今日の東京証券取引市場は、8374.13円で終了。年初来安値を更新し、2年半ぶりの安値となりました。


為替も、円・ユーロ、円・ドルがいずれも高止まりしていることなどもあって、日本の景気停滞感は、一層強まる傾向にあります。


ただでさえ弱っている日本経済にとって、この状況は、大変なアゲイントなわけですが、実はこの株安・円高の大きな理由は、実は日本にはありません。


ユーロやアメリカの経済不安が原因で、相対的に日本の円が持ち上げられ、そこに有効な手立てを打てない、という理由から、株式マーケットへの資金の流入が滞ってしまう。そういう悪循環が起こっているんだと、ワタシは理解しています。


以前にも、「資本主義という社会システムが限界を迎えているのかも知れない」という話を書いたことがありましたが、今まで我々が経験したことのない、社会状況を迎えているということをちゃんと認識しないといけないのではないかと、思ったりします。


つまり、いままでは、世界のどこかが調子よくて、その反面でどこかが調子悪かった。そういう、相対関係があって、プラスマイナスの帳尻があってた。


でも、いまは、世界中あちこちに不安のタネが転がっていて、諸手を挙げて、ここがいいって場所がないような気がするんです。


確かに中国は、人口も多いし、これから開発が進んでいくことで、大きなマーケットを築いていくと思います。


でも、かつて、世界経済の成長を支えた欧米や日本とは、全く異なる社会システムを持っていて、情報公開が遅れていて、その意味でのカントリーリスクは、誰もが感じているところなわけです。


そう考えると、右肩上がりの成長を所与の条件とした世界経済システム自体を、一旦頭から追い出して、みんなで新しいフレームワークで物事を考えようぜ、ぐらいの変化を起こさないと、この閉塞感は解消されないかも知れないですねー。


G20でも国連でもダボス会議でも、何でもいいから、世界全体の流れを変えるトリガーを作って欲しいなぁ、と思いますね。