毎日暑いですが、
体調大丈夫ですか?
夏の平均気温が上がり続けている近年は、
真面目に暑さと湿気から体を守ってあげることを考えなくてはいけません。
体温を上げすぎないように、
でも冷やしすぎないように。
穏やかに体の熱をとってあげて、元氣に夏を乗り切りたいものです。
緑茶は抗酸化力が高く、体にこもった熱を冷まし、頭をすっきりさせてくれる飲み物です。
食べ物の寒・熱の「五性」からみると、
緑茶は「涼性」という穏やかに熱をとり、
のぼせの改善や暑い時期の体温調節に役立ってくれます。
陰陽でみれば、「陰」のグループにはいります。
夏は「陽」の気があふれているので「陰」の食材をとって陰陽のバランスをとることも
大切だとされています。
緑茶以外にも、海で採れる海藻や貝類なども「陰」のグループにはいります。
夏の食事メニューに意識して加えるのも良いですね!
それと、もうひとつおすすめなのが、
梅干しと緑茶の組み合わせです。
「梅干し緑茶」は、昔から疫病を払うために飲まれていたものでもあり・・・・
(951年に空也上人が疫病流行の際に梅干しをいれたお茶をふるまったという史実が残っています。)
近年は夏バテ防止にも良いといわれています!
梅干しはそのまま食べても、もちろん効果的なのですが緑茶と一緒のほうが吸収力は高まります。
梅干しに含まれる「梅リグナン」と緑茶に含まれる「カテキン」の相乗効果が、体の防御システムを活性化させてくれます。
つまり、免疫力アップにもつながります。
梅干しとお茶は相性がよいので、基本どんな茶葉でもOKです。
水出し、お湯だし、どちらでも。
私は、最近のお昼ごはんは、
冷蔵庫にいれておいた冷ごはんに、
「鯖の水煮缶詰」をのせ、梅干しをのせ、刻み海苔をのせ、
冷蔵庫から作り置きの水出し緑茶をかけて、
「冷やし茶づけ」にして食べるのがお気に入りです。
超、ズボラ飯ですが美味しいですよ(笑)
火をつかわずに、2~3分でごはんが完成します。
あれば、刻んだ大葉やネギものせて。
これも、緑茶と梅干しの組み合わせですね。
サバの水煮缶の代わりに、サラダチキンの場合もあります(笑)
チキンのときには、ワサビを添えると美味。
緑茶には、水分やカテキンだけではなく、
汗と一緒に流れ出してしまうビタミン類、ミネラルも補うことができます。
あとは、実際には体を冷やしてないんですけど・・
「暑気払い」で「涼しさを感じる」のも個人的に好きなことです。
風鈴とか、線香花火とか、氷に見立てた和菓子とか。
見たり、音を聞いたりすることで涼しさを感じるというのも、
繊細な感性を持っている日本人だからこその文化だと思います。
外出を控えざるを得ない今年の夏は、
おうちでの「暑気払い」に凝ってみるのも楽しいかもしれませんね。