やぁ、こんにちは


僕はハリーっていうんだ

今日は君にとってもファニーな話を聞かせてあげるよ

この前のバケーションに西海岸のおじいちゃんに会いに行ったのさ


正直に言おう

僕は全然楽しみじゃなかったんだ

だっておじいちゃんときたら
僕が会いに行っても全然嬉しそうにしないんだぜ

内心うれしいって思ってるのよ、ってママはいつもいうけどね


折角のバケーションが台無しだろう?

妹も連れていかなきゃいけないんだってさ

僕が描いていたティーンエイジャーのバケーションライフには程遠いよ

でもまぁ、お小遣いは欲しいから行くんだけどね


おじいちゃんの家に行ったら
さっそくいつ買っておいたのかわからないチェリーパイが出て来たんだ

悲しいけどそれでおじいちゃんの家に来たことを実感したよ

妹は楽しそうに遊んでるけど
僕は退屈でしょうがなかった

あれほど遅く動く時計を恨んだのはいままでもこれからもきっとないだろう

妹が遊び疲れて眠ってしまったとき
僕はふとテーブルに置いてある写真たてを見つけたんだ

年季の入ったセピア色の写真
楽しそうに笑う青年たちが僕をみていた


外は暗くなり雨が降ってきそう



「おじいちゃん、この写真って…」





「あぁ…昔の写真だ」



僕はなんだかこの写真に興味が湧いてきた。

「おじいちゃんこの中にいる?」



バケツをひっくり返したような雨が降ってきた

妹は一向に起きそうもない





「さぁどうだか」




外では雷がなり出した



写真たてを手に取り青年たちをよく見てみる






「…?」






僕が…いる?




そういえば僕はおじいちゃんに似ているってママがよく言ってたっけ


その写真の中の僕はニヒルに笑っていた



僕とは真逆の雰囲気だ




「これおじいちゃんでしょ?」


と言っておじいちゃんを見たとき
雷が光った



フッと自慢気に笑ったおじいちゃんの顔が

雷で光った一瞬、そのニヒルな青年になった気がした





「他の写真ないの?

おじいちゃんはどんな青年だったの?
学生時代楽しかった?

教えてよ!」

なんだかワクワクが止まらなかった

ものすごい興味があった




「待ってろ」





おじいちゃんは2階からアルバムを一冊持って降りてきた


フーッと埃を払って僕に渡してくれた

何十年も開かれていないようなアルバムを恐る恐る開く














photo:01










制服に身を包んだ青年たちは絵に描いたようなやんちゃな表情でこちらを見ていた









photo:02







なんだかうまく言えないけど



すごく楽しそうに思えた

今の冷めきった時代では味わえそうもないような…


僕はそのアルバムの中の青年たちを見て

胸が高鳴るのを感じると同時に嫉妬心も抱いた

僕はこんな生き方で人生を楽しめているのかを疑問にさえ思った




おじいちゃんが言うには



手のつけようがなくどうしようもない

相当クレイジーな奴らだったらしい




もちろん



おじいちゃんを筆頭にね








photo:03





EXO





XOXO





COMING SOON












てことでね、ちょっと遊びました。

ここまで読んで「これだけかよ!」と思った方!


実は


その通りこれだけです。←

はー気が済んだ。


でもでも本当にこのコンセプト、絶対大好きな気がするんです!!


カムバック楽しみ過ぎて気化しそうです♪( ´▽`)



ではでは失礼しました




さておじいちゃんは誰だったでしょうw