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ムフフ…
テレワークの為、私の洋裁部屋を占領していた夫がゴールデンウィークで休みになり部屋が空きました
「やっとミシンが使えるー」と、ここぞとばかりにマスクを量産して過ごしておりました。(何処にも出られないのでね)
と言うのも、ここ1週間位でネット購入していた(2ヶ月前に注文)マスク用材料がドバーッと届いたり(今までは家にあった生地を使っていた)近所の手芸店でもダブルガーゼやマスクゴムが揃うようになったからです。
やっと滞っていた流通が正常になって来たのかな? それとも大量に生産しているのか?どちらにしても頑張って働いてくださっている方々に感謝です
マスクの材料は揃うようになった一方、チャコペン(消えるマーカー)とか、仮止めクリップとか、洋裁に使う道具類が、どこの手芸店に行っても品切れになっていた
これは大変珍しいことです。
皆さん、マスクを手作りする為に買われているのでしょうか? でしょうね。
そう言えば、スーパーや薬局でも、普通に?使い捨てマスクが買えるようになりましたねー
(でも、めっちゃ高価で、更に1家族1箱まで。という決まりはありますが。)
じゃあ、もう手作りしなくても良いのでは
とも思ったのですが、医療従事者である私の友人2人から、まだまだ長期戦になりそうだから、あれば欲しい。とのLINEが送られて来たので、それならばと、長年ダラけて鈍った感覚と身体に鞭打って、ゴールデンウィークに集中して一気に150枚ほど完成させたのでしたー (だって、明日からまた部屋が使えない)
まるで現役の頃を彷彿させる様な勢いでした
その前に2ヶ月かけてコツコツ作った100枚と合わせて、トータル250枚越えー
そりゃ裁断のしすぎで腱鞘炎にもなりますよねー(それを理由にお料理サボりw)
さて、今回は。
マスクを手作りするのに、知っておくとちょっと便利な道具&テクニックをご紹介
初心者さん向けですので、玄人の方には「そんな事知ってるよー!」と言われそうですが、少しの間お付き合い下さいませ
その①
ダブルガーゼって、ミシンに慣れていない方が扱うのは、ちょっと大変ですよね。
表布と裏布、両方ともダブルガーゼを使うとバイアスの所が伸びてしまって仕上がりがよろしくない。
じゃあ、表布はシーチングやブロード、ローンなどを使って裏布だけダブルガーゼを使うと、表布と裏布の『伸び』が違うので、ミシンで縫ってるうちに段々表布と裏布がズレてきてしまう。なんてことありませんか?
対処法は色々あるのですが、ミシンに慣れていない方には難しい方法ばかりなので、手っ取り早くw 私のお勧め道具をご紹介。
こちら
上送り押さえ
ミシンのアタッチメントなのですが、このアタッチメントは裏側に送り歯が付いており、布のズレを防いでくれます。
普通はニットや皮革、滑りにくいビニールコーティング生地などに使用ますが、試しにダブルガーゼに使ってみたら、これが良かった
ダブルガーゼの代りに、以前もご紹介させて頂いた『晒し』を使うのも良いと思います。
ただ、ダブルガーゼと比べるとやはり肌触りが固く感じます。汗の吸収もガーゼに比べたら劣るので、これからの季節はやっぱりガーゼが良いと思われます。
『接着芯を貼る』のは有害と言う事が判明しましたので、「その②」は絶対に真似をしないで下さい。
申し訳ございませんでした。
(詳しくは5/12の記事『マスクには接着芯を貼らないで』理由とお詫び を参照して下さい。)
その②
マスクにレースや飾りを付けたいけど、マスクには接着芯が使用出来ないから、1枚布では飾りを付けたところがツレてシワが出来てしまう。なんて事ありませんか?
そんな時は、飾りを付ける所だけ接着芯を貼ります。
使用する接着芯は、バイリーンの様な不織布の物ではなく、アピコの様な織りの接着芯を使うと尚良しです。
アイロン接着する際に、いちいち位置を測って印をつけて…って、やるのはめんどくさくないですか?(特に量産する時)
なので、これ
アイロン接着用型紙
コピー用紙でも何でも良い。に、型紙を写し、接着芯を貼る位置を書いておきます。
貼る幅にカットした接着芯を、ノリのついている方を上にして置き、その上に布を型紙の印通りに置きます。
上からアイロンを当てて接着します。
※この時アイロンに接着芯がつかない様に注意する事。
余分にはみ出た接着芯はカットします。
ツレなくなりました
その③
ミシンで縫ってはアイロン、縫ってはアイロン…
縫製はアイロンが命。と言いますが、その度アイロンをオンにして熱くなるのを待ち(この待ち時間が勿体ない)アイロンをかけては、またミシンで縫う…
はぁ〜 めんどくさ〜
って、なりませんか? (洋裁の先生が1番言ってはならない事言いましたね)
そんな時、私はこんな風にしています。
目打ち
立体型マスクですと、先ず中央を縫い合わせます。そして縫い代を方倒しにしてステッチ。ここまでアイロン使っていません。
次に、表布と裏布を中表にして合わせて縫い、ひっくり返します。
そうすると、こんな感じ
縫い代が中に入り込んで、これはアイロンをかけないと!って感じですねー。
でも、私はかけません。
先ず、中央部の縫い代を目打ちで押し出し(引っ張り出してはいけません。押し出します)
次に、竹尺(ものさし)を内側に差し込み、縫い目にそってグイーッと強めになぞると、縫い代が綺麗に整います。
アイロン無しで、こんなに綺麗に整いました。
裁断前にシワを伸ばして地の目を通した以後、ここまでアイロン無しで出来ましたー
この後ステッチをかけます。
ゴムを通す所を作る時に、初めてアイロンをかけて両脇を三つ折りします。
どうでしたか?
かなり時間短縮になったのでは無いでしょうか?
コツを掴めば時短でも綺麗に仕上げることが出来ますね
プリーツマスクを作る場合のコツも少しだけ。
予め、出来上がりのサイズに紙を折って、アイロン用型紙を作ります。
こんな感じ
これを広げて布を乗せてセットし、布ごと再度紙を折っていきます。
紙ごとアイロンをかけます。
かけたら、紙を広げてプリーツの折り目が付いた布を取り出し、今度は布だけでキッチリアイロンを当てます。スチームを当てるとよいです。
いちいちプリーツの折り目を測って印を付けてアイロンをかけるのがめんどくさ〜って言ってる方。(そりゃ私だよ)
お勧めですよ