みつばちの羽音と地球の回転 | chaco's Diary

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Drummer chaco 日々の気づき

いまさらですが、今日、ミツバチの羽音と地球の回転を見てきました。
監督の鎌仲さんと、高尾の自然を守る虔十の会の坂田さんのトークがあったので
これは行かねばと。

映画は、映画としてみたら、全然素人の作りで、見ていて飽きてしまう場面もあるし
カメラワークも、素人のホームビデオ的だし、展開の仕方も
早く本題に入らないかなぁとイライラさせられるところもあるんですが

ただ、原発に反対するだけでなくて、ではどうしたらいいか、ということも
考えられるように出来ていて、また祝島の素朴な暮らしをする人たちの
美しい生き様に、胸が打たれる、テクニックではない所で、心に届く映画でした。

また、スウェーデンの美しい自然と、そこで暮らす人々の原発ではなく、自然エネルギーを
国民投票で決めた、という話を見たとき、政治のシステムの違いも含め、
教育の違いなのか、それとも国民性なのか、と考えざるを得ませんでした。

日本は、国家規模で守られた、安全な国。
だからこそ、なんでも他人任せで、責任も全部他人。
誰かがやってくれる社会なので、文句を言うだけで
自分では何もしようとしない人が多い。

でも、これから、この安全な国のままで、
小さい事でもいいから、自分が何をするか、ひとりひとりが考えて行ったなら
世界に先駆けて、美しく自然と共存して、しかも、ハイテクノロジーを兼ね備えた
本当の未来都市になれるんじゃないでしょうか。

ミツバチ~の映画では、祝島の事を取り上げているため
現地の、自然と共存し、テクノロジーとは無縁な暮らしをしている人たちを
取り上げています。
素晴らしいしうらやましいけど、私には、農業も漁業も今更できないし、と思ってしまう。

欲を言えば、日本の技術は、自然と共存しつつ、最高のハイテクノロジーを使った
全くの新しい社会を構築できる技術がすでにあるということも
取り上げてもらえたらよかったと、ちょっと思いました。

この手の、反原発、などのムーブメントは、
下手をすると、学生運動や、右翼と同じように扱われてしまう。
そうなったらもったいないです。

だから私は、反原発ではなく
Welcome New World 的な、ピースフルでハッピーな活動を
地味に展開してみようかなとちょっと思案中です。

とりあえず、明日、投票で小さなムーブメントをおこしてきます。