新潟県上越市高田の「上越記念茶会」へ。
全四席+点心席をどう回ろうか考えたが、浄興寺から行くことにした。
毎回感じるが、皆さん来るのが早い!
予想通り、着物の方たちの姿がたくさん見えた。
私は高田は初めての上、町の様子も詳しくわからなかったので、洋服で失礼させていただいた。
京都の月釜の時は、着物を宅配便で送るなどの準備ができたが、今回は前もっての準備不足もあるが、、
会場入口にはネコが!
その後入った畳の部屋にも別のネコがいたけど(笑)
さすがペットの墓地もあるお寺さんだ。
最初に濃茶席の受付をする。
まだ、入る余裕があった。
待合で少し待つ。
歴史あるお寺だけあり、部屋の隅に、古い袈裟らしき物が懸けてあった。
後で解るが、この後、本当の待合へ移動する。
声がかかり、別室へ。
こちらが本当の待合。
テーブルを挟んで3人ずつ向かい合わせで座る椅子に腰掛ける。
一テーブルに6人だ。
私が空席を探していると、同年代くらい?の女性が、空いてるわよ~と手招きしてくださった。(※全く知らない方)
そして、お菓子が出される。
濃茶のお菓子は前席で頂くのが本当だが、お稽古も含め、なかなかそうはならない。
菓子・・じょうよ饅頭 浄興寺御紋入 大杉屋
器・・浄興寺伝来 本堅地蝉色内朱八寸五段重
京極家御紋 五三桐と平四つ目蒔絵
京極家の姫が高田に嫁いだことが寺との御縁が。
京極家といえば、大河のヒロイン、江の姉である初の嫁ぎ先である。
待合床・・親鸞上人等身影
いよいよ、本席へ。
お道具はやはりテーマが親鸞だけあって、親鸞関連と浄興寺に伝わる物の取り合わせだ。
広間でも、特にひろ~い広間で、お道具がと~くに見える。
ただ、綺麗なお点前はしっかり拝見できた。
お寺だし、テーマが親鸞のせいか、お道具の色合いが地味めで落ち着いている。
それは遠目でも判る。
浄興寺伝来でも、いつ頃の物か判らない物もあるようで、、
印象に残ったお道具などは、、
水指・・浄興寺伝来 菊の絵
※金具が付いている。めずらしいのでは?近くに寄らないと判らないけど
茶入・・浄興寺伝来
古瀬戸・浄興寺二十六世善昭箱
銘「至心」
替茶碗・・古萩と唐津
※並べた時、どっちがどっち?と思った。私の周りにいた方たちも、同じこと呟きながら拝見していた。
濃茶は大振りのお茶碗で、「五名様で」と5人で回す。
私は4番目。
横目で前の方たちの減らし具合を見る。
少し前に濃茶で、ちょっと(涙)
嫌な予感通り、私の前の方が飲み終えた時点で、どう見てもあと4人分はある。
私の後に飲む、5番目の方が、「たくさん飲んで下さい」とプレッシャーを(笑)
私があまり飲まないと、最後の方が悲惨だしな~
ここは根性を出して飲んだ。
が、ちょっと飲み過ぎたかな、、(美味しかったし)
5番目の方に「遠慮なく頂きました」と。
3番目の方に聞こえてたから、今考えるとイヤミだったかも(笑)
濃茶席が終わり、浄興寺のもう一席、薄茶の受付へ。
ここはタイミング悪く、次の次。
45分くらい待ちそうだ。
待合も座る場所がなし。
廊下に立っていたが、濃茶の影響で気分が、、
外の風に当たろうと境内を歩き回る。
以前も濃茶で気分が、、になった。
ブログには書かなかったお茶会で、濃茶席があった。
私がお詰だった。
私の元に茶碗が回ってきた時、まだ二人分以上あった。
練り具合も、かなり濃い!
ここは頑張って、全て飲んだ。
が、後でフラフラに。
おいしいから、好きなんだけどね~
境内には国の重要文化財の本堂がある。※画像
お参りなどをしているうちに、回復!
再び、待合に戻る。
座る場所があったので、中で待たせていただく。
続きは次回。

