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まもなく、幻想の魚の秘密シリーズ第3弾 「星を巡る猫達」が、始まります。その前に、このシリーズの、もうひとつのテーマ「食」を、お送りいたします。
画像は、今年2019年9月に行われた、瀬戸招き猫まつり「にっぽん招き猫100人展」の作品。
タイトルは「天つ風かろやかに 弥栄!!」
81匹の猫達を中心に、47都道府県の花、バックに富士山を配置した美しい作品です。猫沢さん達も、楽しく踊っていますよ。
巡回展として、10月12日(土)~10月27日まで、北鎌倉古民家美術館にて展示いたします。ぜひ、近くにお立ち寄りの際は、見にいらしてください。
では、少しの間、作者の食生活改善レポートを、お楽しみ下さい。
ストーンブロック除去のヒントもチラホラ…
《星を巡る猫達 第0章 サンプル1号食事改善ループ次元脱出レポート》
猫達が、任務を終え星に還って行ってから、どれだけ経つのでしょう。もうすぐ、1年経とうとしている、2017年の夏…
サンプル1号である作者は、コンタクトが、取れなくなってしまった猫達と、再会した時の為に報告出来るようにと、報告書をまとめます。
何が、ストーンブロックを蓄積させるのか?
何を、どうしたら、除去する事が出来るのか?
以前、調べた時は、ストーンブロックが含まれた食材を見つけてしまい、防ぎきれない。と、落胆し、半ば諦めかけていたのです。
そして、自身の体調の変化にも…
作者は、元々、貧血気味であったものの、数年に1~2回、脳貧血を起こす程度の軽いもので、生活への支障も少なく意外と元気だったのが、2016年を境に、気を失うレベルの貧血を起こし救急車に運ばれて以来、瞬く間に、体力と気力が、落ちていきました。
あれから、頻繁に起こる、脈を打つ頭痛、めまい、意識の遠退き、思考低下、倦怠感、虚無感、白髪、抜毛の増加等を作者を襲います。
年齢のせい?と、片付けるには、疑問が残り引っ掛かっていました。
急激な体調の変化と共に、周りの人間達の様子が、刻々と変化していくのを目の当たりにし、猫沢さんが言っていた「カルカナルが、テラビト達に見せるであろう最悪に見える現象」が、ジワリジワリと影を落としていくように感じたのです。
その頃、作者の周りでは、紙幣は無価値となる硬貨を貯めておけ、だの、キャッシュレスの時代が来る。だの、日本以外の国では、農薬や添加物の規制が厳しく禁止されている物質が、日本では、堂々と使われている、だの、これからの時代、サバイバルが始まる備えておけ、だの、テレビのニュースや情報番組は、嘘が多いだのと言う。耳を疑うような情報が、滝のように入ってくるのです。
最初は、作者も、そんなことはない。と、思っていたのですが…あらゆる現象に対して、脳が処理できず、日々の目まぐるしい忙しさに追われ、とても、その事柄に対して、真剣に考える事など出来ないほど、思考が消耗していくのです。
その当時、胃痛も起こしていた為、原因追求にと、内視鏡検査や、ピロリ菌検査をするも全く居ませんし、胃壁はピンクで健康的。腸は…バリウムを飲みたくないのでパスしてしまいました。
医師からの貧血を治すための具体的アドバイスもなく、単なるストレス性と診断され、通院は終了し、手探りで食事改善をする事に…
ストレス性の腹痛はともかく…貧血はなんなの?
作者は、とりあえずと、最初に「MEC食」を参考にした。M、肉、E、卵、C、チーズ
豚の小間切れ100グラム、卵1~2個、チーズ、少量を週に3日以上のペースで取り入れることに…
これで、造血機能と、ポンプとなる筋肉や、栄養吸収が出来るように胃腸の壁の修復に充てようと、考えました。
この食事、参考にした本には、肉を、もっと多めに食べると良いと書いてあったのですが、100グラムでちょうど良いよう。
糖質制限食は、頭の片隅に置きつつ、控えめにする事を心がける。
糖質、ご飯やパンの他、甘いお菓子達、これらを急に絶ってしまうと、逆にフラフラしてしまう。
当時の作者は、小麦粉由来のお菓子が好物
そのせいか、長年、原因不明の逆流性食道炎と、激しい胃痛と背中痛に悩まされていました。
ふと、取り寄せたテニスプレイヤーの著書には、小麦粉に関する事が書かれ、不調の共通点も多かった為、試しに、ラーメン、パスタ、お好み焼き、うどん、パン等の摂取を減らすと、逆流性食道炎は、徐々に治まったのです。
糖質を減らしてもなお、甘いお菓子に手を出す作者、中毒症状と言っても、誰も信じてくれないと思うのですが、止まらないのです。友人達との会食中、こむら返りを起こしてマッサージして貰う事も、多々あり「糖質取りすぎ!マグネシウムと水分取りなさい」と、国産の天然塩を手のひらに分けてくれたりしまた。
この時、ネットやテレビで「新型栄養失調」と言うものが、取り上げられ、調べていくと、現代の食事、特に、インスタントや加工食品等は、高カロリーでありながら、人の体の材料となるミネラルや栄養素が足りていない為に、様々な疾患や病気を引き起こしてしまう。と言うのです。
そんな事を話題にしながらも、減塩を推進し、更に更に減らす事などを掲げていました。「塩こそ悪者です。減塩、無塩こそ正しき健康への道です」と言わんばかりに…テレビや雑誌等のマスコミや病院のポスター…違和感を感じるのは、作者だけでしょうか?
