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点心席で食事を済ませ、いよいよ最後の御席だ。

こちらは表千家の薄茶席である。

御席に使われた部屋は、四席の中では一番小さかった。

作りはやはり立派であったが。

私はお茶会の亭主をした経験もないし、お茶会に参加した回数も少ない。(茶歴が浅いからあたり前だが)

お茶会のお道具の取り合わせも難しいが、御席として使う場所との兼ね合いも難しいのだろうな。

以前、知り合いの先生が、床の間がやたら広い部屋が担当の御席に当たり、こぼしておられた。

花入が合わない、、

変更して、壷を花入にした。

広い床の間に合っていたな。

茶席となる会場、入れ物に合わせるのも大変だな。

印象に残ったお道具は・・

香合・・鳴鶴蒔絵 吉田醇一郎作

御亭主様のお話では、新潟県出身の方のお作とのこと。

蓋置・・つくね 坂倉新兵衛作

オレンジっぽい色で目に付いた。近くで見たらワンポイント入っていたが。

釜・・遠州好 小松菜釜 箱書共 名越弥五郎作

形が長めの里芋に似ている。小松菜か~角がなく可愛い。

茶杓・・金森宗和作 共筒・箱

高田に来る前に寄った、諏訪のサンリツ美術館でも金森宗和の茶杓を拝見した。※(10月27日の記事)

またまた宗和の茶杓を拝見することができたのだ。

中節あたりが黒くなっている。黒光りしている。
節下はやはり細い。

恐れながら、触れさせていただいた!!


と、大興奮の中、高田での上越記念茶会の締めくくりとさせていただいた。

高田の皆様、お世話になりました。