最近、ヤフーニュースにコメントを連投している。

内容としては、『「今は休んで、後でやったら」夫の一言に妻の心は折れた(日刊ゲンダイDIGITAL)を読んでのコメントである。

このニュース、現時点だけでも16000コメになるので、見事に現代夫婦の心のスキマに一石投じた記事ではないか!と感服すると共に、便乗して感想を書いてやろうかと思う。

 

このニュース、内容としてはこうだ。

妻が疲れているけど家事をしないといけない時、旦那からの何気ない「今は休んで、後でやったら」と気遣いとも取れる言葉に、妻側としては「だったら、俺がやっておくよ」の一言がほしい、というもの。

ヤフコメ欄はお祭り状態で、「そーそー、こういう男いるいる。こちらの気持ちを汲み取らないのねー」とか、男側としては「いや、気遣いだと思うし、やってほしいなら言えばいいじゃん」という論争。

 

概ね、この手のコメは女性が初っ端から有利だ。

思うに、男というのは、「こんなところで声をあげるのも面倒だし、情けない」という背中で語るタイプが多いからではないだろうか。

至る所、完全劣勢な男どもが前線で後方支援を待ちながら血を流して戦っており、通信兵の背中から垂れ下がる受話器に「メーデーメーデー!!」と呼びかけるも反応もなく、「おい!!」と通信兵の肩をゆするも既に死んでいる。そんな惨状である。

 

まあ、同じ男として、そして妻もそんな所があったので、「確かに言ってもらえないと、何してほしいのか分からないんだよな。。」と思いつつ、ヤフコメ欄に参戦していた。

 

時を同じくして、最近懇意にさせてもらっている女性がいるのだが、その女性にちょっとイラついたので、その女性に絡めてのタイトルにした。

 

この女性、タイトルにある「言ってくれればよっかのにアネキ」タイプである(「言ってくれればよかったのにアネキ(orヤロー)」という言葉、流行らないかな、、、)。

まあその名の通り、こちらがやっとのことで絞り出した苦言に対して、ケロッとしたキャラ設定で「言ってくれればよかったのに」と、こちらの口にするまでの長い道のりを台無しにする人間のことである。

どういう事かというと、まあこれは男女の色恋というか駆け引きではあるあるだとは思うが、この女性、飲食代奢ってもらって当たり前、の感がある。

本人は至ってケロッとしており、「当然でしょ」というより「奢ってもらうけど質問ある?」というような態度。プロの所業、奢られ慣れている。

気の弱いこちらとしては、「あ、ああ、今日はありがとう」と手も握らせてもらえない中、お別れするのである。

 

まあ、ここまではキャバ嬢との同伴・アフターと似たり寄ったりであるが、この女性、元はといえば逆ナンである。

飲み屋で独り飲み食いしていると、酔っぱらった感じに向こう席から私の隣席に座り始め、絡み始めた。

私も、淋しいおっさんなのでまんざらでもないし、それはそれで有難いことなので、いい感じに2軒目、3軒目までハシゴしたのである。

 

そんな女性、きっかけぐらいはこっちで作ってあげるは、と思わせぶりな少女Aなのだが、初回からどこか様子がおかしかった。

いわゆる酔っぱらった状態になると、「帰る!」と言い始める。こちらとしては、「お、おお。帰れ、達者でな」と特段何もないにニュートラルなレスポンス。

独り酒あるあるの一期一会で各々三々五々なので、帰りたい人は適当に帰ればよいフリースタイル。

 

がしかし、この少女Aというかこのファムファタル、一人踵を返した後、しばらくするとしかめっ面で戻ってくるのである。

また、ドスンっと隣に無言で腰を降ろすと、氷の解けた緑茶ハイをあおり始める。

 

ピンときた。「はは~ん。この女、さては、引き留めてほしい系だな」と、心のなかでニヤリとする。

ニヤリとしても、その後の対処方がわからんのでオロオロするのがおっさんのダメな所ではあるが、とにかくピンときたのである。

 

そんなファムファタル、次の日には至って礼儀正しいメッセージが返ってくる。

「昨日はゴメンナサイ、飲み過ぎました。たくさんご馳走になっちゃって、有難うございました」。

その間、可愛らしい、でもそつのない絵文字を挟んでくることにも抜かりはない。プロの所業である。

分かっていても、「いいんですよ」と返してしまう、やせ我慢。この時点で、すでに片足突っ込んでるのだろう。

 

まあでも、とにかくサバサバした人なのである。

なんかあるとメッセージではなく直電話で、「私、電話で話さないと分からないから」といった塩梅だ。

こちらも、そのサバサバ感と「私、いつもこんな感じだから」なキャラ主張に押し黙り、「あ、ああ、そ、そうなんだ」と弱腰な姿勢を示すことしか出来ず。

結局、「うん、そうなの。二日酔いよくなった?、うん、よかった。じゃ、また今度飲もうね。連絡するね。じゃーね。」とこちらの二日酔いの具合を説明する前にプツンと切られる感じである。

 

その後、何回か声がかかり、暇であれば飲食を一緒にするのだが、決まって奢る、からの2軒目3軒目で「帰る!」コンボである。

逆にこちらが帰りたい時は、「私はまだのみたいのー!」と帰らせてもらえず、致し方なく、コッソリ先に帰ると鬼電で「迎えに来て!」といった具合。

こちらもいい加減、こめかみがピキピキし始めている。

本音としては、「勝手に帰れーー!!びやっち!!」、そして「結構奢ったんだから、一回くらいやらせやがれー!」と心の中の強気な俺の背中に隠れて言う更に心の奥のか弱い俺がいるのである。春闘だ。

 

そして、タイトルに戻るのだが、私はヤフコメで「超能力者じゃないんだから、言ってくれないと分からないよ」派閥にどっぷりであったが、確かに、図々しくキャラ設定されて、こちらが何も言えない外堀を埋められると、「察してくれよ。。」と心のなかで思うものだよな。。と思ったのである。

という話である。