今ここから茶人への道~第二席-110807_132912.jpg

この夏、京都へ行くきっかけとなった、国宝の茶室「待庵」。

講座の中のひとつの見学場所のため、参加者は貸切バスで向かう。

京都の街中ではないし、山の中へ向かうのだろう~、と思っていた。

だが、JR山崎駅でバスが止まる。

なんと目の前に待庵がある妙喜庵が!

駅前?!

そして画像の階段を上り、門をくぐった。

あとは撮影禁止。

講師の先生からお話を聴き、少人数に分けて「待庵」に近づいた。

「待庵」の見学は予約制である。

そして、だいぶ建物も傷んでおり、外から覗き込むことしかできない、とのこと。

壁も崩れたらマズイので、触ってはいけない×

そういえば、アニメ「へうげもの」の「名品名席」で、中村誠之助氏は中に座ってたよな?

いいなー、入れて…

と、私は外から覗き込む!

なんだか思ったより明るい雰囲気だ。

昼間だからかな?

そして、あまり圧迫感を感じない。

まあ、中に座れば解らないが…

いろいろ工夫をしているが、私は天井が印象に残った。

狭い中にも、三パターンに分かれている。

しかし二畳という空間をあまり圧迫感なしに感じさせるとは、さすがだ!

だが、テレビや雑誌で観ているせいか、感激は薄いように思う。

映像はイマジネーションを退化させる、と聞いたことがあるが、そのとおりかも…

でも、うれしかったけど(笑)


待庵は元々この場所にあったわけではない。

秀吉の命により千利休が茶室を造り、その後解体されて妙喜庵に移されたようだ。

現存する茶室では日本最古であり、利休の偉構としては唯一とのこと。

管理が大変そうだが、ぜひ残して頂きたい。


今回見学させていただいた「待庵」のある妙喜庵のあたりは、山崎だ。

まだまだ観たい所もある。

また、京都市の南は私の未開拓?の地でもある。

鳥羽伏見絡み、山崎の合戦絡みで、また散策してみたい!