言うと、智くんは重い口を開きはじめた…
…………続く