お友達に誘っていただき日生劇場の建築見学会に
東京宝塚劇場に行くとき、よく通っていたし
観劇したいものもあったりしたけど、一度も入った事がなかったわー。
曲線の魔術師 藤野藤吾さんの作品。
よく見ると外観とステキ!
ロビーは大理石。微妙なカーブを描く柱は外観に使用されている花崗岩の桜御影石。
ロビー正面はガラス工芸作家の岩田藤七さんの作品。
洛中洛外図の屏風絵に見立て、
床の大理石そのまま使用して作成された受付。カーブがすごい!
切符もぎり台も藤野さんのデザイン。
空間に溶け込むようやデザイン。やはりカーブ!
大階段。
赤い絨毯はあまりにもロビー階と階段の分け目がわからなさすぎて足を踏み外さないように
劇場側が後から置いたらしい。
手すりは藤野さんデザイン。紳士が淑女の手を引くイメージらしい。
椅子やテーブルも藤野さんのデザイン!
オシャレ!
こちらの喫茶室も!
ハート型みたいで可愛い。
見事な見応えのありすぎる螺旋階段!
支柱までオブジェ!
お客様が触れるドアの手すりにも
細かいこだわり。
職人泣かせですねー。
表示文字もステキすぎる
劇場内に入るとここが日本とは思えないほど
幻想的な内装。イタリアやギリシャにある劇場みたい。行ったことないけど。
漆喰の壁に貝殻を埋め込んだ天井のデザイン。
壁は色つきガラスなんだとか。
壁には金箔も
最後壁の壁は音響効果を求めたこちらもこったデザイン。
シャガールの絵画。
劇場絵画といえばシャガールですね。
どこもかしこも大理石!
ロビー階の天井。こちらも石膏とアルミで丁寧に作られています。
とにかく驚愕の名建築でした!
この劇場をデザインした藤野藤吾さんのみならず、日本初のオフィス内に劇場を作ろうと。
100年以上続く劇場をと考えた当時の日本生命の社長、弘世現さんの強い信念があったことも初めて知り、昔は面白い社長がたくさんいたもんだ。
コンクリではなく、石作りの建築は地震にも強いようで、10年に一度ずつ修復しながら当時の思いそのままに今なお当時のまま残る貴重な建築を見学できてとても充実した時間を過ごせました。
いやー、建築家に憧れるわ!