叔母達が通夜・葬式に参列する、と決まった後、私は葬儀会社に頼んでマイクロバスを手配しました。

 

と、こ、ろ、が…

 

兄:「俺の家族4人は、個別でタクシー移動するから。叔母さん達と父はchakoが自家用車で送り迎えしたらいい。マイクロバスはキャンセルして」

 

兄の妻(義姉)は、結婚当初から亡くなった母をとても嫌がっていて…。

兄一家は、母の生前、実家から距離を置き続けていました。

 

なので、出来るだけ別行動したいのは分からなくもないですが…

嫌がっていた母が亡くなっても、父や私とも極力接したくないのかと、憂鬱な思いになりました。

 

兄の真意は、よく分かっていました。

自分達は常にタクシーで別行動したい。

マイクロバスを手配されたら、自分達だけタクシーで別行動するのが、周りから奇妙に映る。

だから、どうしても私に車を運転させて、自分達は自家用車に乗れないから仕方なくタクシーに乗る、という体を取りたい。

 

兄や義姉の意思を、出来るだけ尊重はしてあげたい。

だからといって、すでに疲労困憊の私が車を運転しなければいけない、というのは受け入れ難い。

 

しかし、兄は私が異を唱える前に、父を取り込みました。

 

兄:「親父。家に車があるのに、マイクロバスなんかにお金をかける必要ないよ。俺たちは自腹でタクシーに乗るから」

 

【今回のツッコミポイント】

〇家に車があるのに

→車は自動で勝手に動かないよ。

寝不足だから運転したくないって、何回も言ってるのに、勝手に私が運転する体にしないで。

〇マイクロバスにお金かける必要ない

→兄のお金で借りるんじゃない。こっちのお金で借りるのに文句を言われる筋合いはない。

〇俺たちは自腹でタクシーに乗る

→そっちの都合で何が何でもタクシーに乗りたいのに、自腹を強調するのは嫌悪感しかない。

 

 

兄の言葉に、父はうんうんとうなずき

父:「兄はよく考えてくれてる。確かに家の車で行った方が何かといいな。今すぐにマイクロバスを断れ!」

渋る私に、目の前でマイクロバスの断りの電話を入れるまで、恫喝されました。

 

断りの電話を入れた後、兄は満面の笑みを浮かべていました。

 

目の前の兄が、子供の頃のお互い気遣い合った兄とはもう全く違う事を、思い知る事になります。

鋭いナイフのように、もうすっかり疲れ切った私の心を突き刺す言動がが続いたので…