忘れていたかったこと。

もう、思い出したくなかったのに

なんでこんなときに。


なんとなくは分かってた。
でも、事務的なやり取りしかしないから
当たり障りのない距離を保てているんだと信じていたかったから
無視してたんだ。


言葉の端々から感じる


嫌悪


という棘。



胸が痛くて

呼吸ができなくなるほどの
背中に刺さる嘲笑。



幸せな日々の中で

過去に置いてきた感覚。



確証とフラッシュバック。



もうあの場所にいきたくないよ。



なんのために
深く関わらないようにしてきたの。



今の自分は
過去の自分とは違うって

言い聞かせて

自信つけて

人前に立てるようになったのに。


まだあたしは
あの頃と変われていないの。

頑張ってきたのに

全部ムダなの。


それならもう

なにもしないよ。

なにもいらないよ。