♡おかえり…やら、おっぱい爆笑智君やら書きたいこと山ほどあれど、ドラマ始まる前までには………(^◇^;)終わるかな?
では………お付き合い下さいませ♡
謎の男も直接成瀬さんに接触してきました
そしてそこには…………(||゜Д゜)
facedown anotherstory
成瀬と男は何も話すこと無く、タクシーの中は張り詰めた空気が支配していた
しばらく走ると
『此処で止めて下さい』
男の言葉にタクシーは止まり、2人は降り立った
広い橋のような広場?
ここは何処だろう……
そう思っていると男が話し始める
『ほら………あのベンチ……あそこです』
男に案内されると、ベンチに座るよう促された
『どうです?何か感じますか?』
……
ゆっくり周りの景色を見回す……
周りは夜景がきらびやかな光を放っている
『……いえ…………何も』
『……そうですか…』
少し不満そうな声で返事をすると、
背中合わせになってるベンチに男は座った。

『僕が知ってるのはここと、あっちの白い建物のとこかな。
よく兄とあなたとこっそりここで密談してたみたいですよ………ふふ…』
茶化してるのか真面目なのか読み取れない………
『僕はあなたに礼を言わなきゃいけない立場なのかなと思ってました…元々は兄を助けてくれてた人のお兄さんなんだら……感謝してたんですよ…』
『……助けた?』
『そう。あなたの弟が殺されたのも、元はと言えば兄のせいだから…』
…………殺された?弟が………?
『ほんと何も覚えてないんですね…フーン……
ま、いいや……兄はイジメられてたんですよ。でも相手が芹沢グループの会長の息子…何やっても太刀打ち出来ませんからね…皆見てみぬ振り。そりゃあそうでしょ……相手が悪かった。けどあなたの弟だけは味方してくれましたからね……感謝してますよ……』
『……じゃあ何故熊田と?僕をつけり、赤い封筒の手紙も君だろ?何故僕につきまとう……』
すると、コツコツと足音が近づいて来た。
『…あ、待ってましたよ…どうぞ座ってください』
……誰?後ろの男の所に誰か来た。
思わず振り返ろうとした瞬間、何か冷たい感触が頬に触れた
『あ…振り返らないで。そのままで……
見たら……怪我しますよ………』
ヒヤリとした冷たい感触……ナイフ!?

男は成瀬の頬にナイフをつけた
『僕はね…兄が可愛そうだった。たった一人の大切な友人を芹沢直人に殺されたんですからね……そのまま時が過ぎていればこんな事にならなかったのにね……』
『どう言う事ですか………』
『あなたはね、復讐を考えたんですよ。』
『復讐……』
『そう。弟の復讐…その気持ち、今の俺にはよーーく解ります。でもあなたは兄を巻き込んだ…過去の芹沢達のしたことや、あなたの弟のこと……言葉巧みに復讐心を煽ってね………あんな落ち込んで引きこもっていた兄がね……ある日突然生まれ変わったように………』
頬に冷たい感触を受けながら、
成瀬は必死に過去を思い出そうとしていたが、この男の言うことが本当にそうなのか、もしかしたら騙されてるのかもしれない………そんな思いも持っていた
『あんなに引きこもってたのにね…朝から晩まで居なかったり。こそこそ何かしてるのは解ってたけどね…妙に楽しそうな感じで…イキイキしてきて………あなたさぞ上手い事言って兄を使ってたんですね』
『……何の事ですか……』
『ずーっと芹沢の動向や、その仲間……
あなたが復讐するのに必要な情報も兄が集めた…ふふふ………さすがですよ…自分自身は天使の弁護士なんてもてはやされて…
自分の手はけして汚さない…』
『それが、本当に僕だと言いきれるんですか…』
男は高らかに笑った
『ねーーそれ本気で言ってるの?お願いだから冗談やめてよ!
あのね……僕はあなたが嫌いなんだ…
怒らせないでくれませんか……何するか解りませんよ………』
そう言うとナイフをピタリと頬に付けた
『あなたがやってきたこと……そりゃあ酷いよ……何でさ、何の関係も無い人を使って陥れて挙げ句にその人使ってさ……次々復讐心煽って……酷い男だよ………』
『………違う……』
『自分の復讐を成し遂げる事が最大の喜び?って感じでさ……』
『………知らない……』
『あなたは、熊田弁護士や、芹沢直人の友人達……オマケに芹沢親子…そして僕の兄………芹沢直人を殺して自分だけ生き残ったあなたには、あなたの復讐に巻き込まれ、辛い人生を送ることになった人間のことなんて、どうでもいいんだよ!』
『……知らない!思い出せないんだ!』
『じゃあその傷はどうなの?何でそんな傷出来たのか……その事は覚えてるでしよ?』
…………傷?この傷の事?……
すると、さっきまで後ろに座っていた男は、成瀬の前まで来た。
思わず立ち上がった成瀬の腹部にナイフを突き付けた
……!……何!
腹部に当てられた光るナイフ…それを見た瞬間、一瞬にして身体に稲妻が走ったような衝撃とともに、色んなシーンと言葉が頭をグルグルまわり出した
『あなたのその傷…………兄が付けたんですよ……思い出しました?』
すると、成瀬は思わず腹部を押さえガクッと膝をついた…

