「……何時になったら帰るんだ?」
「来たばっかでもう早々に追い返すか!いや、さっきからそうだったけど…まだお祝いの言葉すら言ってないのに帰ってたまるか!!」
「それなら今日になってすぐにしてきたじゃないかメールで」
「やっぱ液晶越しと生だと生の方がいいでしょ、ぼっち王」
「頼むから今すぐ帰ってくれ」
「赤司様からお願いされちゃいました黒子氏ぃぃいい!!」
「何でそこでテツヤが出てくるんだ」
「いやぁそれがさ、今日私が京都まで来れたの、黒子君の協力あってなんだよねー」
「今日はゆっくりしていくといいよ」
「清々しいまでの手のひら返しありがとう」
こんのキセキ厨が。まあこんなことを口に出せば私の人生今日で終わっちゃうんで、お口ミッフィー。
「じゃあ気を取り直して。誕生日おめでとう赤司君!」
「ああ…ありがとう」
「手出して、手!」
両手でお皿を持つようにしてみると赤司君は素直に真似てくれた。やだこの子可愛い。
「これは東京組 + ぼっち犬からね、でこれは敦から」
「!あ、ありがとう」
「キセキ厨…」
「何て?」
「お口ミッフィー」
黒子君からマジックを少し教えてもらっていたからそのマジックでプレゼントを出したのにも関わらずそこをスルーされた私。哀れ。
目が輝いた赤司君にさっきは脳内で留めた台詞がポロリ。リアルお口ミッフィーモードを発動させた私の頭を、赤司様は再度(この際にプレゼントは机に丁寧に置かれた)遠慮の《え》の字もないくらいギチギチと掴んできやがった。
「痛い痛い!!赤司様、私の頭から出てはいけない何かが出てしまう…っ」
「敦に掴まれても出なかったんだ、大丈夫だろ」
「くっ」
「で、さっきプレゼント出すときに使ったあれ…テツヤから教えてもらったのかい?」
「あ、はいそうです黒子君から…て痛い痛い痛い!!!」
「はぁ、ムカつくな…死ねばいいのに」
「酷いよ赤司君!何がってこのキセキたちとの扱いの差に対して!!」
「何を今更…」
「仮にも彼女に対してのこの扱いはどうにかするべきだと私の内なるもう1人が激しく言っております赤司様ぁ!!」
「問題ない」
「問題しかな…ぎゃわ!!」
ポイッと物を捨てるように離された私の頭。本当にこの扱いは酷すぎる…くそう。
「パイナップル顔面に投げるよ5秒前!」
「321」
「ごは……っ」