インド人演歌歌手 チャダ ブログ

第2弾ということで、インドの選挙についての内容でした。この番組を見た皆様はどう思われましたか?

今回のインドの選挙では、日本でいう自民党に値する党が今までにない圧勝をして皆を驚かせました。

実は今回、貧困層のマヤワティ女史が有力といわれ、また、その人が首相になるとか色々な前情報がありましたが、実際はそうはいかなかったのです。

初めてのブログで、インドの衝撃について書いた時にも書きましたが、インドは向こう5年で相当な経済発展をし、シン首相そしてソニアガンディの路線が若者にかなり受けたのが事実です。

ソニアガンディの息子ラフルガンディは若かったこともあり、人気を呼びました。インドの発展の事だけを打ち出したのです。インドのインフラに、もっともっと力を入れていったのです。

自民党(コングレス党)は今まで負けていた州にも沢山の議席を獲得し、みんなを驚かせました。

インドは今年より18歳から投票権があり、どうもその若い世代がコングレス党を選んだようです。

BJP(野党)そしてそれを応援している野党連合が今回あまりにもヒンズー教を前に打ち出していました。

ある野党では“英語をやめる”“コンピュータ等をやめていく”という路線を打ち出したのが今の若い人、そして中間層以上の人に受け入れられなかったのです。

野党連合はなぜ選挙に宗教を持ち出してくるのかと怒ってました。

今回の番組はおもに貧困層の事をメインに見せていましたが、実態はそうでもないところもあります。

マヤワティ女史は貧困層の人たちに選ばれ、州のトップになった日からクビキリを始めたのです。警察など色々な役所の人たちを何万人もの人をクビしたのです。

またお金遣いが荒く、町中に自分の銅像や石像を何百も作り、かなり批判も受けたのです。

貧困層の人たちのために色々な良いこともしましたが、それよりも自分の人気の為に何百億のお金を使ったのも事実です。それが今回の負けた事にも影響していたと思います。

一方BJPが負けた理由もそうです。とにかくヒンズー教をメインに打ち出し、グジャラート州の首相であったナレンドラモディを首相にするような事をほのめかした事が逆効果をもたらしたのです。

と、いいますのは7~8年前、グジャラート州にヒンズー教の人によるムスラム(イスラム)の人たちの虐殺がありました。それを黙認し、そして指示もしたともいわれております。

そのような人をインドの首相に履行させるさせると言っただけで大半から批判を受け負けに繋がったのです。

過去5年は連合政であったシン首相の政府は、なかなか思うようにやれなかったのです。連合党の理解を得ないと何事もスムーズに進まなかったのです。やりたくても出来なかったことが沢山ありました。

今回も連合政ではないかと言われておりました。選挙の前からかけ引きははじまっていました。

小さな党も結構な力を持っていたのです。

しかし今回ほ奇跡がおきました。小さな党の力を借りなくても自分の党が圧勝したのです。

これからの5年間、誰からの圧力も受けずに思う存分、インドの発展の為に動けると思います。
本日も最後まで読んでいただきましてありがとうございました。・・・チャダ