チャンスは1回でも多く
実は私、息子に学校推薦型選抜を考えていました。
第1志望が叶わなかった中学受験の経験から、受験に絶対はないと身に染みていたので、チャンスは1回でも多い方が良いと思ったのです。
大学のオンライン説明会で「推薦は体験だ」という話がありました。
面接の場で教官と対話することができる。
ぜひ試してほしいと。
推薦でダメでも一般で再挑戦できるので、チャンスが2回あることになります。
息子は高2の時に説明会に参加しました。
ブレイクアウトルームで、実際に推薦で入学した先輩方と話すことができます。
そこで聞いた課外活動に興味を持ち、その活動に応募して、1度目は不採用だったものの2度目の挑戦で参加が叶い、最後は勉強した内容をペーパーの形にして賞をいただくことができました。
学校の成績は問題なく、部活での受賞歴もあり、またTOEFLやSATも受けていたので、提出するものを揃えることができたと思いました。
見送ることになった決定打
推薦入試の出願書類の準備にはかなりの労力が必要です。
自分のこれまでを振り返り、これからを描き、大学のことを調べ、なぜこの大学で学ぶ必要があるのかを述べなければなりません。
推薦に出願するなら学校へ意思表明をしないといけない頃、海外大への出願が佳境に入っていた息子は「これ以上できない」と言いました。
息子の先輩で同じように海外大への出願を進めていた方は「英語か日本語の違いで、やることは一緒だからたいへんではなかった」と言っていたのですが、息子はキャパオーバーだと。
これまで割と、どうしようか迷ったらやってみる方だった息子ができないと言うなら、仕方ないなと思いました。
それからもうひとつ。
こちらが決定打だったのですが、
「二次試験を受けないのは嫌だ」と言ったのです。
「二次試験を受けて受験を終わらせたい」と。
担任の先生とも相談し、
「先生も(推薦は見送りで)良いと思うって」と。
未練があった私は、別途、先生と面談をお願いして話をしました。
先生から言われたのは、
「彼が受験勉強を早めに終わらせて、すぐさま取り組みたい研究があるなら、推薦も良いでしょう」
→興味のあることはあっても、すぐさま戻りたい研究があるわけではない
「本人が納得する形で受験を終わらせてあげましょう」
それで私も納得し、推薦は見送ることになったのです。
一般入試もまた経験
仮に推薦に出願していたらどうなっていたかはわかりません。
提出するものを揃えただけでは到底足りなかったでしょう。
ただ、今となっては、一般入試を経験して良かったと思います。
一発勝負の緊張感のなかで力を出さなければならない。
本番でうまく行くこともあれば、行かないこともある。
推薦入試が体験なら、一般入試もまた経験です
一般入試の二次試験も、教官との対話であることには変わりない。
合格したからこそ言えることかもしれませんが、今は、そう思ってます。