私の恋愛 vol20 | チャイロの赤裸々日記

チャイロの赤裸々日記

プライベートの日記です(・∀・)

時には真面目に

時には面白おかしく

チャイロのすべてを書いていきます。

彼の癌が分かった




「原発不明癌」




これからどんな試練が


私たちを待ち受けているのかは


誰にもわからない






ただ私が


「彼の人生に寄り添っていくこと」


「彼と苦楽を共にしていくこと」



それだけはハッキリしていた




私の中では大きな決断でもあった






仕事を全て


投げ出すことになってしまうかもしれない





それがどんなに大変なことか


自分が一番よく分かっていた






何年もかかって


やっとの思いで手に入れたもの




会社やスタッフは


どんなものにも代え難いものだった




彼だけを除いては…






同じ屋根の下で


生活をするようになった私たちは



いつもの通り


楽しく過ごしていた






一緒にご飯を食べたり


一緒にテレビを見て笑ったり


一緒にお風呂に入ったり


一緒に寝たり…




当たり前の生活だったけど


何よりも幸せを感じていた






「来月からは入院生活が始まるんだから


今のうちにしておくことはないの?」




私が聞いた




「うーん…」



彼は何かを考えているようだったけど


何も言わない





「ん?何もないの」





「あるといえばあるし、ないといえばない」





「何それ」



私は笑っていた




つられて彼も笑った






彼はこの時


ある重大なことを考えていることが


あとで分かった














2003年5月10日




彼の一回目の治療が始まる




通院もあるのだけど


彼の場合は治療方針が


たびたび変わる




そのために通院ではなく


入院をして治療をしていく


方法を選ぶことになった







入院当日


私と彼は朝からバタバタしていた





彼も初めての入院


私も入院する人を送り出すのは初めて




何を準備していけば良いのか


必要なものは


足りないものはないか




よく考えてみれば


足りなければ


その都度に用意すればいいのだけれど…




そんなことは考えられなくなるほど


私は余裕がなくなっていた







そんなバタバタしている中で


彼の表情が


いつもとは違うことに気が付いた




なかなか寝室から出てこようとしない…




しかも1人でぶつぶつと


何かを呟いていた






「どうしたの?


そろそろ出ないと時間に遅れちゃうよ?」




私が聞くと




「あ、うん


準備できた」




明らかに


彼の様子がおかしかった






「きっと怖いんだろうな…」






私は彼の表情を見て


とても胸が締め付けられるような


何とも言えない気持ちになった







彼が愛おしくて仕方なかった




彼を抱きしめたくて仕方なかった




彼の体と入れ替わってあげたいと思った







「本当に大丈夫?


もしかして具合悪いの?


病院に電話して


少し休んでから行く?」




私は心配になり


彼に聞いた





「あ、いや大丈夫」




やっぱり様子が変だった












「あのさぁ…」







「これ…」




彼はポケットから何かを出した




小さな箱だった







彼はそれを


私に差し出すと





「入院する前に


どうしても渡したかったんだ」




と言って




「開けてみて」



と私に促した





驚きを隠せなかった私は


気持ちを落ち着かせながら


箱を開ける








中を見た瞬間


私は座り込んでしまった







そして涙をこらえることが出来なかった




中に入っていたのは























ダイヤの指輪だった




私は声を出して泣いてしまった













「おれが治ったら結婚しよう



おれ…



絶対に負けないから



癌なんかに負けないから



一緒に幸せになろう」











プロポーズ













彼は今までにない


真剣な表情で言った






涙で彼の顔が見えない






彼が座り込んで


私の肩を抱きしめた






「ずっと一緒に居てくれる?」




彼は


再び私に言った






彼の言葉を


胸に刻み込んだ






私は声を出すことが出来なくて


何度も何度も


彼の言葉に頷いた








「ありがとう


よろしくお願いします」




心の中で私は言った








私は彼に強く抱きしめられ


私も強く抱きしめた









そして私は顔をあげ


彼と唇を重ねた








いっぱいの




愛情を注ぎながら…







今日はここまで


今回まで読んで下さっている皆さま


本当に有難うございます






これまで


私の視点だけで


書かせて頂きましたが



これからは彼の闘病記も合わせて


blogを書いていきたいと思います





お時間の許す時に


彼の想いや願いを


皆さんに読んで頂けたら


幸いです




これからも


末永くよろしくお願い致します





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