良好な関係とはとても言い難い実親の介護問題について、同じ轍を踏まないように、備忘録として書いています。

良い親子関係を築いておられる方からみれば、許しがたい話もあるかと思いますので、ご不快に思われる方はここまでで…。

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話は前後しますが、母の死の直後、骨にヒビが入った父は、日に日に患部の激しい痛みを訴えるようになりました。

 

私も葬儀までに、ある程度の仕事の整理をしておく必要があったので、最初の数日は父が一人で整形外科に通院していました。

 

しかし、日に日に患部の激しい痛みを訴えるようになったので、父が通院し始めて数日後、父の通院に付き添う事にしました。

 

今日は一緒に病院に行くよ

と、朝ご飯の後、私が父に言うと、

 

病院は朝食後すぐに行くものだ!今すぐ行く!

と。

「病院は朝食後すぐに行くもの」なんて常識、聞いたことがないんですが、

父は自分の常識を絶対に曲げないので仕方ありません。
 

ええ!?私も支度をしたいから、5分待って

と行ったのですが、

 

5分なんて遅すぎる!待てる訳がない!

と、父はさっさと玄関に向かいました。

 

私は慌てて自室に戻り、コートと財布を取りに戻ってから玄関を出ると、

すでに自転車に乗って、出かけていく父が見えました。

 

「痛いから動けない」と言って、リビングのソファから一日動かないのに、

何故、今はそんなに俊敏に動けるのか、、、

ツッコミどころは満載でしたが、私も自転車に乗り、慌てて追いかけました。

 

ようやく父に追いつこうとした時、父の目の前にある信号はになりました。

 

当然、信号待ちをすると思いきや、

父は、車道を走る自動車に手を挙げて制しながら、

堂々と赤信号の横断歩道を渡ったのです!

 

驚愕しました!

 

赤信号を渡っては行けない事は、子供だって分かる事です。

しかも交通量の多い車道を、堂々と…

 

信号が青に変わった後に、慌てて追いかけ、追いつきました。

 

赤信号を渡ったらダメでしょう!危ないでしょう!

と言うと、

 

道路は人が優先なんだ!信号なんて関係ない!

自転車で止まったら、足が届かなくて患部が痛いから、俺は病院まで止まらない!

と怒鳴りながら、言い放ちました。

 

骨にヒビが入っている状態で自転車に乗る事すら危ないのに、

しかもその自転車は足が届かない座高(片足は付けるが、両足は付けられない)

足を付きたくないから、赤信号を無視してでも病院まで止まらない」と言い放つ

 

子供の躾には非常に厳しかった、常識人だと信じて疑わなかった父の信じられない

言動の数々に、驚愕するばかりでした。

 

その後も、信じられない言動はエスカレートしていきます。