やけぼっくい | Um sentimento triste

Um sentimento triste

空を眺めるのが好き




ハートの形だった
白子、ヒレ酒と


この前久しぶりに
元彼と食事に



私、今の音楽やる
きっかけになったのが
この人で


彼の行きつけのピアノバー
そこでいつも彼がバーに入ると
ピアニストが弾いてた曲らしい
それが私がラテンに入るきっかけに


そんな話をしながら


私にはたくさんの
思い出をしまう癖があって
少しずつ記憶がよみがえって


ちょっとほろっときそうに



私、傷ついてたんだなと
で、彼に文句言ったり
私が大きな転機を
迎えることになったのも
彼だった…


そっか…なんて
思い出して


やんちゃ過ぎて
ワガママ過ぎる
その人に私も振り回され
私も負けず劣らず
避けて逃げて、
というような


でも話をしてると
ものすごく楽で



そして今の彼は
大成功どころではない


本当に豊かな暮らしをしてて
車を買い替えては
また新しくという
で、クルーザー買う話をしてた



当時痩せてた彼は
丸々してて
でも相変わらずハンサムで
ワガママでなんか可愛くて
成功する道のり話してくれた



苦労したんだなと
だから俺お前に何か
してやりたいと



なぁ、今度あれ
弾いて歌ってくれよと


私も嫌だと言いながら
あの日から練習してる(笑)





ぼんやり考えてた
今は無理しないように
人との距離を開けながら
余生、どう生きようかと


色々あるのね
やっぱり生きてると
で、仕事もあれこれ忙しかったり



身体もぼろぼろに時々なる
心の方が昔はダメージ
おおきかったけど


今は年かな
心のことは
忘れてしまうし


体のダメージが大きい



少し考えなければ
ならないことも
たくさんあって


でも、私は幸せだと思う
ひとに本当に恵まれてて


あとでわかること
後で知ったこと
人は皆直ぐに答えをと
焦るけれど


ずっと先に取っといて
そして後で幸せに
包まれることも多い



なんとなく
私は数年後、
自分の想定外な
暮らしをしていそうな
そんな気がする


ふっと
ある町に
引っ越してしまおうかとか


たくさんのことを
口に出さなくてもいい
そんな今も好きで


そして相変わらず好きな
暮らしをしてて
それなりに幸せで



自由、
自由な時間を壊すつもりもなく



自由ほど
好きなことはないな、
と思いながら



この日のデートは
彼の息子さんもいて



まるで親子みたいだなと
息子さんもとても慕ってくれてて



ただひたすら
日本酒を飲んだくれた
1日だった