致命的な | chaco's Diary

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Drummer chaco 日々の気づき

いよいよ夏の気配がしてきた。

草が茂り、田舎の我が家は、青々とした気持ちいい風が吹き抜ける。

しかし、、、

雑草である。。。

そもそも雑草という名前は、どうなのか?
元気な雑草たちは、時々美しい花を咲かせたりして私を楽しませてくれる
例えばタンポポやムラサキツユクサ。

私に取っては、それも植物であり、命であり、
”雑草”などというその他大勢的な名前では呼びたくないのである。

しかし、、、


しかしである。

特につる系の草たち。
名前はよくわからないが、恐らく葛ではないかと思うのだが、、
これがやっかいである。
うちの玄関脇のシンボルツリー、シマトネリコ
ここに這い上がり、木を歪ませる。

そして恐ろしいのは、切っても切っても
また再生し、伸びてくる、ゾンビのような性格だ。

今日は意を決して、はさみを手に、トネリコちゃんに絡み付く
葛を切った。

しかし、その草のエネルギーを感じ、私はおののいた。
足が震える。
私は殺人をしているのだ!!
ぎゃ~~~

塀に登っていた足がふるえ、落ちそうに。

いやいや。
私は殺人などしていない!
私はトネリコちゃんを救ったのだ!

しかし、切った後も青々とそよぐ葛が
こちらに向かって命の大切さをアピールしてくる。

ごめんなさい。ごめんなさい。

といいながら私は袋に葛を詰め込んで
震える足を押さえつつ、家に飛び込んだ。

うううう。
どっと疲れた。
しばらくは、殺人はやめておこう。

そして我が家は今年もまた、のびのびと雑草の茂る庭になるのであった。