【2021年6月22日追記】
※「恵美直也」の検索ワードでこのページが表示されるようなのでオススメ記事を貼っておきます
(恵美さんの音色・リズム・ベースライン・構成・の好きなところを説明しています)
(恵美さんの演奏が聴けるYouTube動画を紹介しています)
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【元の記事】
最近お約束のように書いていますが、ここはファンブログです。
2015年にChageさんのファンブログとして開設し、2018年6月からは恵美直也さんのベースについても語り始め、次第にベース好き目線のライブレポートがメインになりました。
というわけで、ここはファンブログです(2回目)
今回お伝えしたいのは、9月19日に生配信された「クラッキスライブ第001夜 大和真二郎バンド」のアーカイブが期間限定無料配信中(12/23時点)ということです。
ネタバレに配慮しつつ、2000字以内で書いたレポがありますので、詳しくはそちら↓を。
さて、ここはファンブログです(3回目)
ライターとしての私は文字数やバランスに気を配っているわけですが、ここではそういうことを一切考えずに、ファンとして思う存分恵美さんのベースについて語りたいと思います。
そして、アーカイブを買って視聴したという人を前提として語りますので、ネタバレにも配慮してません。
どうぞよろしく。
アーカイブ最初からの通し時間も添えてますので、ぜひ聴きながら読んでみてください。
いきますよ。
まずですね、さっき貼ったnoteのレポからの引用なんですけど。
> あと、これは現場で聴いてないから想像なんですが、ベースの音色も元のままちゃんと配信されていたような気がします。
> 今回のキャンディーアップルレッドのジャズベースは先月も今月も現場で聴いているので、その生で聴いた音に近かったような。
同じじゃなくて「近かった」と書いてるんです。
つまり、8/16の三軒茶屋と9/4の渋谷で聴いた音とはちょっと違って聴こえました。
どこまでが配信の影響か分からないので、公()にはフワッとさせておいたのですが、ここには書き残しておきたいと思います。
それを感じたのは「RIPPLE RING」の、真二郎さんが歌い出した直後。
「つらいとか」と「苦しいとか」の間に入る低音(23:17)。
えっ…重くて濃くて男っぽい!と。
三軒茶屋と渋谷の低音は「豊かで深い」って感じだったんですよね。
どっちか配信を観た人なら共感してくれるかなぁ…
で、次の曲が「ピンクシャドウ(山下達郎 original:Bread&Butter)」ですよ。
私が恵美さんのブログを熟読(読破×5回+α)しているのは、ここの読者さんならご存知だと思います。
そんな私なので、この曲が始まった瞬間「ムム!」と。
該当記事(今年の5月)↓
※ヘビーゲージ=太い弦
それに対する私のツイート↓
#わかる人にはわかる
— かお2015(東城薫) (@kao2015_chappy) May 30, 2020
(ダメです…ダメです…🙏)https://t.co/n6tQKPDZsf
※恵美さんが以前ヘビーゲージのせいで肘を痛めた記事を添付
というわけで、音とピンクシャドウで「ムムッ!もしや…」と思ったのですが、ベースラインがカッコ良くてどうでもよくなる()という。
この曲はサビとそれ以外の部分でガラッとリズムが変わるんですね。
特にサビじゃない部分が、ものすごーーーーくカッコいい!
