この夏、京都へ行くきっかけとなった、国宝の茶室「待庵」。
講座の中のひとつの見学場所のため、参加者は貸切バスで向かう。
京都の街中ではないし、山の中へ向かうのだろう~、と思っていた。
だが、JR山崎駅でバスが止まる。
なんと目の前に待庵がある妙喜庵が!
駅前?!
そして画像の階段を上り、門をくぐった。
あとは撮影禁止。
講師の先生からお話を聴き、少人数に分けて「待庵」に近づいた。
「待庵」の見学は予約制である。
そして、だいぶ建物も傷んでおり、外から覗き込むことしかできない、とのこと。
壁も崩れたらマズイので、触ってはいけない×
そういえば、アニメ「へうげもの」の「名品名席」で、中村誠之助氏は中に座ってたよな?
いいなー、入れて…
と、私は外から覗き込む!
なんだか思ったより明るい雰囲気だ。
昼間だからかな?
そして、あまり圧迫感を感じない。
まあ、中に座れば解らないが…
いろいろ工夫をしているが、私は天井が印象に残った。
狭い中にも、三パターンに分かれている。
しかし二畳という空間をあまり圧迫感なしに感じさせるとは、さすがだ!
だが、テレビや雑誌で観ているせいか、感激は薄いように思う。
映像はイマジネーションを退化させる、と聞いたことがあるが、そのとおりかも…
でも、うれしかったけど(笑)
待庵は元々この場所にあったわけではない。
秀吉の命により千利休が茶室を造り、その後解体されて妙喜庵に移されたようだ。
現存する茶室では日本最古であり、利休の偉構としては唯一とのこと。
管理が大変そうだが、ぜひ残して頂きたい。
今回見学させていただいた「待庵」のある妙喜庵のあたりは、山崎だ。
まだまだ観たい所もある。
また、京都市の南は私の未開拓?の地でもある。
鳥羽伏見絡み、山崎の合戦絡みで、また散策してみたい!