8月15日。
なんだかんだと早起きしてた最近キョロキョロ
レアのお尻炎症事件から始まり約2週間か。

その日はゆっくり目に起きて病院へ連れて行こうと思っていた口笛10:07に目覚ましセット。
アキが暑いかもと思ってアイスノンにタオルを巻いて
横に置いて寝た。一緒に。いつもどおり。
アキが左で私が右ラブ
なでなでしながら眠りについた。
最近は寝るときいつもアキにくっついてた。


朝っぱらからレアが鳴いてた…

今何時?うわ。まだ寝れるやん。
ハァDASH!やかましいDASH!DASH!
え?アイスノンまだヒンヤリ湿ってるん?
……!!

違った。アキがオシッコを漏らしていたようだ。


とても眠れず、渋々起きて散歩に行く。
そして急ぎ目に帰って、アキにご飯をあげてから病院に行こうと思った。

ちゅーるに薬をかけて、アキを抱き上げた。
そっとしといて、というように少しぐずる。
呼吸が荒い。
口を開けて息をしていた。
もう薬なんてどうていい。
抱き上げた。お尻に何か硬いものがあった。
ウンチだった。珍しく毛にくっついていた。

「うわー!」ビックリして思わず叫んだ。
アキがお漏らしをした。
床にジョジョジョーーーとたれる。

急いで家を出た。カゴに入れて、アキを見ながら車へダッシュ🚗
気が動転していたと思う。


とりあえず病院へ!
行けばなんとかなるから!
と、アキをチラチラみながら急いでいた…。
箕面に向けてもうすぐで御堂筋に乗るでってとこで。
信号待ちで。アキが悶えていた。
青になった。
進むか?止まるか?後続車は?アキは??


アキは動かなくなった……
カゴの蓋を開けていただけだったし、運転中だったので凝視はしていなかった。
でも、アキの魂が抜けたのはわかった…
10:04だった。


え。……と?

動物病院に電話をした。
「今向かってたんですけど…アキが今亡くなってしまいまして……このまま連れて帰ります」

言葉にすると涙が出た。
すると、
「もしよかったら連れてきてもらったら、そのままお身体を拭いたりとかお世話させていただきますよ」と言ってくださった。

自分で出来る自信がなかったので連れて行く事にした。

運転中はとりあえず病院に着くことだけを考えていた。まだ間に合うと思ってだったのだろうか。
それとも早く車を停めてじっくり向き合いたかったのだろうか。

え?死んだ?え?死ぬ?誰が?

アキじゃない誰かがいなくなったような不思議な感覚だった。言葉にすると実感するのに感覚はついていってなかった。
病院で、エンジェルケアをしてもらい、棺に入れてもらったアキと対面した。

死因?今はどうでもよかった。でも、きっと後で気になってくるだろう。いちお聞いておいた。

「おそらく胸にあった腫瘤が悪性のものだったと考えられますね。それで血栓ができて、心不全を起こしたのかと…」という回答だった。

「そうですか……。
あの、葬儀屋さんとかどこかご存知ですか?」

3件ほど案内してくれた。夏場ということもあり、遺体を長く置いておくのも躊躇われたし、休みは明日までだ。明日がどういう精神状態かわからない。明日こういった義務を果たせる自信がなかった。
なので、病院を出てから葬儀屋に連絡をした。

13時に来てくれることになった。
12時前には家に着いたので、アキを部屋に連れ帰り、レアとロイにお別れをさせた。



触ってみた。
耳も肉球もまだ柔らかかった。でも、顔はずっしり固く冷たかった。あまり見ていられなかった。
アキであってアキではなかった。
もうそこにアキ自身がいないから。


葬儀屋さんがきた。
葬儀は、合同葬と個別葬Aと個別葬Bがあった。
AとBの違いは、お骨の拾い上げを自分でするかどうかだった。自分でするほうが値段はあがる。
当然そっちを選んだ。
責任だと思った。そうだ、アキを火葬してしっかり見送るまでが責任だった。だから、耐えられたのだ。

アキの腕に数珠を巻き、手を合わせる。
葬儀屋さんは最期の時間をくれた。
髭や爪を持ち帰る人もいるらしい。
私は何も取らなかった。
髭や爪も魂がなければ私にはただの髭と爪であってアキではないから。

火葬のために連れて行かれた。
そして1時間半くらいして帰ってきた。
骨になって。

15歳にしては骨の状態がいいと言ってくれた。
大事にされてたんですね、とも言ってくれた。
ここは どこどこの骨ですと言われながら拾っていった。

少しずつ少しずつ気持ちの整理がついていくようだった。

ああ、葬式ってほんま、残された人のためのもんやねんなぁ……



その晩はめちゃくちゃ泣いた。
いつもアキと寝てたから、アキがいないベッドに行くのが怖くて、いつまでも、起きていた。

15年…まだ15年やで。早すぎるやろ。
もっと一緒におってほしかったのに。

葬儀屋さんは、

「家庭で飼うペットやとやっぱ猫が長生きですねぇ。テレビとかで長生きしてるペットが出てるからみんな18年とか生きると思ってるけど、10歳までが7割ですよ」と言っていた。


いいや、15年は早すぎるえーん

寝たくない。怖い。どうしよう。
朝からバタバタして疲れてるはずなのに、ベッドに行けない……


あ!!そうや!!!
と、アキがいつも寝ていた場所のベッドヘッドに骨壺を持ってきた。
やっとベッドに行く事ができた!
そこでわんわんと泣いて、次の日も思いっきり悲しんだぐすんめいっぱい悲しんで、受け止めて、立ち直るために。

この後、初七日までは、ご飯の時は食卓に、寝る時はベッドにととりあえず近くに移動させた。

ごめん、アキ。落ち着かんよな。初七日きたらちゃんと仏壇に安置しとくから、それまで許してあせる


まぁ、我が家には他に2匹いるのでそういつまでも塞いでられずぼけー特にレアは、人の気も知らずに鳴いてくるので結局わたわたと相手をさせられる。
ハァあせるDASH!今日もやかましいDASH!DASH!


ロイはというと…アキを探すのだ。
アキの寝ていた場所をあちこち見て回って、ニャァニャァと呼んでいる!
「おらんってわかるの?アキ探してんの?」
ひどい時は、私が寝てる布団をのぞいてくる(笑)
「隠してないし!w」

でも、ロイも一緒に寂しがってくれるから幾分救われているニコ
「ロイもアキがおらんかったら寂しいなぁ、わかるわかる!」って言いながら
アキを探すロイをほほえましく眺めるのだ。


あまりにも突然の別れだったが、アキも最後まで親孝行だった。
触った感触も抱っこの重みも泣き声も鮮明に思い出せるのに、もう実際に体感できないことが信じられない。死ぬとはそういうことなのだろう。
毎日悔いのないようにと思い生きていても絶対残るのが後悔だと思う。なぜなら選択肢がいくらでもあるからだ。
アキに対して唯一後悔があるとすれば、明日もあるからと先延ばしにしていたお風呂だ。
もう一度、一緒にお風呂に入りたかったなー。