facedownー⑳ | ちゃけ*のブログ 春風駘蕩な青さん

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初めまして!!魔王落ち、成瀬さんだい好きから始まった智くんライフ!!智くんゴトや自分ゴト&お絵描きなどをのんびり書いていきたいなと思います!!殆ど独り言のようなものですが、宜しくお願いしますね(*^-^*)

なんかアメさん調子悪いね……大丈夫?
アクセスできないし~^^;

さて…じゃあ今のうちに進もう!お話もうすぐ終わるからね!(^◇^;)
ふふふ…ちゃけワールド全開です!
願望丸ごとぶっ込ませて頂きます!
本編とは全く違うストーリーになりますので…………f(^_^)
イメージ壊れたらごめんなさい!!
願望ですので………^^;
 
お…!アメさんやっと復活!




facedown……顔を伏せて生きる

……真実の顔は見せない……





榎本は二人の前まで来るとひざを付き、芹沢の呼吸と首に手を当て脈をみる……
…反応は無い…小さい溜め息が漏れた…

今度は成瀬の前にひざを付くと首に手を当て脈を確認した…そして…呼吸を確認する……………

携帯を出すと何処かに電話を掛ける…

『……榎本です…すみません、大至急お願いしたいことが………』








必死に走ってきたしおりは、スクラップ工場に来た……

シーンと静まり返った工場内…
ゆっくり入っていくと誰かが居る……

しおりはハッと息を呑んだ……



『刑事さん!!』
そこには芹沢直人がもたれ掛かるように一人座ったまま息絶えていた………


『……成瀬さん?……』

周りを見るがどこにも見当たらない
すると後ろから榎本が声を掛ける……


『すみません…車が渋滞して遅くなりました…』

『榎本さん!!刑事さんが!!』

榎本はゆっくり近づいて首に手を当て脈を確認する……

『……亡くなってます…成瀬さんは?』

しおりの眼からは涙がぽろぽろとこぼれる

『……わかりません……来たら刑事さんが……』

『…そうですか、警察に通報します』

ガタガタという震えるしおりに声を掛ける……
『大丈夫ですか?』

『…はい……成瀬さん……成瀬さんはどこに……』

『わかりません…すみませんでした。もう少し早く来れていれば』

しおりはただ涙を流しながら佇んでいた。

サイレンがどんどん近づいて来た………






中西はしおりと榎本を連れ事情聴取するため警察へ戻って来た。
無断で拳銃を持ち出した芹沢直人の処分は免れない…しかし本人亡き後、中西の上司としての監督不行き届きによる処分も追って言い渡されるだろう

だが、まだ芹沢の仲間やしおり、中西は直人の死を悲しんでいた……ただ一人…榎本を除いては………

榎本は何かを待っていた……


芹沢直人が成瀬を追っていたこと、雨野真実だと言うことは警察も承知していた…

現場の状況から成瀬が関わっている事が考えられたので、警察は成瀬の行方を追っていたが行方が掴めずにいた…

芹沢の事件と、山野の事件で警察の中も慌ただしく動いている……

明け方近くまで、榎本もしおりも話を聞かれていた…その時一報が入った…

◯◯湾大橋の展望台駐車場に成瀬の車を発見……本人の姿無し

しおりは次に来る言葉を予想して、嗚咽を漏らしながら涙を流していた…





……やっと来たか…………



そこは橋の上から海面までかなりの高さの潮の流れも速く落ちればその身体は二度と上がってこないと有名な場所…

しばらくすると捜査員より一報……
車の中から免許証、遺書らしき物と弁護士バッチを発見…

その言葉を聞いた瞬間、しおりは泣き崩れ
別室に連れて行かれた…

中西は榎本にポツリとこぼす…

『成瀬も芹沢も苦しんで、もがいて…2人共犠牲者だ……こんな事二度とあっちゃいけない…………榎本さん…しおりさんのそばに居てくれありがとうございます』

『…いえ、僕は何も出来ませんでした』

『遅くまでありがとうございました…今日はもうお帰り頂いて結構です。しおりさんは私が送りますので……』

『そうですか、わかりました…では』


そう言うと、榎本は中西に一礼して部屋を出て行った。





車に乗り込んだ榎本はすぐ電話をする。





『…榎本です……色々ありがとうございました』


『…いえ…あなたには大きな借りがありますからね……例の自殺偽装も上手くいったようですし…』

『で……彼は…?』

『例の場所に』

『そうですか…ありがとうございました…大隅さん……』

『いえ………では…』


榎本は電話を切るとふっと微笑んだ…

……とりあえず約束は守れたようだ……



翌日の新聞は山野の事件・そして芹沢栄作死亡により芹沢グループの時期会長の記事が出ていたが、2人の事件はテレビも触れて居ない……
直人は芹沢グループの人間だが、典良の事も直人の事も真実はもみ消されている…
それどころか、海外の旅行先で事故死?


成瀬もマスコミに騒がれた事のある人間…記事を探すと……あった……小さく片隅に……病死?心臓マヒ……
なる程……法曹界も彼を犯罪者にするわけにはいかないと言うことか………

また………真実はねじ曲げられると言う訳か……


榎本は怪訝そうな顔をするとパソコンから離れ鍵の解錠作業をしていた…

『榎本さん!!います??大変なんです!!』

……また突然………そうか……密室まだ解いてなかった………そう思った途端に




『あ!榎本さん!!あの!成瀬先生亡くなったんですって!でも、ご病気だから、この間の話って私必要無いですよね?相談とかって無いですよね?』



『はい…そうですね』

『それにしても…あんなにお若くて優秀なのに……』

『そうですね』

『素敵だったのに…………』

『どうしたんですか』

『だって…あんなに優しい笑顔で…はぁ~
もっとお会いしておけば良かった……』

『…青砥さんにもそのうちいい人が現れますよ……』



『…………え?…励ましてくれてます?』



『別に』

『え~~!どうしたんですか!!』

『別に』

榎本の電話が鳴る…

『榎本です…はい……伺います』

『え?出かけるんですか?今来たのに?』
『また来て下さい』

そう言うと青砥を残し出て行った……


榎本は中西に呼ばれ、警察へ来ていた。


『榎本さん…ご存知ですか?報道と実際と違う事を』

『はい……成瀬さんは病死…芹沢さんご兄弟は海外で事故死になってました』

『…かたや現職警官の拳銃不法所持命令違反…かたや現役弁護士の殺人犯罪計画主犯……どちらの組織にとっても都合の悪い事………芹沢に至っては兄の犯罪ももみ消されている…』


『そう言うものですよ…組織は』

『……一応捜査の報告を……やはりあの状況…現場に成瀬はいました。弾は芹沢の拳銃から発砲されてます。恐らくもみ合った状況で撃たれたと…あと芹沢の衣服から成瀬の血痕も出てます…その時怪我でもしたのでしょう…芹沢をあの場所に座らせ立ち去り…自ら命を絶った。しおりさんに送られた手紙も遺書と断定しました。覚悟のうえだったのでしょう』

『……そうでしたか』

『色々ありがとうございました。本当成瀬に似てますね…顔が似ててもこうも人生が違うものですかね……
成瀬もあなたのような人生を送れたら良かったのに…では……』


一礼すると去っていった…

『僕のよう……………』

そうつぶやくとふっと微笑んだ




続く………