高田に着いた翌日は、柏崎へ。
以前から噂は聞いていたし、Akatsukiさんのブログを読んで更に興味が涌いた「木村茶道美術館」へ行く。
思ったよりもこじんまりとした施設だ。
館内の見学とお茶席に。
お茶席は、かなり有名な作家さんのお茶碗が使われるとのこと。
そのため、茶席目当てに年に何回も訪れる方もいらっしゃるのだ。
私の前に団体さん(15名くらい?)がいらしていた。
受付で、ご一緒でもよろしいですか?と聞かれる。
少し待って、次の席に入らせていただこうかと思ったが、ご一緒させていただく。
なぜなら、より多くのお茶碗を観ることができそうだから(笑)
待ち時間に展示を観る。
展示は「掛物と花入展」。
少し前から読んでいる本「拝見の基礎知識」に書いてあったことを思い出す。
掛け軸の表装は、書の格などによっても違うと。
よく解らないながら、一文字や中まわし、風帯などを気にして観るようにした。
花入は掛け軸とのバランスがあるのだろう。
展示の中に「黄瀬戸黄ゆう水瓶」があった。
取っ手が金継ぎされている。
こちらは、中越沖地震で唯一被害を受けた作品とのこと。
考えてみれば、よくぞ最小の被害でとどまったな、と。
聞けば、柏崎のあたりは最近ようやく道なども以前のようになったとか。
今回、新潟県内で地震の跡?と思うような跡を少し見た。
歩道の端っこがうねっているとか。
関東でも3.11の影響で道の舗装やコンクリートが剥がれている場所があるけれど、、
木村茶道美術館のお道具たちは、二度の震災、いや3.11も?もしかすると新潟地震も?
さまざまな災害を乗り越えたことになる。
さて、いよいよお茶席だ。