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著者のシン・ハンギョン氏は、韓国の陶工である。
陶工であるシン氏は、この「神の器」を書くため、体重が15キロほど減少したそうである。
文章を書くこと、表現することというのは、凄まじいことなのだな、、、と。
私がこの本を知ったのは、東京国立博物館の特別展示によくある売店。
その日は、買わずに帰った。
その後、古本で手に入れた。
しかし、読まずに本棚に置いたままだったのだ。
いつ頃だったか、上巻を手に取り読み始めたのだが、、、、、
それから空白、、、、、少々時は流れる、、、
最近というか、数日前に手に取り、再び読み始めた私。
それも最初からだ。
以前読んだときよりも、スイスイと読むことができた。
また、内容も頭に入ってゆく、、、
不思議だ。
本にも、読むタイミングがあるのだろうか?
こちらの「神の器」は、日本が朝鮮と戦をした頃から徳川幕府、3代家光の時代あたりの話である。
主人公の申釈(シン・ソク)は、朝鮮の陶工だが架空の人物である。
申釈は、無理やり日本に連れてこられた陶工としてストーリーは展開する。
今でも、貴重な茶碗の一種である「井戸茶碗」
この井戸茶碗がストーリの中で、重要な物となるのだが、、、、、
「神の器」は上下巻だが、読み終わってしまった!
なんでも、韓国ではドラマ化される予定、と帯に書いてあったが、検索してもそのような様子はない。
これはドラマ化する価値があると思うが、、、
それも、日韓共同時代劇が良いと思う。
私の希望の日韓共同時代劇にピッタリだと思うのだが、、、
まあ「井戸茶碗」は、本来朝鮮で、どう使われていたかは謎であるとのこと。
茶碗に詳しくない私だが、ある程度勉強になった。
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