奈良県に行った。

辰年なので、今年は龍神巡り。

龍神と言えばココと思ったのが、室生龍穴神社。

以前から行きたかった。

せっかくだから他にも行ける所がないか探してみたら、YouTubeの対談番組で、丹生川上神社上社の宮司さんが興味深い話をしていた。

それを聞いたら行ってみたくなった。

丹生川上神社は上社・中社・下社の三社ある。

どうせ行くなら全て行こう!と意を決し、行ってみる事にした。


1日目、龍田大社→法隆寺に行った。


龍田大社に行った。

当初は行くつもりがなかったけど、「龍」が付いてるし、藤井風大神♡風神をお祀りしてあるとあったので行ってみた。

2年前に伊勢神宮の風日祈宮でたまたま儀式を見れた時、風の神が降りて来た瞬間を体感した。

あの感覚が忘れられず、また味わいたくて風の神に会いに行った。

車で奈良市街から向かう途中、遠目で「あっ、多分あの山の所に龍田大社があるはず」と思った山があった。

なんとなく他の山と雰囲気が違った。

近づいて行ったら、やっぱりそこだった。

神社に着いて、参道を歩いていたら、ポツポツと小さい雨粒が肌に当たった。

空を見上げても晴れてて雨雲は無かった。

その後も間を空けて何回か水滴が当たった。

拝殿の前に立ってご挨拶しようとしたら、目の前に掛けてある風鈴が風もないのに揺れた。

リンリンリンリンとしばらくの間、右左右左と意図して動かしてるみたいな動きだった。

高音で、空気を揺らす振動数がすごく精妙で気持ちいい音だった。

しばらく辺りを散策した。

他の参拝者が来て手を合わすたびに、リンリンと優しく揺れた。

風を音で感じられるように神社さんの配慮で風鈴がかけてあるのだろう。

不思議な事に、参拝者が手を合わすタイミングで風鈴がなってた。

ちゃんと一人一人見てるんだなと思った。


嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 

龍田の川の にしきなりけり


千早ぶる  神代もきかず 龍田川

からくれないに 水くくるとは


紅葉の時期は、さぞ美しかろうな。





法隆寺に行った。

予定に全く入れてなかったけど、途中にあったので、せっかくだから寄ってみた。

思ってたよりもずっと広くて、1時間半もかかった。

修学旅行の子供達が次々に来た。

聞こえてきたガイドさんの話によると、仁王像の門の所にある大きな柱は、1本の木を四等分にして4本の柱を立ててあるのだそう。

奈良時代にはすでに大きな木は切り倒されて無くなっていたと言うような話をしてた。

いろんな仏様を見てまわった。

1人だけ生きてる感があるような仏様がいた。

修学旅行の生徒達と同じで「ここが法隆寺かぁ~」と物見遊山的な感じで見て回った。

お寺の経験値が少ないからなのか、お寺の空気感より神社の空気感の方が合わせやすい。



それから1時間半かけて川上村に向かった。

山奧にあるダムを見下ろすホテル。

お料理が地の野菜と、魚の料理が多くて美味しかった。

「団体のお客様が入ってますのでこちらで御食事を~」と通されたお部屋が、天皇陛下が来館した際に使ったお部屋だった。ラッキー。

超いい感じだった。お殿様みたいだった。

ありがたし。

お風呂も1人で貸切り状態だった。

露天風呂で星を見上げながら入れた。

川上村の水なんだって。

風に当たりながらお風呂に入ってたら、身も心も満たされた。

おうちでお留守番してる家族にも分けてあげたくなった。

時おり吹く風が、背中の肌を冷ましてくれる。

身体が開放され、心も解き放たれて、すごく気持ちよかった。

ぼんやり夜空を見上げた。

飛行機の航路上になってるらしく、たまに真上を通過する。

白と赤のライトを規則的に点滅させながら通りすぎる。

川上村は吉野川の源流地で、澄んだ空気と森に囲まれて星が良く見えるのだそう。

これだけ山奧だったら明かりが無い所に行けば天の川も見れるかも…なんて思いながらずーっと夜空を眺めてた。

そしたら、夜空に突然、黄色とオレンジの丸い形の光ってる物体がたくさん、円形に集合して現れた。

「えっ、何???? UFO???? 何???」と思って、立ち上がって目を凝らした。

その瞬間、ふわぁ~っと柔らか~く消えた。

えーーーーーーっアセアセ

ユーーーーーフォーーーーーUFOUFOUFOUFOUFOUFOUFO

アレ、UFO????

何だったのぉぉぉぉぉ?????