ゆーっくりですが進んでます!
facedownanotherstory
しおりさんと自分が写っている……
いや……違う……似てるけど自分じゃない……誰?……
……もしかしたら本物の成瀬?

いや……彼は死んだはず……じゃあこの男は……
プルル……携帯が鳴りはっと我に返る
『もしもし』
『あの……成瀬さん?今大丈夫ですか?』
『え……あ、はい……あ!あの…』
『はい…』
『……いえ……どうしました?』
『……突然すみません…あの…最近成瀬さんの所に何か届いたものはありますか?』
…成瀬は写真を見つめて、しおりに問いただしたい衝動に駆られた
『ええ……先程赤い封筒が……中に写真が入ってました』
『……!…写真……ですか…?…』
『はい…しおりさん…お聞きしたいことが……』
『…あ!あの…すみません………もしよろしければ明日一緒に教会へ行って頂けませんか?』
『…教会……?』
『実は……その……成瀬さんにお会いしたいと云う方が……』
…………………**
しおりが成瀬に電話を掛ける数分前
突然しおりのもとに榎本から連絡が入った。
『……榎本さん?どうしたんですか?』
『突然申し訳ありませんが、すぐ成瀬さんに確認していただきたいことがあります』

『確認?』
『赤い封筒が届いていないか聞いて欲しいのですが…』
『……成瀬さんにあの封筒が?』
『はい……恐らく…届くと思います。もし来ていたら…
明日、例の教会で会いたいと伝えてもらえますか』
『でも、榎本さんと成瀬さんは会わないようにしていたんじゃ……』
『はい……。……もし封筒が届いていたとするなら、僕の存在は解ってしまってると思います…』
『…どういう事ですか……?』
『僕の所に封筒が来ました。写真には、僕が写ってます…きっと彼のもとにも送ってるはずです…彼を混乱させて何かを……きっと彼の記憶を取り戻させようとしているのでしょう』
『そんな!何のために?何故成瀬さんがそんな目に……』

『この送り主は、成瀬領いや…正確には真中友雄さんの復讐を知っている人間です……彼もまた何らかの恨みを持っているのでしょう…僕のことも調べられてますし…』
『榎本さんも……?榎本さんは封筒の送り主を知っているんですか?』
『はい。僕も以前会ってました。いや、すれ違っただけですけど』
『そんな………また…成瀬さんが……
成瀬さんがつらい目にあったりしませんよね!?……もう苦しむ姿は見たく無いんです……榎本さん!成瀬さんを助けてあげてください!!』
しおりの必死の懇願を聞き、成瀬の姉の言葉を思い出す……
……領を助けてあげて…………

『大丈夫…そのつもりです』
そう言うと榎本は電話を切った
そしてすぐ、井ノ原に電話をした…
『榎本さん、どうしました?』
『赤い封筒の差出人…動き出しました…それに僕の正体もわかってるようです』
『え?いつのまに?』
『あなたと一緒にいるところも撮られてます』
『…え?』
『つまり、近しい存在の人間です…』
『やはり熊田ですか……』
『はい…。僕は明日成瀬さんに会います』
『そんなことして大丈夫なんですか?彼はまだ記憶が!』
『彼のもとにも写真を送りつけたようです…恐らく今混乱してるでしょう。明日会ってみます……では』
『え!榎本さん!ちょっと!』
一方的に切られた電話…
僕はあなたにききたいことがあるのに……
彼はどうなるのたろう………
やはり、中西に会おう自分なりに調べて納得しないと先に進めない気がする……
彼をまもる事が……デキナクナル……

そして、成瀬はしおりと共に教会へ向かった……
しおりはずっと黙り込んでいた。その姿はとても不安そうに緊張しているようで、とても写真の事を聞けなかった……いったい誰が待っているんだ……?
あの写真の真実を知ってる人なのだろうか?

続く……