この傷は刺された傷………?
今まで痛みなど感じたことなかった傷が急に痛み出した……
汗がじわりとにじみ、眉間に皺を寄せ苦痛の表情を浮かべる
あまりの突然の身体の変化に、成瀬も驚き動けなくなってしまった
『身体は正直ですね……治ったはずの傷は、痛みの記憶を覚えてるみたいだ……此処であなたは兄と会って、そして刺された……何でだろう?上手くやってたんでしょう?喧嘩したの?それとも兄を怒らせる様な事言ったとか………』
……呼吸を乱し苦痛に顔を歪めている姿を男は冷ややかに見下ろし、ベンチの向こうには背を向けたままの男が座ってるのが見えた
……誰だ?…………
『あなたと此処で別れたあと、兄は葛西と言う芹沢直人の友人を刺し、兄も警察に……あのときの兄は…あなたのお陰で復讐こそが全てだったんだろうね…落ちるとこまで落ちた……哀れな人だよ…』
……僕が……皆を……
思い出せない頭の中と、痛みを思い出してるこの身体………
この男の言ってる事全てを受け入れる事は出来ない…
だけど………全て嘘とは思えない……
だとしたら……僕は何て恐ろしい事をしたんだ………
苦しみの中、徐々に自分のやってきたで有ろう事を思うと恐怖と罪悪感でいっぱいになる……
『…もしも………あなたの言ってる事が全て真実なら…………僕は…どうすればいい……』
意識が朦朧としてしながらも、必死に問い掛ける成瀬に、男は背を向けてる男に問いかけた…
『ねえ!あなたならどうします?僕は許しませんよ……あの人はもっとだけどね……』
するとずっと黙って座っていた男はすっと立ち上がった
『…………その傷……ここで刺された傷だったんだね……』
……え?!……その声………
呼吸が乱れ、痛みに耐えながら顔をゆっくり上げた……
『僕の弟はね……殺されたんだ。成瀬領に……君はここで刺されてから、あの日あの場所まで行ったんだね…………』
…………まさか………
『あんな怪我してまでやらなければならなかった事って何だったのかと、君が来たとき思ったよ……』
………嘘だ…………
『心のどこかで、君が成瀬領じゃなきゃいいのに……そう思っていた……でも…
真実を突きつけられる度に、君を見れなくなった………本当はまだ正直迷ってるよ……』
………………!
男はゆっくり振り返った
『僕は………君が殺した芹沢直人の兄だよ…』
『……せん……せ………』
成瀬は目の前にいる井ノ原の姿に愕然とした…………
『井ノ原さん。あなた彼を許せます?熊田さんも僕も彼は絶対許せないですけどね………あなたは………どうなんです?』
井ノ原は悲しげな表情で呟いた
『許せない気持ちが有るのは確かだよ……
あいつの苦しむ姿が目に浮かぶとね……』
……先生……!僕は……どうすれば…
声にならない声を絞り出した…
『………解らない………ただ……君が苦しむ姿を見ても何も思わない………思えないんだ…………すまない………助けてやれない…………』
そう言うと、背を向け去って行った……
…先生……………
成瀬は一番信頼を寄せていた人間に、見放された事に、絶望感を感じてた……
大切な人を傷つけてしまった事
それが例え記憶の無い時の事だとしても、間違い無く自分の犯した罪……
成瀬の目から涙が溢れた……

『どうしました?自分の罪の大きさに絶望しましたか?残念でしたね……
井ノ原さんはあなたに見切りを付けたようですね……もうあなたを助けてくれる人はいない……あ……あの人…榎本とか言いましたね……ま、あの人も近々捕まるでしょう』
『……どう……言うこと………』
痛みをこらえながら問いかける
『熊田さんは特にあの人が嫌いですからね。何かと邪魔する目障りな奴と言ってましたからね……彼が居なくなれば……
あなたは……終わりだ………』
………お…わり………
ポツリ…ポツリ…雨が落ち始めた…
『雨だ!………これからあなたがどんな風になるのかな……早く思い出せば苦しまなくてすむかもしれませんよ。
何せ、非情な計画をたてた張本人ですもん…罪の意識なんかこれっぽっちも無い非道な精神の持ち主かもしれませんからね……じゃあ………またお会いしましょう』
そう言うと、もと来た道を戻って行った
一人残された成瀬……
雨が少しずつ粒を大きくしていく
何とかベンチに座ると、悲しみと絶望感に涙が止まらなくなった
先生…………すみません…………
雨が降り続ける中、しばらくの間成瀬はずっと座り続けていた…………………
『………そうですか。わかりました………
ありがとうございます、大隅さん。詳しい事はまた後で連絡します………では』
榎本は、ひっきりなしにあちこちと連絡を取り合っていた
熊田と繋がってる人間を片っ端から探っていたら、やはり闇の人間とも繋がりが出たて来た……
勿論それは警察内部にも……なる程榎本の情報も手に入れられる訳だ……
恐らく父親の熊田弁護士との深い関わりがある人間もいたはずだ…
そんな中、大隅から熊田についての不穏な動きを聞いた…………
……熊田…そこまでやるか……
榎本の眼鏡の奥の目が鋭く光った

ふと携帯がなり、名前を見るとしおりからだった……
『はい……榎本です……』
『………すみません。夜分遅く……明日お会いできませんか?……どうしても会って聞きたい事が有るんです……あの日の事……成瀬さんが亡くなった日の事について………』
………!………
『あの日の………わかりました……
明日お会いしましょう……では…』
榎本は目をゆっくり閉じると、せわしなく指を動かし始めた…………
続く