私の恋愛 vol19 | チャイロの赤裸々日記

チャイロの赤裸々日記

プライベートの日記です(・∀・)

時には真面目に

時には面白おかしく

チャイロのすべてを書いていきます。

彼と私は



共に病気と闘う決意をした




『とりあえず…
一緒に住もう?』


私は彼に言った



彼はすぐに承諾し
私は翌日から
引っ越しの準備を始めた



私が彼の部屋に
移ることにした


その方が
彼の負担も少ない



必要ないものは全て処分し
最小限の荷物にした



山のようにあった荷物が
段ボールでたった6箱



残したものは
衣類や身の回りのものだけ



私は『新たな出発』を
するような気持ちだった



彼の看病が
本格的に始まれば
今まで積み重ねてきたもの
苦労して手に入れたもの
もしかすると
全てを失うかもしれない



どうなるかなんて
分からなかった


私が今までしてきた仕事を
しなくなるのだから
契約を打ち切られたり
他の会社へ流れることは
あり得ないことではない



社員に全てを
押し付けるようなことに
なるかもしれない



皆を
失業させてしまうことに
なるかもしれない



それでもし
皆に迷惑をかけるようなことになれば
全て責任を取ればいい


失業してしまったら
最就職先を見付ければいい




それでも私は
彼と共に闘うことを
選んだ



理屈なんてない



そうしたいと
心から思い

本能的に

そうするべきだと
感じた




引っ越しも完了し
私は前よりも幸せを感じた



愛する彼と
一緒に居れる時間が
増えたのだから当然だった



彼もまた
病気とは思えないくらい
いつも笑っていた



それが
私には弱さを見せない
行動だったのかは
分からない



でも確実に
私たちは
同じ方向に向かって
歩み出していた



『癌に勝つ』という
目標に向かって…





2003年4月25日





再び病院へ



詳しい検査結果が分かったらしい



GW前ということで

すごく混雑していた



ざわついた病院の待合室で

彼と私は無言になっていた




緊張しながら

名前を呼ばれるのを待っていた





「冴島さん」




彼の名前が呼ばれ

私たちは診察室ではない

別の部屋へと案内された




そこで初めて

彼の病名を聞かされた




「原発不明癌」


それまでは

聞いたこともない病名だった




病名が告げられた後

詳しい説明や

今後の治療方針


入院をする日程など

細かなことを話していた




私たちが気になっていたのは


「治る癌なのか

治らない癌なのか」




私たちは癌の知識が全くなかった




「予後についてですが…」





急に医師が話を始めた




私は背筋を伸ばして聞いた





「多様な癌腫を含んでいるので

これから検査も繰り返さなければなりません

今特定できる部位を

化学療法で治療をしていく中で…」





「症例から言えば

3か月から1年

ただ5年以上の生存率も報告されていますし

中には長期生存例も認められていますので

まずは部位の治療を行っていきましょう」




一通りの説明が終わり

私たちは部屋を出て

待合室に向かった




「疲れたぁ~」

彼は少しおどけるように言った




「長かったなぁ

けど俺

あんまり理解できなかったかも」




彼は笑いながら言った




私を不安にさせないために

言っていることは明らかだった




「無理して笑わないの」

彼に言った




「バレた?」

また笑いながら言った


「やっぱり  すげー怖いわ」



彼は自分自身に

言い聞かせるような口調で言った





「どこかの臓器が必要になったら

私の体のどこでもあげるから

脳みそ以外ね」




また笑いながら言った




この頃には

「彼が生きられるのなら

わたしの心臓をあげたっていい」


そう思うようになっていた




彼への愛情が

そういう思いにさせていた




















今日はこの辺で







有難うございました










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