いよいよ最終回!!
……と言ってもお気づきでしょうか?
前編、後編となってます!
いっぺんに書いたら長かったので切りました……(^◇^;)
私の勝手な妄想にお付き合いして頂きましてありがとうございました!
では………ラスト……前編です!
facedown…顔を伏せて生きる
真実の顔は見せない……………
青砥は芹沢のオフィスに呼ばれた。
トントンとノックするが返事が無い…
ドアをそっと開けて中を覗くと
芹沢は機嫌良く電話をしていたが青砥が来たことを確認すると、電話を切る。

『あの~何かありました?』
『青砥~!決まったぞ!!』
『え?何がですか?』
『芹沢グループの顧問弁護士だよ!なんてったってあの美しい奥様が会長に就任したからな~、是非ともこの俺にと、改めて依頼があってな…ま~時間の問題と思ってだがまさかこんなに早く依頼されるとはな』

『…あの奥様が会長に?芹沢家の人々が亡くなったのだから身内と言えば奥様でしょうけど……』
『何だ?何か不満か?』
『いえ…ただ経営者となるとグループも大きいし大丈夫なんでしょうか…』
『バーカ!だから俺が選ばれたんだろう?いいか!よく見てろ!俺を見てしっかり学べよ!』
『…はあ…』
『…あ!それからテレビ局からまたオファーが来たから、明日榎本にもアポとっとけ』
『え?またですか?』
『仕方ないだろう?こう続け様に密室を破って、事件を解決したんだ…聞きたいことも有るだろう!こう忙しいと身体が保たないぞ…ハハハハ』

『……だから榎本さんだってば………』
明るい照明に照らされたスタジオの中、
ワイドショーのレギュラー陣の中に一際笑顔の芹沢がテレビに映る…

別室でその姿を見てた榎本と青砥
『榎本さん……私達要らないみたいですね…』
『そうですね……』
『帰ります?』
『先に車とって来ます』
『じゃあスタッフさんにお話ししたらすぐ来ます』
『解りました』
そう言うと榎本は部屋を出て、テレビ局の大きなロビーに行く………
すると1人の男が遠くからジロジロ見ている。
訝しげに通り過ぎようとしたときその男が声をかけた
『あの!すみません!!』
『…僕ですか?』
そう言って振り返り、声を掛けた男を見てびっくりする
……………いた……三人目…………

『突然すみません…あの……この前の夜◯◯の広場に居ましたよね……』
………◯◯の広場?………

『あの……あの時物凄い具合悪そうだなぁと思ってたんですよ
…お腹辺り触ってうずくまる様に座ってたから……』
………もしかしたら…成瀬
『……あ…ほら…こんな顔…間違わないでしょう…だからびっくりして……助けようと思ったら急に立ち上がって歩いてたから、ああ大丈夫なのか……って』

ひとしきり話すと笑顔を見せた
『うん!でも良かった…元気そうで!……ちょっと気になってて……大丈夫でしたか?』
『……ええ…ありがとうございます。大丈夫でした…』
榎本は何事も無かったかのように答えた…
恐らくは成瀬を見たのだろうが、今は自分だったと思わせておいた方がどこで成瀬の事がバレるか解らない……
そう思い成瀬の振りをした………
『健太くーん!ちょとー!』
『え!あ、ヤバい!…じゃあ!』
そう言っては呼ばれた方へ歩き始めた
『榎本さーん!お待たせしました!』
そう言いながら青砥が走って来る。
『あの、今どなたかと話してませんでした?』
『はい…三人目と……』
『え?三人目?』
『行きましょう……』
『はい?』
『行きましょう……』
『え??…榎本さん?ちょっと~!』
すると1人の男と榎本とすれ違う…
一瞬成瀬のような狂気を感じた………
………気のせいか…………?

その男は先ほど話しかけた男のもとへ行く……
『すみませんちょっとお伺いしたいのですが……』
『…はい?』
『先ほどの話詳しく聞かせて貰えませんか……さっきの人?この人でしたか?』

見せられたのは成瀬の写真だった……
『あれ?似てる!さっきの人じゃないの?でも自分だって……??あれ?』
『この人……12日ですよね会ったの……
何時頃でした?』
『夜の8時くらいか?多分……』
『具合悪そうだったんですよね……?』
『ええ……かなり…ふらふらしてたもんな…』
『その人、車でしたか?』
『いや……歩いて行きましたよ
え?あの人じゃないの?』
『なる程……いえ………ありがとうございました』

そう言うとフッと笑いながらうつろに歩いて行った………
…続く………………