で、絵に書いたようなお局さんが、いてね。

新入社員歓迎会以来、初めて事業部で行われた納涼会か何かでね、
取り巻き女性軍団と席取りをすませていたお局さんに、
まずはご挨拶に伺ったのよ。

下克上なんて気持ちはサラサラないし
そもそも、当時は初心(うぶ)だった私
一応 配下におさまるつもりもあったわけで。

でも、ご挨拶の返事は、絵にかいたような上の空。
そして、女性の同期と二人 近くの席を探そうと周りを見回すと

取り巻きさんが「あなたたちの席は、ここにはないわよ」ってね。
少し離れたテーブルを指差しまして。

そこには、事業部内で有名なセクハラ爺に酒癖悪爺が既に陣取っている。

あぁぁぁ、そうですか。
そういうことですか。
宣戦布告?

そちらが そのつもりだったら、こちらも そういうつもりでやらせていただきますよ。
新入社員だけどね。

その納涼会が契機ではないと思うけど、
そのセクハラ爺も、酒癖悪爺も。
それだけでなく、事業部長も常務もエラいおっちゃんたちを み~んな飲み仲間にしてしまい
爺さんたちのアイドルと化していった若き日の私。

その会社に在籍した その後の10年間。
お局さんとの間には、キリキリしたハンパない緊張感漂う関係が続いたのでありました。

そして、昨夜。
仕事帰りに駅に向かっていると、そのお局さんと交差点の横断歩道でバッタリ遭遇。
がっつり目があって、互いに「あれっ」ってことになって。
私、なんだか懐かしくてうれしくて、名前呼んで駆け寄っちゃいましてね。
互いや かつての同僚たちのの近況を語りあって。
最後には、手を握り合って再会を喜んで、手を振って別れたんですわ。

ほんとうに、会えて心からうれしかった。
私もね、当時のお局さんと変わらないくらいの歳になって。
タイプが違うから、同じようなことはしないけれども
あぁいう感じの女性の仕事の仕方も理解できるわけで。
今なら、二人きりで美味しい酒を飲めそうな気がするのです。
まぁ、連絡先を交換はしませんでしたがね。
なんだか、うれしいことがあった。
そんなご報告ですわ。
で、お夕飯は 先日 母が送ってくれた釜揚しらすと釜揚桜海老。
しらすは、ふんわり。
桜海老は あま~くてね。
絶品。
そんなお夕飯。
■ 食前サラダ
■ 豚の味噌漬け焼き
■ 釜揚しらす
■ 釜揚桜海老
■ 白菜漬け
■ 蓮根のすりながしのお味噌汁
■ 土鍋で炊いた喜多方のお米
時間って、いろんなことを まぁるくおさめてくれるのね。
ワインも、味噌漬けも。(爆)
きっと、お局さんも私も、時間とともにいろんなことにもまれて。
まぁるくなったのね。
体型じゃないわよっ!