最近、雇用とか社員の評価ということを巡って、あれこれと考えることが多かったので、ちょっとだけ。
会社と従業員は、「雇用契約」を結び、労働力と賃金を行います。
それは、単純作業であれば、1コいくらの単価×作った個数ということもあるだろうし、時間換算で、時間単価(時給)×労働時間ということもありますよね。
でも、個数や時間で換算できない労働力の提供ってありますよね。
例えば、うちの会社のように、クライアントの要望に応えてPRに関する企画書を作り、その企画に基づいて実際の現場の手配や準備を進めて、実際の現場を回して・・・なんて仕事。
こういうお客様ありきで仕事をするときは、1個いくらとも言えないし、時間で拘束して、それ以外の時間はやらなくてもいい、なんて働き方では、とても勤まらないわけです。
じゃぁ、どうするか、っていうと、「成果に見合った報酬を提供する」という考え方の雇用契約があります。
会社と社員が合意した目標を達成したら、いくらって年俸を決めて、それを達成してくれるなら、いつどんな風に働いても文句は言わないよ、っていう考え方(裁量労働制ってやつです)。
ところがこれだと、目標数値を達成すれば、その他のルールは、一切関係ない、って話になっちゃう。それじゃ、社員じゃなくて、他の会社に発注してやってもらう「請負」と変わらないし、会社の社員として果たすべき役割って、売上を上げることだけじゃないだろう、って部分をそっくりそのまま欠落させちゃう考え方なわけです。
で、今、うちの契約のあり方、というか制度のあり方を見直そうとしているんだけど、それがちょっと暗礁に乗り上げている。
いろいろな人にアドバイスをもらったりしながら、頭の整理をしているんだけど、どうもしっくり来ないんだよねー。
たぶん、そもそもの根本は、「労働基準法」が、その昔の「時間拘束による労働力の提供」を基礎概念として全て片付けようとしているから、現実に即していない部分が結構多いんじゃなかろうか。
世の中の会社の方々は、こういう矛盾をあまり感じてはいらっしゃらないんでしょうかねー。