かつて経験のないほどの人間不信と攻撃性で
近寄れず、触れず、触れれば噛み付かれ
『この先どうなることか…』と思っていたけれど
共に過ごす時間が長くなるにつれ、緊張を和らげ少しずつ心を開いてくれるようになりました
それは、うちの達に対しても同じく
先住犬たちをリスペクトし、常に一歩下がって自分の名前を呼ばれるのを待っている子です
だから余計に、りんさんと一対一で向き合ってトレーニングを続けてくれる、りんさんだけを見てくれる里親さんに出会えたらいいな~と思い続けていたんですが…
ね~
待ってたら、1年8ヶ月経っちゃいました
『りんちゃん、根っこ生えてるわね~』
『りんちゃんもすっかりオバサンだし、余生はうちでゆっくりしていけばいいわよ』
『りんちゃん、新しい家に行ったらまた噛むところからスタートよ』
と、なぜか犬関係はオネエ語になる息子
悩んでる間にも、りんさんのシニア年齢は進んでいくので
決めました
年末、りんさんの募集がトライアル中に変わって
『りんちゃん、どこ行くの?』
『りんちゃん、良かったね!』と応援のメールをいくつか頂戴しましたが
すみません
余生はこのまま我が家で穏やかに過ごしてもらいます
『里親募集中』ではなく『家族』として
これからもトレーニングは続けます
これまでりんを応援してくださった皆さま、ありがとうございました