【質問者：20代女性】 Ｑ．来月に入籍を控えている者です。結婚が具体的に進んでから、学生の時に付..........≪続きを読む≫
私にも忘れられない人がいる。
忘れられないというか、その人と結婚していればよかったな、と後悔している。
その人とあの時、あのタイミングで結婚していたら
今こんなふうに幸せを感じることができない自分はいなかったのに…
もっと違う人生歩めてたのに…と考えてしまう。
その人は私にとって理想で完璧な人だった。
ルックスも性格も何もかも。
私にはもったいない人だと思っていた。
でも…
もしその人と結婚してたとしても
結局私は今と同じような気持ちをもっていたんじゃないかと思う。
環境や状況は今と多少なりとも違うかもしれないけど
根本的な人生の感じ方は変わらなかったんじゃないかと思う。
思い返してみると、
その人とつきあっている時も寂しかった。
理想的な恋人とつきあっていたのに、満たされていたはずなのに、
それでも巨食していた。
そしてその人と別れ、違う人と一緒にいても
ぽっかり空いた心の穴は埋まることはなかった。
巨食だけはコンスタントに続いてきた。
今、振り返ってこう思う。
結局、私は誰のことも好きじゃなかったんじゃないか。
誰のことも愛してこなかったんじゃないかと。
恋人というフィルターを通して自分を見て、測る。
その人とつきあっている自分を自分でどう思うか。
そんな自分を好きかそうでないか。
この人と一緒になれば、巨食治るかな、とか。
相手を見ていない、結局自分しか見ていない。
そして自分は自分が大嫌い、一番嫌い。
どんなフィルターを通しても
結局自分は自分なのだから。
その根本的な自分を愛せない部分が変わらない限り
私は誰と一緒になっても寂しさがなくなることはないだろう。
その人のことが今でも忘れられないのは
単に理想的だった人を自分で手放してしまったことへの後悔であり
それは愛情ではなくてただの執着でしかない。
つきあっていた時は決して幸せではなかったのだから、
だから別れたのだから。
今、私は全然違う人と結婚し、子どももできている。
妻であり、母親となった。
もう自分を見るためのフィルターは必要なくなった。
これからは、一番近くにいる相手を
「相手」として見ていきたい。
まだなんともいえない寂しさや虚しさはあるけれど
そうやって意識を変えていくことで
少しずつ変わっていけるかな。