そして、真夏のカンカン照りの中「熱中症対策には水分と塩分補給必須!!!!」
と、塩飴や、塩が入った飲料水や、スポーツ飲料水が、バカ売れている光景が繰り広げられ、随分と、おかしな事だと笑っていました。
作者自身も、一時期、減塩薄味の味付けを実践していましたが、どんどん、元気がなくなっていきました。当時、減塩で、体内で何が起きているのか理解が出来なかったのです。
なぜ、皆、ここ数年、急に倒れたり、病に蝕まれたり、お腹を壊してしまう人が、どんどん増えているのか?
なぜ、こんなに医療が発達して、素晴らしい先端医療や新薬が出てきたのに、病気にかかる人が多いのか?逆さ仏が多いのはなぜ?
なぜ、こんなに、便利で快適な時代になったのに、心が苦しく空っぽになるのか?
ふと、そんな事が、頭の中に浮かんでは消え、楽しいバラエティ番組やゴシップ記事が、覆い被さるように、そんな事は、考えるだけ無駄だ、考えるな、と、思考の海域を狭めていきます。
作者は、そんなモヤモヤを抱えながら、変化していく周りの景色と同化しながら、数年過ごしていきます。
その間の作者は、2015年の秋に神仏猫達とのコンタクトコードを切られていた為、彼等を、作品として出力出来ないジレンマに襲われ、2017年の秋頃に、ようやく、繋がり、作品を作り上げる事が出来たのは、熊本県長洲町のイベントでの、60センチの招き猫の絵付けの時、そこから徐々に描けるようになって行くのですが、猫沢さん達とは繋がらない日々を過ごします。
そして、ストーンブロック除去&貧血対策の食事で、ようやく、青白かった血色も良くなり、体力も付いてきましたが、疲労感が抜けないばかりか、エネルギーがどんどん吸いとられていくような不思議な感覚を体験しました。いくら栄養のある物を食べ、休息を取っても、とある、あの場所に行くと、たちまち力がザルのように、力が、抜けていくのです。
倦怠感が襲うと同時に、繰り返しの日常での作者は、思考を停止させ、能面のように感情を抑え込み、空気のように淡々と過ごす毎日…
何も考えず、機械のように…
常に、小麦粉が舞う環境に身を置き、多くの人達と接する、この場所は、作者の心に鎧を着けざるえない状態になるほど、テレビのノイズのようなものから、身を守る事で、精一杯でした。
どんどん、作品が描けなくなっている事など、周りは知るよしもありません。
これは、随分と、後になって気づいたのですが、栄養分として沢山取り込んだはずの物達は、心の栄養分として修復にまわされ、体を修復するまでに至らなかったのかもと…
思い通りに体と頭が動かない事で、余計な事を、考えがちになり、気分が消耗したり…些細な物音に敏感になったり、突然、泣き崩れそうになったり…自己否定感が、頭をもたげ襲いかかります。
景色が、灰色に見えるほど…
不安にさいなまれた作者の心は、カルカナルにとって、美味しいエネルギー製造機
それでも食事改善は、さぼらず、なんとか続けていき、回復を目指します。
とうとう、精神的に限界が来た頃の2019年の春、このループ次元から、ようやく抜け出す事が出来ました。
ガラリと変わった環境、ほとんど小麦粉がない環境です。あるのは果物や野菜!!!
馴染むまでの数ヵ月は、不調に見舞われましたが、ようやく、食事改善の効果が現れたのです。体重は増え、立ちくらみや、めまいの回数は減り、以前よりも、心の余裕ができ視野が拡がり、物事の見方や心の持ち方が変化しています。
再び、猫沢さん達と再会出来るほどの回復劇。
ストーンブロックの蓄積速度が大幅にダウンしたと、生体スキャナーを手に、
「サンプル1号、ループ次元からの、生還おめでとうございます」
猫沢さんは、肉球ハイタッチしてくれたのです。
「猫沢さん、今、カンタスカラーナは、どうなっていますか…?あの歌手の子猫は…??」
「あの子ですか?気になるのですか?」
「はい」
猫沢さんは、一呼吸置くと…
「あの子は、1度死にました…」
「!?」
「…正確に言えば、2度死にました」
[つづく]
次回より、本編が開始します。
作者は、とりあえず、元気です。
(※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】SF物語を展開中です。
そんな楽しい猫の星の世界観第6弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました。
猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)
※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)
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