僕の名前はちゃげ、探偵さ。
先日、ある家庭から家出中の娘の生息を追ってほしいとの依頼がきた。

家出少女の名前はチェ・スンジモンジ・パイソン・ダイソン・タマラネーゼだ。


母親から頂いたこの似顔絵だけを手掛かりに
探し回り
ついにその足取りを捉えたのだ

このまま彼女に近づき家族の元に帰す。
それも頭にはよぎったが、私はあくまでも探偵。
探偵として依頼を受けたのなら探偵として果たすべきだと考えた。

そしてなにより家出をするほどの子が初対面の男のゆうことを聞くとはとても思えない。

そうこう考えているうちに少女はある建物の中に入って行ってしまった。

そう、イオンだ。

私も見失うまいとすかさず後をつける。

どうやら映画館に行くようだ。

…いったいどの映画を見るのか…

想定する時間内に上映される映画を確認すると

「ラブロマンス・スーパーラブラブ」
「戦乙女イクサーン」
「家出少女の奇跡」
…これだ。

すぐさまチケットを買い、上映時間を待った。

また時間になれば戻ってくる、と
僕はひとまず少女の尾行をやめたのだ。

そしてまだ時間もあるし、コーヒーを飲もうと
スターバックスに向かっていると
いきなり飛び出してきた人物とぶつかったのだ。
そう、家出少女だ。

どうしよう…と思うが、ひとまず謝罪をすると少女の方は走り去ってしまった。

まあいいか、と。

そうしてスターバックスにてコーヒーを飲み今後の作戦を考え、
いっぱい飲み終わる頃にはちょうど上映時間となっていた。

スターバックスを後にし映画館に戻ると
やはり少女はいたのだ。

あとは作品が一致するかどうか…
しかし、違えど終わる時間は一緒か…と思いつつ
私はチケットを手に取り館内へ入場した。

そう。ゆうまでもないだろうが
「ラブロマンス・スーパーラブラブ」を見に来たのだ

指定された席へ座り辺りを見渡す
…いた!!!(隣に)

しかしあくまでも平常心を保ち鑑賞する
上映開始から30分ほど経った頃だ。

肩に何かがもたれかかったのだ。

ふと横を見ると気持ち良さそうに寝ている少女。

きっと家出で疲れてなかなか眠れてなかったんだろう…
そう思い、僕はそのまま映画を鑑賞した。

そして上映も終わり、一向に起きる気配のない彼女を起こそうとした。
そこで事件は起きたのだ

「チェ・スンジモンジ・パイソン・ダイソン・タマラネーゼさん!終わりましたよ」
そう。つい名前を呼んでしまったのだ。


すると少女は一言「あーー!よく見た!」


そう。全く気づいてない上に見てもないくせに寝たを見たと言い間違えたのだ。

とっさに「いやいやwねてたましたよ!w」
とつっこんでしまったが

少女も「アハハ、寝ぼけてましたw」
と赤面しながら言った。

とても家出中の子とは思えない。
そして、こんなチャンス二度とこない…
そう思い
「あれ?さっきぶつかったかたじゃ??」
と会話を弾ませてみる

すると彼女も「あー!!!wさっきはすいません!急いでてw」
といい

熱い抱擁とキスを交わし僕は彼女を家族の元へスローインしたのだった。

おわり。