低音で引きずるように伸ばして、プイッと高いところに行ったり。
岡沢さんの自制の効いたラインとも、広規さんの「知るか!」って感じの自由なラインとも違う、恵美さんの「カッコいいことを知ってるカッコつけたカッコ良さ」(褒めてます)がすごく好み。
サビのグイグイ疾走するようなところも好き。
真二郎さんのライブは、今回の配信で5回目。
そしてこの「Fallin' Floatin' Feelin' Swearin'」を聴くのは4回目。
全て違うベースなので、ちょっと動画を貼っておきますね。
フェスタレッドのプレベ→白のジャズベ→グレッチのセミアコ(52:00から)
バンド構成(キーボードやドラムの有無)でベースの居場所を変えてるのが分かって惚れ惚れ…と想い出話が長くなってもアレなので、今回に話を戻して。
まず、この曲自体がとても好きなんです。
静かに柔らかく始まる前半から、ダイナミックな後半へ表情が変わっていくところが。
そこに恵美さんの高低差あるメロディアスなベースラインが合うという。
で、いつかキャンディーアップルレッドのジャズベで弾いてほしいなぁと思ってたんです。
プレベの感傷的すぎない音色も好きだけど、ジャズベのドラマティックでロマンチックな雰囲気も聴いてみたくて。
というわけで今回なんですが、いやぁ…渋かった。
だいたいずっと低いところで動くという、ロマンチックどころかめっちゃハードボイルド。
「雨を止めた(39:30)」でも低いままなのは初めてかも。
よく考えたらサックスいますもんね。
感傷的でロマンチックな上物の代名詞みたいな楽器ですし。
だったら、今回特にカッコ良さが際立ってる低音を効かせる方がいい…ってまたいつもの「ベーシストじゃないただのベース好きが勝手に主観で言ってます」というアレですからね。
恵美さんの意図は分かりませんが、プレベでメロディックに弾くのも、ジャズベで渋く弾くのも両方ステキでした。
そこから「Flyaway Together(三木裕)」。
いきなりたいがいアレなこと書きますけど。
1年ぐらい前から「恵美さんの音にはなぜか重力を感じる」と気づいて研究してるんですね。
…マリオ(ゲーム)の海のダンジョンってあるじゃないですか。
最後にやったの20年以上前なので間違ってるかもしれないんですけど、沈むには下を押してた気がするんですよ。
つまり、グッと沈むからこそ浮くことができるという。
Bメロの「むじゃきな風の(42:13)」とかのスライドアップでフワッとなるところだけじゃなく、低音が重くて濃いからこそ曲全体に浮遊感が生まれるんじゃないかと。
とか感じながらホワーっとさせられてたら、その後のMCで真二郎さんが「浮遊感がたまらない」と仰っていて、分かるわ~!となりました。
そしてチャゲアスコーナー。
まずは「恋人はワイン色(CHAGE and ASKA)」
2015年6月29日、この曲の上ハモを聴いてチャゲさんのファンになったという想い出の曲です。
サックスが入るチャゲアス曲ということで、これかな?と思っていたら当たりました~。
これ普通の三度とかのハモりじゃなくて、理論とか知らないけどたぶんあえての不協和音みたいなところを狙うめちゃめちゃ難しいハモリだと思うので、ぢぇるさん凄い!
恵美さんは軽ーく弾いていらっしゃいました。
そういう曲ですもんね。
緩急とか塩梅がさすがです。
次もチャゲアス曲「RED HILL(CHAGE and ASKA)」
この曲は、なんていうか「熱い疾走感」みたいなリズムが素敵。
映ってないけど絶対に右手がカッコイイやつ…!
注耳ポイントとしては、1:01:12からの急な荒ぶり。
それまでカッコ良くリズム刻んでるのに、最後の最後に「ハッ」とさせられるという。
で、今回のラスボスですよ。
ラスボスって表現するのも懐かしいですね。
この曲は、曲前のMCで「Souls In Chain(西広樹)」だなと分かりました。
今年の1月にドラムレスで聴いて、それ以降も何十回も…ひゃ百回以上…聴いてるからですけど。
ちょっと皆さんもこれ聴いて頂けます?
→1月の動画(1:32:41)
その時のMC部分(1:29:50)で説明されてるんですけど、元々はゴリゴリのロックサウンドにブラスアレンジも加わった賑やかな曲で、この時はアコギとセミアコベースとボーカルだけでやるという。
平野さんが「寂しくね?みたいな」と苦情()を言い、恵美さんが「10人ぐらい来るはずの呑み会がみんな来れなくなって3人でいっか仲いいしみたいな」と取り持ち、真二郎さんが「僕はぜんぜんこの二人に合うと思って♪」と優しいSみを出すという。
ベースってそもそも責務が重いんですけど、この1月の演奏の責任感たるや…!
休符と弦の高低差でノリを出しながら、フレーズで曲調も感じさせて、とてもすごいです。
今改めて観ましたけど、ずっとニコニコできます。
ベースっていいですね(にこにこ)
で、今回ですよ。
まるで1月の責任感から開放されたようなプレイ…!
