facedown…anotherstory2 | ちゃけ*のブログ 春風駘蕩な青さん

ちゃけ*のブログ 春風駘蕩な青さん

初めまして!!魔王落ち、成瀬さんだい好きから始まった智くんライフ!!智くんゴトや自分ゴト&お絵描きなどをのんびり書いていきたいなと思います!!殆ど独り言のようなものですが、宜しくお願いしますね(*^-^*)

facedown……anotherstory…




何故……?
一体誰が…………何の為に?


指をせわしなく動かしながら、榎本はじっと考えていた。


日本に戻って一週間、海外で仕入れた新たな品物を並べ、ネットに開店の表示を出す。勿論完全紹介制

すると程なく電話が入る…
その数も日に数本。なかなかの繁盛ぶりに気を良くしていた榎本だったが、別の所から仕事の依頼が来た。

あるアパート住人からの鍵の解除……

セキュリティー会社は退社したが、防犯ショップの名を掲げているのでセキュリティー会社に居たときと何ら変わらない仕事をしていた。

………表向きは………



青砥と芹沢は相変わらず忙しく過ごしていた。




芹沢は自分のオフィスで青砥と打ち合わせをしていたが、唯一変わったことと言えば、青砥の俺に対する尊敬の念………何なんだコイツは……

ふとアイツの顔が浮かぶ……

『青砥…そう言えばアイツから連絡あったか?』

『…アイツ??』

『榎本だよ!!無いの?』

『…いえ、あれから全く……ほんと何してるんでしょうね……榎本さん』

青砥は何となく心に穴が空いたよう感覚に、ため息を一つ付く……

『あら?青砥ちゃん?どうしたの?溜め息なんか付いちゃって~もしかしたら、榎本に会えなくて寂しいのかな~?』

『え??ちょっ!な…何言ってるんですか!!私は別に寂しいとかそんな事じゃなくて……あの只どうしてるかな~って!』

『ふーーんどうたかな?』

『芹沢さんこそ!榎本さんからの連絡待ってるみたい!』

『は?俺が?榎本を待ってるって?何言っちゃってるの?』

『だって、ずーっと連絡来たかって聞くじゃないですか!!』

『ば、バカ!それはほら、アイツがあんないなくなり方したからさ~、そのほら、何かやらかしたのかと思ってさ…その』

『…あ~もう、わかりました!じゃあ、仕事行ってきます』

『あ~もう!って何だよ!お前さ~もうちょっと上司を尊敬する態度を見せろよ~』

『私が尊敬するのは、榎本さんです!行ってきます!』

『はあ~~~?榎本?』

そう言い残すと、青砥は事務所を後にした。


ほんとに榎本さん……どこ行っちゃったんだろう……







夏の日差しが差し込む明るい部屋
いくつものトレーニングの機材が並んでる中、男と理学療法士がトレーニングをしていた。

そこへ医師が入ってくる

「どう?調子は?」

【あ、こんにちは…大分動きもスムーズになってきたし、体力もついて来ましたね】

『いや……まだすぐ疲れてしまうし……もっとやらないと外にも行けない…』

「おいおい!オーバーワークはダメだぞ!言ったろ?この前から急にオーバーワークし出すから…彼女のせいかな?」

『ち…違いますよ!僕はただ…』

「ふふふごめんごめん!冗談だよ!だけどこの間の事も有るから、もう少しペース落として!」

【先生、この間ってなんですか?】

「ほら、君が教えてくれた図書館に彼を連れて行ったんだけど、その時外で急に呼吸困難と酷い頭痛に襲われたらしい」

【え?本当ですか?それじゃ…このトレーニングはもう少し待った方が…】

『いえ…大丈夫。続けさせて下さい』

「本当君も頑固だね…わかった。とりあえずもう少ししてから少し検査するから…」

【あ…じゃあトレーニングは今日は終わります…じゃないとちゃんと検査出来ませんよ】

『……………はい』


「おいおい!そんな顔するなよ!もうあの図書館に行きたくて仕方ないんだね」

『別にそんなんじゃ……』


【あ…あの図書館気に入ってもらえたみたいですね!僕も何回か行ってとても気に入った所だから良かった!】

『ええ……凄い落ち着いた静かな所で…ありがとうございます』

「それだけじゃないと思うけどな…」

『先生!だからそれは…』

【何かあったんですか?】

「いやいやちょっと素敵なカフェを見つけたらしくてね…」

【…カフェ?そうですか、僕は行ったこと無いけど楽しかったみたいですね】

「君はよく知ってたね~僕もあそこに図書館があったなんて知らなかったよ」

【昔近くに住んでた事があって…もう変わっただろうけど】

「そうか……いや、ありがとう!助かったよ!彼も凄い気に入って、こんなにやる気にも繋がる出逢いもあって…」

『…先生!』

【出逢いですか?それは聞きたいな…】

「何か素敵な女性が図書館にいたらしいよ」

【ヘーーそれはそれは……】

『先生!本当に止めて下さい!僕は真剣に勉強して…』

「わかったよ!ごめんごめん……」


ドアの向こうから、看護士が声をかけた。

『……先生、お客様がお待ちですよ』

一瞬、顔に緊張が走ったが、2人はそれに気が付かないでいた。

「ああ、すぐ行く!じゃあ、後で!」


そう言うと部屋を出て行った…
あの人が来たらしい……


建物を出て本館と言われる大きな病院がある方へ車で向かう。

木立を抜けしばらく行くと、大きな建物が見えてくる。

その中は一般外来と入院している患者、医師看護士が大勢行き来して、先程までいた場所とは明らかに別の空間に来た感覚が、此方が現実の場所なんだと改めて思わせてくれる。


病院スタッフに声をかけると、客は来客用の個室に通してあった。

今回あちら側が指定したとなると、かなり密な話をしに来たのかと少し身構えた…

長い廊下の先に明るい来客用個室がある。
ドアの前に立ち、ドアをノックする…


トントンと軽い音が響く中、声がが聞こえた。

『…はい…』

『失礼します』

ゆっくりドアをあけると、男は長椅子に腰掛けていた。

『お待たせしてすみません』

男は眉間にシワを寄せ眼鏡の端をくいっとあげた。

『こんにちは、お世話になってます。榎本です…』




その眼鏡の奥の眼差しは、まるで何かを感じ取ってる様に鋭く見つめていた……




続く…………




……追伸
ここのシーンは3人名前を出してないので
「」【】『』でわけてます。
大丈夫でしたかね??^^;
よろしくです♡