私は6年程前から、今年の3月まで子宮内膜症の治療として『ジェノゲスト』を飲んでいました。
きっかけは急な腹痛で、内科にいっても原因不明。痛みは少しは落ち着いたものの、婦人科の診察を勧められ紹介状まで書いて頂いたので、翌日、検査の出来る総合病院の婦人科に行き、子宮内膜症と左卵巣チョコレート嚢腫と診断されたからでした。
その時の男性医師は
「そんなに痛いの〜?内膜症自体は、もうそろそろ閉経したら小さくなっていくものだし、様子見でもいいんだけど、卵巣嚢腫は癌化しやすいし、治療したいって言うなら、まだ新薬で値段も高いけど、子宮内膜症の治療薬があるけど、どうします〜?」
なんか、言い方にいちいちトゲがありますけど
当時49歳だった私(歳がバレましたね。)は、その男性医師の言うように、閉経までだったらそんなに長い期間でもないだろうし、卵巣嚢腫が大きくなるのも怖いし、生理が止まって貧血改善されて、内膜症が大きくなるのも抑えられて、腹痛に悩む事も無くなるのなら、当時の私にとっては魔法の薬じゃあないですかっ
「のんでみます
」
最初こそ、薬の副作用の不正出血でナプキンが手放せない時期がありましたが、落ち着いてからは快調〜
ただ、診察のたびに、
「まだ痛みあるの〜?あれ?何歳だっけ?そろそろ閉経すると思うんだけどなぁ〜」
と、毎度毎度言われる事に神経すり減らされ、生理のない男の先生なんて、こんなもんなんだろうか〜、病院変えたいけど、ディナゲスト(ジェネリックが出る前の薬名)って小さい個人病院でも処方してもらえるんだろうか〜、と、悩みながら通院続けていた所、ある日、違う若い女医さんの診察になったんです
「体調はどうですか?不正出血はまだありますか?痛みがあるんですね。1度、造影剤を使ったMRIでしっかり見てみましょうか。」
あれー?今までの不快感、不信感はなんだったのー?病院変えてないのに、先生によって、こんなに違うものなのー?最初にもMRIをやっていたものの、造影剤を使った方が鮮明に解るとの事で
「はい、お願いします。」
まあ、この時の造影剤で、私にアレルギーがある事が分かったんですが。色々分かったので、結果オーライです
- 左卵巣チョコレート嚢腫の大きさは3.5cm程。手術を考える大きさではない。
- 子宮筋腫の他に、子宮腺筋症もある。これが大きく右に膨らんでいるので、右脇腹に痛みが発生する。当時、悩んでいた便秘も、これの影響で大腸と癒着しているせいではないか。
命に関わる病気ではないから、軽視する医師もいる、という事を後で知りました
「という事は、卵巣癌も怖いし、今のうちに手術して取っちゃうのはどうなんですか?」
「○○さんの場合は、すでに癒着してる可能性が大きいので(これは画像では分からないそうです)、その癒着を剥がすのも大変だし、手術しても、結局またその部分が癒着しやすくなるので、手術はオススメしないです。幸い、ディナゲストが効いてるようなので、閉経が確認できるまでは、今の治療法で良いと思いますよ
」
心から納得し、その女医さんは月曜日だけの非常勤医師だったので、その後は、その為に診察したい月曜日は半休にして通い続けました。当時の職場のシフト担当上司が、その点に関しては理解してくれたので、有り難かったです。
言葉の端々が失礼な男性医師は、その病院の常勤医だったのですが、その日に私を女医さんの方に案内して下さった看護師さんには、今でもとても感謝しています。立場上、見ていて分かったのでしょうね。何も言いませんでしたが、その後私が月曜日に通うようになったら、必ず女医さんの方に案内してくれるようになりました。(その病院は担当医制度ではありませんでした。)
その頃から、主治医は患者が選べる→選ぶ
に自分の考えが変化していったように思います
長くなりそうなので、次に続きます。