Aメロからすでに若干のオラオラ感が…
恵美さんのベースはここ2年ちょっとしか聴いてませんが、「風も迷う(1:05:55)」の動きとか、こんな序盤も序盤の歌パートに入るのはすごくレアな気が…
と不穏な雰囲気を感じながら満面の笑みでワクワク聴いてたら、1番終わりの間奏~!(1:07:03)
もうここからはニヤニヤ全開で聴いてましたね。
「過ぎ去った思い出は(1:08:00)」からの動きなんて、歌パートとは思えないぐらいで恵美さんっぽくないし、直後の真二郎さんが歌いながらニヤニヤしてたのは私と同じ気持ちなんじゃないかと(主観)
「重なって埋もれてく(1:09:24)」なんて完全に私の表情と一致してますけど、その前のベースプレイを受けての表情なのでは(主観)
歌の最後、あおるようにずり上げていたのはやっぱりベースプレイを受け…(以下略
いやぁ、かっこ良かった。
初めてアーカイブ観た時から今に至るまで、一曲ぜんぶニヤニヤできます。
最高です。
この曲の音源だけ聴かされたら「これは恵美さんじゃないね」とか言いそうです。
褒め言葉として使われる言葉じゃないけど「ムラ」っていうか。
「引き出し」とか「幅」みたいなキレイな言葉で表せないカッコ良さが、キャリアを重ねた今でもあるっていうのを見せてもらえて幸せでした。
そして、次の曲に行く前。
マイクに乗るか乗らないかの声でつぶやかれた言葉で、私はますます研究が深まりそうだなぁと。
まだ言葉にできないので書きませんけど、皆さんにもぜひ聞いてほしいなぁ。(Sの人には特にオススメ…)
「Next To You」の最初がサムだったのは、いきなり指弾きだと前の曲の熱が残っちゃうからだろうか…クールダウンなのかな…と思ったり。
あと、noteの山場となる例え芸が我ながら気に入っているので貼っておきます。
> さっきまでムラサキ色のスーツ来てVシネマに出てた人が、直後に(トトロの)さつきとメイのお父さん役で畑に水まいてる…ぐらいのギャップ。
最後の曲「ONE」。
今回のライブでは「緑の丘で」がセトリに入るんじゃないかなぁと予想していたのですが、こちらでした。
途中のお写真はもしかして、お二人が出会った時のイベントとかなのでしょうか。
お祝いの言葉はTwitterで伝えたので、コソッと違うことをなるべく短く…。
(ここから)
自分にしかできないことを表現して周りを楽しませて感謝されて、そのための努力すら楽しいのが音楽。
でも、大昔から誰でも普通にやってきたことができなくて落ち込んだり、できても感謝されない褒められない日常がこれからあったりします。
そんなことないのが一番良いんですけど、あったとしても音楽を手放さないでほしいなぁと願います。
「いいことも悪いことも分け合いながら」、お二人とも、音楽を続けてほしいです。
(ここまで)
なるべくご本人が見なさそうなところに、コソッとボヤッと書いてみました。
私は手放したことを後悔してるんですよね…めっちゃ頑張ったんですけどダメだった。
だからトムセン陽子さんとかまゆみっくすさんとか復帰できてる人を見ると鼻がツーンとするぐらい嬉しいし、戻れてない人がいると気になるという。
…ということで、アンコール()曲!
もう、いきなり指弾きのロングトーンでハートもっていかれますね。
恵美さんのロングトーンは絶品です。
この曲の冒頭のは、力強くて真っすぐな音色。
で、ちょっと聴いてほしいんですけど。
そこから爽やかなピック弾きになるんですね。
初めてアーカイブを見ていて、ピック弾きになったと気づいた時、ちょっとウルッときたという。
泣いてないですけど(泣いてへんのんかーい)、ウルッとくるのもけっこう珍しいんです。
しかもこの曲のそこで?っていう。
これを分析すると。
こんなに低音がカッコイイベースで指弾きだと、さっきの「RED HILL」みたいな熱いリズムになるじゃないですか(勝手な予想)
でもこの「サウスバウンド」って、すごく爽やかで風の中を駆けてるみたいな疾走感で。
だから、ピックを選んだのかなぁと。
恵美さんが曲とかバンド構成によって奏法を変えるのなんて何度も聴いてるんですけど、なんか改めて「いいベーシストだなぁ」と思って、グッときたという。
投げ銭もできます。
できます。