ちと前の横浜散策のご報告。
台風の接近に怯えた先週末とは違いましてね。
カラッと晴れ渡った青いそらが印象的な土曜日。

赤煉瓦倉庫ではオクトーバーフェストが催されていて。
世の吞ん兵衛どもた大挙して押し寄せ。
ものすごい、人 人 人。
気圧された私たちは、遠巻きに眺めるのみで。

わたし「キレイな夜景ね」
ダンナちゃん「いや、君の方が奇麗だよ」
なんて会話、するわけもなく。

飲屋街を散策するわけです。
吞ん兵衛の聖地、野毛です。

名店立ち並ぶ野毛の飲屋街。
前回訪問時から気になっている焼き鳥屋さんは、今回も大行列。
そこで、今回は魚で攻めようと言うことで。
なんとも渋いお店を見つけ出しました。

大門さん。
西武警察ではありません。
お通しは、蟹味噌豆腐。
このお店を選んだ私たちの鑑識眼を、心から誉め称えたくなる味。

まずはの「ビール」に合わせた揚げ物。
白海老のから揚げ。

自家製さつま揚げ。

今が旬な秋刀魚のお刺身。
お客さんは、ご常連さんが多いようです。
頼まなくても、お料理が出てくる男性客が多い模様。

河豚の白子焼き。
こうなりゃ、日本酒。
ここから電車に乗って帰らなくちゃいけないと思うと、最初のうちは少々セーブするものの。
まぁ、長くは続きません。
矍鑠としてらっしゃる女将さんと、厨房を取り仕切る男性。
そして女将さんのお孫さんかなと思われる、高校生ぐらいの女の子。
お客さんが増え始めた頃に、若旦那が加わりました。

岩牡蠣。
新参者の私たち、なかなかお話を始めるきっかけがなかったのですが。
若旦那のお友達と思われる男性のお客様が、
「ご主人、すんごい腕ですね。どうしたら、そんな鍛え上げられた腕になるんですかね?」
ですと。
鍛えるですって!?
ぷぷぷっ。
この人、飲んで食べてるだけですわよ。
なんて、切っ掛けで話し始めましたが。
ラグビー部を若旦那と一緒にまとめてらっしゃるそうで。
がっつり勧誘されとりました。

本鮪のカブト煮。
ダンナちゃん「いや、渋谷からだから、通うの大変ですからね」
若旦那「なら、部屋貸しますよ。この上」

本鮪の目の周りと尾の身のお刺身。
時計を見ると、もう23:00過ぎ。
わたし「そろそろ失礼します。電車が....」
若旦那「この上の部屋、今日からお貸ししますよ」
ぷぷぷっ、野毛に拠点が出来ちゃうわ。
本マグとのカブト煮とお刺身は、若旦那オススメ。
お友達と見られるご常連さんが、
「ここのお店はね、勧められたらとりあえず食べておいてほうがいい」
「滅多になくて次はいつたべられるかわからないから」
って。
ほんと、絶品。
ダンナちゃん、ラグビー男子に難破されるの巻でした。
腕で惚れさせたな。